ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか 非体育会系スポーツが生み出す文化、コミュニティ、そして豊かな時間

高松平藏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784771034310
ISBN 10 : 4771034311
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
194p;19

内容詳細

いじめ、体罰、ギスギスした人間関係、崩壊する地域社会…日本で起こる様々な問題を、この国の視線で一度考えてみませんか?

目次 : 第1章 だからドイツの学校は午前中で終わる/ 第2章 だからスポーツが長く続けられる/ 第3章 だからスポーツで交流できる/ 第4章 だからドイツのスポーツではいじめがない/ 第5章 だからドイツには「スポーツバカ」がいない/ 終章 スポーツは社会の一部、そして社会を作るエンジンである

【著者紹介】
高松平藏 : ドイツ在住ジャーナリスト。エアランゲン市(バイエルン州)在住。京都の地域経済紙を経て、90年代後半から日独を行き来し、エアランゲン市での取材をはじめる。2002年から同市に拠点を移す。両国の生活習慣や社会システムの比較をベースに環境問題や文化、経済などを取材。「都市の発展」をテーマに執筆。また講演活動のほか、エアランゲンで研修プログラムを主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かずぼう さん

    日本の部活は、やはり勝利至上主義なんだろう、強く、上手くなければ価値がない。楽しんでたら駄目真面目に練習しろ!となる。対してドイツでは、スポーツは余暇を利用し楽しむものという考え。それでいてサッカーワールドカップなどは強いし、大企業のBMWなどもある。日本も働き方や部活改革してかないとだめかな。

  • りょうみや さん

    ドイツに深く根付いているNPOスポーツクラブの話題。学校と教師は学業に特化しているので部活がない、子供たちは地域のスポーツクラブで世代間交流、学校の卒業に縛られることはない、しごきやいじめも起きにくい構造、そもそもスポーツクラブは社交に大きな役割。良いところのみを抽出すればこのようになる。生徒、先生、地域にとって日本の部活よりもこちらの方が健全な在り方だと思える。

  • ケディーボーイ さん

    ドイツにはNPO(非営利組織)としてのスポーツクラブが多い。(日本の全NPO(5万2000)より多い9万)学校内の組織である「部活」はその学校関係者のみが所属する。一方でドイツのスポーツクラブは社会全体の中にあり、老若男女誰でもメンバーになれる。日本のように学校の中だけで完結していない。スポーツが社会的・公共的なものとして捉えられているらしい。たしかに日本では社会人になってからスポーツをやることは少ない。というよりSNSを除けば会社以外でのコミュニティが極端に少ない気がする。 だから逃げ場がないのか

  • 出世八五郎 さん

    日独文化比較。この30年、先進国の中で日本だけ生産性が上がらず、賃金が下がり続けている。戦争で根性を強制し敗戦し高度経済成長で成功を掴んだが、未だに国民に根性を強制しブラック企業をのさばらせ、霞ヶ関のブラック勤務を当然としている。まず、ドイツのように老若男女スポーツを楽しむ為の条件として日本国民が余暇有給休暇を当然の権利とした空気を持たないと、ドイツのようにはなれない。文化が違うとはいえ、古来日本は先進国から学んできた。良い処は換骨奪胎してでも取り入れ、悪しきは改めない限り、日本の再生はない。

  • ガミ さん

    ドイツと日本におけるそれぞれの「スポーツのあり方」をドイツで暮らす著者が比較しながら日本の課題や現状をまとめた書です。余暇的なスポーツには個人的には大いに賛成しているため、ドイツのスポーツを読んでいると羨ましく思えました。ドイツにいじめが発生しにくいというのは、本当なのかと疑問には思いましたが、そのようにする環境については一部納得でした。歴史的なものや思想的なものがあるでしょうが、日本もスポーツや教育の場でものびのびと生活できる世の中であれば働きやすくなるのでしょうか。

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