Books

水を縫う

Haruna Terachi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087717129
ISBN 10 : 4087717127
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan

Content Description

【第9回河合隼雄物語賞受賞作品】

松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。
学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するが――「みなも」
いつまでも父親になれない夫と離婚し、必死に生きてきたけれど、息子の清澄は扱いづらくなるばかり。そんな時、母が教えてくれた、子育てに大切な「失敗する権利」とは――「愛の泉」ほか全六章。
世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説。

【著者略歴】
寺地はるな(てらち・はるな)
1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。会社勤めと主婦業のかたわら小説を書き始め、2014年『ビオレタ』でポプラ社新人賞を受賞しデビュー。『大人は泣かないと思っていた』『正しい愛と理想の息子』『夜が暗いとはかぎらない』『わたしの良い子』『希望のゆくえ』など著書多数。

【著者紹介】
寺地はるな : 1977年佐賀県生まれ。会社勤めと主婦業のかたわら小説を書き始め、2014年『ビオレタ』でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ろくせい@やまもとかねよし

    どこか引っ掛かりながら読了。閉じた本書の装丁、その理由を確信。この舞台は私が少年青年期を過ごした場所。そして物語の鍵となる川が寝屋川であることを。その後じわっと感涙する不思議な初めての読書となった。登場人物は、素直じゃない天邪鬼、気持ちとは裏腹に悪い口ぶり、そのくせ抱える気弱な本音。まるで私自身の過去を見た錯覚が、きっと引っ掛かり。しかし、彼らは淀みなく流れ続ける川に「生」を重ね、決して馴れ合いではない前向きさを発する。あんな寝屋川がこんなにも人生を豊かにさせる。小説と知りつつ自省と感動で胸一杯にさせた。

  • kou

    どの話も心温まる連作短編だったが、祖母がプール教室に通う話が一番印象に残った。清澄の「今から、始めたら、八十歳の時には水泳歴六年になるやん。何もしなかったら、ゼロ年のままやけど」は、消極的な自分には雷が落ちた気持ちだった。「何か始めるのに遅すぎることはない」って言葉を、よく聞くけど、この本を読んで、少し勇気を貰った気がした。

  • さてさて

    『進み続けるものを、停滞しないものを、清らかと呼ぶ』という流れる水をイメージして名付けられた主人公・清澄。自らの決意、思いというかたちのない、触れないものを形にしていく、縫っていく、そして前に進んでいく、それはそんな清澄の成長を見る物語でした。人によって『普通』の基準は異なります。絶対的な『普通』など存在しません。しかし、人が『普通』という感覚を互いに尊重し、『普通』を知って、『普通』と共に生きていく。それは人が人と生きていく上ではとても大切なことなのかもしれない、そんなことを感じさせてくれた作品でした。

  • ウッディ

    刺繍や裁縫が好きな高1の清澄(きよすみ)は、可愛い物が苦手な姉の水青(みお)の為に、シンプルなウェディングドレスを作ると宣言する。清澄のことを女子力が高いとからかう同級生、息子が学校で孤立するのを恐れ、彼の趣味に良い顔をしない母、男らしく、女らしくという言葉が多くの幸せを奪ったに違いないと思った。自分の好きを封印してまで友達と仲良くしたくないと思う清澄の潔さが格好良く、「子供には失敗する権利もある」と親の価値観の押し付けを諫める祖母も素敵でした。タイトルの意味に納得し、流れる水の力強さを感じる一冊でした。

  • kotetsupatapata

    星★★★★★ 寺地はるなさん2作目にして好きな作家さん仲間入り🎊 決して派手な内容でも、驚愕するような展開でも無いけど、心が透き通るという表現が一番似合う清々しい作品でした。 松岡家の皆が「○○はこうあるべき!」という旧然たる概念に雁字搦めにあい、息苦しい描写もありましたが、水青の結婚をきっかけに各々今までの生き方を振り返り、「普通」ではないけど、自分の思うがままに生きようと何か吹っ切れた印象を受けました。 最後の子供達の名前の由来を聞いて、中島みゆきの「糸」が聴きたくなりました😃。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items