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ようきなやつら

岡田索雲

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575440225
ISBN 10 : 4575440221
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan

Content Description

【むかし、どこかに半分置き忘れてきたお化けの魂。ここにあったのか。 京極夏彦】
WEB上で話題騒然の岡田索雲妖怪読切シリーズ、待望の単行本化!! 描き下ろしの表題作『ようきなやつら』40P収録!!
怪異なのは、この物語か。それとも、我々が生きるこの世界か。

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • venturingbeyond

    SNS経由で知り、すぐ地元書店で購入。妖怪を主人公とするどの作品も、主題は人権問題。中でも、世評の通り『追燈』が出色。他のレビュワーの感想でも繰り返し触れられているが、見開き10ページの各ふきだしは、隅から隅まで目を逸らさず読むべきもの。参考文献に藤野先生の『民衆暴力』や『九月、東京の路上で』もあげられており、加害者側の言動のリアリティが何によって裏づけられているかもよく分かる。好き嫌いがはっきり分かれる作品だろうが、ぜひ多くの人に読まれてほしいところ。

  • 活字スキー

    カマイタチ、サトリ、カッパ、バケネコ、ヤマンバ、チョウチンコゾウ、キュウビノキツネ。現代日本にいまもどこかでひっそりと生きている(かもしれない)妖怪たちを描いた短編集。ギャグに振り切った押切蓮介とはまた違う形でユーモアを交えながらも、陽のあたる場所では生きられない、生かしてもらえない彼ら彼女らに仮託された悲しみ、苦しみ、生きづらさはなかなかに生々しく重い。どのエピソードもひと捻りふた捻りが効いており、コンパクトでも解釈のしがいがあるものが多かった。

  • とんかつラバー

    広告で気になったので購入。雌のカマイタチや母カッパが妙に色っぽい&昭和感が良い。けどちょっと社会派に引っ張りすぎな感じなのでもうちょっとさりげないほうが良かったような。

  • aof

    可愛らしい妖怪のオムニバスかと思いきや、意外と心に刺さるな。関東大震災の話とかは、見開きのボリューム感に圧倒された。あれは圧倒される表現が良いんだと思った。圧倒されるほどの差別があったんだと思い知った方がいいんだろう、わたし。 全部の話に思い当たる節があるし、わかるわ〜と思った。 おもしろかったな。

  • アンズ書店

    宇多丸アフター6ジャンクションで紹介あり。社会派な内容と聞き衝動買い。 関東地震後の朝鮮人大虐殺を伝える話は本当に辛くなる。統治してきた日本の悪政から貧困に陥り、異国で何とか生活している事情やそれまで同じ街で生きてきたということ全てすっ飛ばし、さしたる根拠もないのに虐殺に駆り立てられる人々の心理は図り兼ねる。しかし人々が悪い熱狂に呑まれてる時に、それに乗らずに間違いを指摘するのは身の危険がある。せめてもっとも顔で発言する人の言葉に安易に同調せず、自分で考える事を諦めないようにしたい。

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