緑の我が家 Home,Green Home 角川文庫

小野不由美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041127506
ISBN 10 : 4041127505
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
追加情報
:
256p;15

内容詳細

ラストまで一気読みの本格ホラー。小野不由美の原点にして最高傑作!
その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。
どういうこともない書店街の一郭。一見見落としそうな路地の突き当りに緑の扉、ハイツ・クリーンホームはあった。
父親の再婚を機に、高校生の荒川浩志はひとり暮らしをすることになった。ハイツ・グリーンホーム、九号室──それは、近隣でも有名な幽霊アパートだった。引っ越した当日、からっぽのはずの郵便受けには、小さい丸い白いものがひとつ、入っていた。プカプラした手触りの、人形の首だった――。「出ていったほうがいいよ」不愉快な隣人の言葉の真意は? 幽霊を信じない浩志ですら感じる「ひどく嫌な気分」の正体とは? 小野不由美の家ホラーの原点とも言える本格ホラー小説。

【著者紹介】
小野不由美 : 12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。「悪霊」シリーズで人気を得る。91年『魔性の子』に続き、92年『月の影 影の海』を発表、「十二国記」シリーズとなる。「十二国記」と並行して執筆した『東亰胃聞』『屍鬼』『黒祠の島』は、それぞれ伝奇、ホラー、ミステリとして高い評価を受けている。「悪霊」シリーズを大幅リライトし「ゴーストハント」として2010年〜11年に単行本化(20〜21年全7巻が文庫化)。12年、2作が相関関係にある『鬼談百景』と『残穢』を刊行。『残穢』は13年第26回山本周五郎賞を受賞。19年「十二国記」シリーズ『白銀の墟 玄の月 十二国記』(全4巻)が刊行され話題に。20年「十二国記」シリーズが第5回吉川英治文故障を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミュポトワ@猫mode さん

    小野不由美先生はやっぱりすげぇ。こんな怖いというか、不気味な話を、なんでこんな切ないラストに持っていけるのだろうか。凄まじくて、読み終わった後は感嘆しかなかった。しかもこれが初期の先品の改版って言うんだから、どんだけ素養があるのよ。天才ってこういうことか?って改めて感じた。この本はラスト直前までホラーなので、万人にオススメできる作品ではないのですが、もしホラーが読めるのであれば、このラストの素晴らしさを味わうだけでも読んで損はないかと思います。いやぁ、マジで凄まじいわ。それしか感想が出てこない俺の語彙力…

  • ひさか さん

    1990年11月朝日ソノラマ刊行のパンプキン文庫グリーンホームの亡霊たちを改題加筆修正し2015年8月講談社X文庫ホワイトハート版緑の我が家刊行。更に加筆修正し、2022年10月角川文庫化。怖くて優しいという紹介の通りの話で、消えた記憶を取り戻すミステリアスな展開と不気味な事件が織りなす世界はドキドキ感いっぱいでした。主人公が高校生というのも展開に説得力があります。良くできたホラーです。

  • ゆみねこ さん

    父の再婚で一人暮らしを始めた高校生の浩志が引っ越してきたのは「ハイツ・グリーンホーム」窓から見える丘の斜面の鳥居、アパートに続く路地に感じる不気味さ。夜中に不気味な落書きをする男の子、相次ぐ嫌がらせ。6号室に住む同年代の和泉は「出ていった方がいい」と言う…。少し怖いけど、良く練られたミステリー。面白かった!

  • メリー さん

    緑の我が家 作家が方向づけされたと言う作品だが、主人公が自身の境遇を語りながら物語が進むので、挿絵もコミックマンガの様で読みやすかった。

  • 真理そら さん

    ハイツ・グリーンホームで独り暮らしをすると決めた16歳の浩志。だが、このハイツは訳アリだった。この作者らしい建物系ホラーは十分怖いが、浩志の幼い頃の記憶がよみがえる過程は優しく悲しい物語だ。それにしても交通事故死した親友の通夜から居座る女と再婚する男って…この二人の行動の方がホラー以上に怖い気もする。

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小野不由美

12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。「悪霊」シリーズで人気を得る。『残穢』は13年第26回山本周五郎賞を受賞。20年「十二国記」シリーズが第5回吉川英治文庫賞を受賞。その他のシリーズに営繕屋を主人公にした建物怪談「営繕かるかや怪

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