乾と巽 -ザバイカル戦記-5 アフタヌーンKC

安彦良和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065232224
ISBN 10 : 4065232228
フォーマット
出版社
発売日
2021年05月21日
日本
シリーズ
:
追加情報
:
192p;19

内容詳細

 安彦良和、入魂の歴史巨編!!『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『天の血脈』など数々の名作を世におくり出してきたレジェンドが「最後の長編」と銘打ち挑むロシア革命と日本。大正時代、「シベリア出兵」によりロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽の物語。
 反革命勢力セミョーノフ軍に協力する乾は少尉に昇進。ザバイカルの独立をうたうセミョーノフ討伐に向かうコルチャーク軍を食い止めるため、イルクーツクでチェコ軍団の装甲列車と対峙する。一方巽は、新聞社という組織の限界を感じ浦潮日報を退社。この戦争の真実を見ようと、元同僚の珠子とチタへ向かった。
 乾と巽、二人の目はこれから何を見ることになるのか──。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぐうぐう さん

    『漫勉』で紹介されていた回が登場する第5巻。ネームが存在せず、いきなり鉛筆でコマ割りの線を引いたかと思えば、まったくアタリを取らずにキャラクラーの眉を描き始めるという、セオリーを無視した描き方に度肝を抜かれたが、アタリを取らずにいきなり顔から描くのはアニメーターの性かもしれないと安彦良和が言ってて、なるほどなぁと思わされた。と同時に、アタリをすることで描く楽しみが半減するとも言っていたので、意外とそちらの動機のほうが大きいのかもしれない。その証拠に、安彦の漫画はどのコマも躍動しているからだ。(つづく)

  • ちんれん さん

    「乾と巽ザバイカル戦記5 安彦良和 講談社 2021年」シベリア出兵前後のロシア極東のロシア、日本それぞれ思惑が絡まった物語。だが、土地と民族と国家の背景がなかなかわかりずらい。

  • hirokazu さん

    巻末に年表はあるんだけど、巻頭に人物紹介とか、あらすじとか、地図とか欲しいなあ・・・と毎回思う。乾の過去編が始まったが、長くなりそう。北海道で社会運動絡みだもんな。北海道出身で学生運動家だった安彦氏が、あっさり流すとは思えない。作者の思い入れが乾の方に傾いていて、巽はこのままでは狂言回しで終わりそうな感。

  • 毎日が日曜日 さん

    ★★★★

  • おりひら さん

    あれでセミョーノフ生きているのが不思議だが。乾と巽、目に見えない多き流れ中で、出来ることを懸命にやろうとしている。その先に何があるか解らないから、目の前に見えている事を。それらが、どうなっていくのだろうか。特に巽は、どんどん危険な方向に行っている。安彦作品は、割とヒロインが酷い目に会う事が多いから、珠子さんの今後が不安でしかたないよ。いったん、乾の過去を語る様だけど、はてさて?

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人物・団体紹介

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安彦良和

1947年、北海道紋別郡遠軽町生まれ。1990年、『ナムジ―大國主―古事記巻之一』で第19回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。2000年、『王道の狗』で、第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。2012年、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』で第43回星雲賞(コミック部門)を受賞(本データ

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