Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• らん

  読了日：2023/08/20

  言葉はなく写真だけなのに物語を感じるのは何故だろう。先祖に感謝し日々を生きる。一歩づつ共に歩く道。時が進んでも変わらない味。働き守り育てたしわしわの手。生まれてくる命、育てていく命、死んでいく命。生まれた瞬間から死に向かっているのに幸福を感じるのは優しく温かい沢山の大切な瞬間に出会えるからだと思いました。育ててくれてありがとう。今まで一緒にいてくれてありがとう。生まれてきてくれてありがとう。そんな声が聞こえます。繋いできた命の中で生きてきた日々の出会い命全てに感謝してこんな瞬間を積み重ねていけたらいいな。

• rin

  読了日：2020/01/21

  ★★★★★…楽しい時間も、嬉しい時間も、悲しい時間もあっという間に過去になる。全てを記憶することは難しく、覚えていたいと思っていても虚しくこぼれ落ちていく。ページをめくりながら自分の記憶が刺激される。今は亡きおじいちゃんの豪快な笑い声、おばあちゃんの器用な手先、石油ストーブの臭い…そんなとりとめのない光景や音、匂いが一つ、また一つと思い出される。一枚の写真にたくさんの思いが詰まっている。もう2度とその瞬間には戻れないけれど、確かにその瞬間を生きていたという証がここにある。

• こはね

  読了日：2012/06/04

  よその家族なのに、気づけば、このおじいちゃんが…おばあちゃんが…とページを行ったり来たり。あったかくてちょっとさみしい。時間の流れは残酷だ。

• 🐰

  読了日：2011/03/03

  何故かすごく切なくなる。 消えそうな程綺麗だけど、しっかりと記憶に残る。 語らずともその人の人生が見えてくる…川内さんの写真って素敵。

• agrippa69

  読了日：2010/10/02

  淡々とページを捲った後に、再度戻ってまず見直したのが棺の中のおじいちゃんの写真。亡くなった父の顔が重なり、年齢を越えた相似を見出したのかもしれない。それ以降は他の写真との距離が一気に縮まって、我が家のアルバムに思えてくるほどの不思議の写真集でした。

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