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幻の村 哀史・満蒙開拓 早稲田新書

手塚孝典

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784657210128
ISBN 10 : 4657210122
Format
Books
Release Date
July/2021
Japan

Content Description

満洲で自決した開拓民。それを聞き本土で自死した村の有力者。国策の被害と加害が重層的に織り込まれる「侵略の歴史」を知る時、国の本当の姿が見えてくる。「満州事変90年」に合わせた渾身の満蒙開拓史。

目次 : 第1章 沈黙の村/ 第2章 忘れられた少年たち/ 第3章 帰郷の果て/ 第4章 ふたつの祖国に生きる/ 第5章 幻の村

【著者紹介】
手塚孝典 : ドキュメンタリー制作者。信越放送ディレクター。1965年生まれ。長野県松本市出身。同志社大学文学部哲学科を卒業。広告会社を経て97年、信越放送(長野市)に入社。満蒙開拓を取り上げた番組『刻印―不都合な史実を語り継ぐ』(2014年)が日本民間放送連盟賞最優秀に輝いたほか、『汐凪(ゆうな)の花園―原発の町の片隅で』(19年)『棄民哀史』(15年)『遼太郎のひまわり―日中友好の明日へ』(13年)がいずれも同賞優秀を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おさむ

    国策の被害者、「棄民」として語られることの多い満蒙開拓団。たしかに国のしてきた仕打ちは酷いものばかりだ。ただ、このテーマに20年以上関わってきた長野の民放ディレクターである著者はその加害性にも光をあてる。中国人の土地や家を二束三文で政府が買い上げて開拓民に用意したこと、五族共和をうたいながらも日本人優位の支配差別構造だったこと。人は誰も都合の悪い事は語りたがらないし、どんな家にも「秘密」がある。支配者による公の歴史ではなく、そうした埋もれた民の歴史を掘り出すことはジャーナリズムの役目なのだろう。

  • 金吾

    満州開拓団を国や軍に裏切られた被害者の側面だけでなく、結果的に先住者の土地を収奪した加害者の側面にも触れています。残留孤児に対する国の対応は2008年に解決したとはいえ、当人たちからしたら更なる裏切りに思えるだろうなあと感じました。

  • cochou

    戦前の満州開拓と敗戦時の難民化だけでなく、第4章の「ふたつの祖国で生きる」を読むと現代につながる問題であると感じる。残留日本人のこどもとして小学生時代に日本に戻り、一時は中国人であることを秘匿し、教師として中国ルーツのこどもと出会うことでふたつの祖国と向き合う姿は心に残る。 「自分は日本人なのか中国人なのか、いや日本人であり中国人である。」ハーフからダブルへの転換。国家に回収されない個人が姿を現す。

  • 斉の管仲

    「阿智村満蒙開拓記念館」を訪れる機会があり、そこでの展示に感化され、この本を手に取る。とにかく文章が良い。著者、手塚氏の思いが込められている。現在、平和な現代を過ごしている私たちは、気軽に戦争どうこうの議論をするが、如何なものかと思う。単に理屈で戦争反対を語ることが、いかに軽々しいか。私たちは、戦争を体験した人たちの、悲惨な過去を、まずは噛みしめるべきである。さすれば、何も語れなくなるだろう。

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