【中古:盤質B】 Sing Twice!

キース･ジャレットの影響を大きく受けたピアノ･トリオ諸作品から一転。2006年リリースした『Natural Soul』以来、子供の頃に聴いた自身の音楽ルーツとなったという黒人音楽と、ヨーロピアンとしての美しいメロディを絶妙に融合した、ソウルフルな作品で成功を修めるエリック･レニーニ。前作からは、ヴォーカルも前面にフィーチャーした展開。常に止まることなく、独自の路線を行くその動向は、ファンの好奇心を煽ってやみませんが、『Sing Twice！』と題された最新作は、ノス タルジックなメロディー・ラインと、ソウルフルなバンドサウンドを、高いジャズの演奏力で結実した、よりポップな作品に仕上がりました！

同プロジェクトによる第一弾となる前作『VOX』（2011年）も好セールスを記録。EP盤として発売されていたリミックス音源も加えた限定盤が直ぐさま完売になるなど、高い評価を得て、レニーニのまた新たな音楽的な側面を世界に広めました。

第二弾となる本作『Si ng Twi ce！』は風通しのよい、哀愁漂うアフロ・サウンドを、エレクトリックあるいはロック的な要素をちりばめ、アップデートさせた、“現在進行形のアフロ・ジャズ・ビート！”。伝統と現在が絶妙なバランスで溶け合ったアフリカン・ポップスを、高いジャズのテクニックでソウルフルに仕上げたとも言える内容で、幅広くリスナーにアピールすることができるソウルフ ルなサウンドです。

今回ヴォーカリストとしてフィーチャーされているのは、先日日本で最新作『ギャラクシーズ・スカート』を発表したばかりのエミ・マイヤー（M-5）、No Format！の看板アーティストで、ロキア・トラオレに次ぐマリの国民的な女性シンガー／ソングライター、Mamani Keita（M-4）、加えて今回より参加し、本作のハイライトとともなる印象的なチューン（M-2、M-3）をはじめ、いきなり三曲のリードチューンを託された、注目の男性ヴォーカリストHugh Col tman がノスタルジックに、レニーニが描いたメロディーに味わいを持たせています。

アルバム後半にかけても哀愁は止まず、ラストを締める「CinecittA`」でそれが結実すると言ったソウルフルなグルーヴがアルバム全編に渡り感じることが出来ることに加えて、ストーリー性をも持ち合わせたまさに捨て曲無しの、コンセプト作品です。(新譜インフォより)

Eric Legnini(p), Thomas Bramerie(b), Franck Agulhon(ds), Hugh Coltman（vo-M2.3.6), Mamani Keita(vo-M4.8), Emi Meyer(vo-M-5)

全世界500枚プレス/ 初回限定