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Michael Tilson Thomas : Complete Deutsche Grammophon & Argo Recordings (14CD)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
4846836
Number of Discs
:
14
:
Australia
Format
:
CD
Other
:
Limited,Import

Product Description


祝80歳記念。当代きってのアメリカ人指揮者による
DG&アーゴ録音を初集大成。CD14枚組ボックス・セット


アメリカの指揮者、マイケル・ティルソン・トーマスが2024年、80歳の誕生日を迎えます。それを記念してドイツ・グラモフォン(1970年〜2002年)とアーゴ(1992年〜1995年)に行われた録音が初めてすべてまとめて発売されます。CD14枚組ボックス・セット。限定盤。
 マイケル・ティルソン・トーマスは1970年代初頭に国際的な舞台に登場し、ドイツ・グラモフォンからチャイコフスキー、ドビュッシー、アメリカ音楽のアルバムをリリースしました。その時の契約期間は短かったですが、ボストン交響楽団の主要メンバーと共にドビュッシーのソナタを演奏し、その卓越したピアノの腕前も披露しました。その後、ロンドン交響楽団の音楽監督に就任し、再びドイツ・グラモフォンにバーンスタインの2つのアルバムを制作しました。『オン・ザ・タウン』と『アリアと舟歌』ではバーンスタインと親しく長年の協力者でもあるフレデリカ・フォン・シュターデとトーマス・ハンプソンが参加しています。またピアニストのジャン=マルク・ルイサダやチェロ奏者のミッシャ・マイスキーとは彼ら特有の洞察力に富んだ共感を呼ぶ協奏曲を録音しています。エルヴィス・コステロによる『イル・ソーニョ』(『真夏の夜の夢』のためのバレエ・スコア)では最も多様なスタイルを形作るというティルソン・トーマスの技量が目立ちます。
 ディスク12からディスク14はティルソン・トーマスがアーゴ・レーベルに行った録音です。ラテン・アメリカの舞曲を収めた陽気なアルバム『タンガーソ』、感覚に訴えるモートン・フェルドマンの管弦楽曲集、そしてティルソン・トーマスの大学時代の恩師で作曲家のインゴルフ・ダールに捧げたアルバムが収められています。共演しているニュー・ワールド交響楽団は、1987年にクラシックの若手音楽家のキャリア形成を目的としてティルソン・トーマスによって設立されたオーケストラですが、その後すぐに国際的な評価を確立しました。
 オリジナル・ジャケット仕様。新規リマスタリング。ブックレットにはアーカイブ写真、ピーター・クアントリルによる詳しい解説(欧文)が掲載されています。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
● チャイコフスキー:交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』

 ボストン交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1970年3月、ボストン
Disc2
1. シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
2. グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16

 ジャン=マルク・ルイサダ
(ピアノ)
 ロンドン交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1993年5月、ロンドン
Disc3
ドビュッシー:
1. 管弦楽のための『映像』
2. 牧神の午後への前奏曲

 ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー
(フルート:2)
 ボストン交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1971年2月、ボストン
Disc4
ドビュッシー:
1. ヴァイオリン・ソナタ
2. チェロ・ソナタ ニ短調
3. フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
4. ソロ・フルートのためのシランクス

 マイケル・ティルソン・トーマス
(ピアノ:1,2)
 ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン:1)
 ジュール・エスキン(チェロ:2)
 ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー(フルート:3,4)
 バートン・ファイン(ヴィオラ:3)
 アン・ホプソン(ハープ:3)

 録音:1970年1月〜3月、ボストン
Disc5
1. アイヴズ:ニュー・イングランドの3つの場所
2. ラッグルズ:交響詩『太陽を踏む者』

 ボストン交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1970年1月、3月、ボストン
Disc6
ストラヴィンスキー:
1. カンタータ『星の王』
2. バレエ音楽『春の祭典』

 ニュー・イングランド音楽院男声合唱団
(1)
 ボストン交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1972年1月、ボストン
Disc7
1. ピストン:交響曲第2番
2. W.H.シューマン:ヴァイオリン協奏曲

 ポール・ズーコフスキー
(ヴァイオリン:2)
 ボストン交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1970年10月、ボストン
Disc8
ショスタコーヴィチ:
1. チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
2. チェロ協奏曲第2番ト長調 Op.126

 ミッシャ・マイスキー
(チェロ)
 ロンドン交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1993年8月、ロンドン
Disc9
● バーンスタイン:ミュージカル『オン・ザ・タウン』

 フレデリカ・フォン・シュターデ
(メゾ・ソプラノ)
 タイン・デイリー、マリー・マクローリン、イヴリン・リアー(ソプラノ)
 トーマス・ハンプソン、カート・オルマン(バリトン)
 デイヴィッド・ギャリソン(テノール)
 サミュエル・レイミー(バス)
 クレオ・レーン(ヴォーカル)
 メリエル・ディキンソン(コントラルト)、他
 ロンドン・ヴォイセズ
 ロンドン交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1992年6月、ロンドン(ライヴ)
Disc10
バーンスタイン:
1. アリアと舟歌
2. 『クワイエット・プレイス』組曲
3. 『ウェスト・サイド・ストーリー』からのシンフォニック・ダンス

 フレデリカ・フォン・シュターデ
(メゾ・ソプラノ:1)
 トーマス・ハンプソン(バリトン:1)
 ロンドン交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1993年9月、ロンドン
Disc11
● エルヴィス・コステロ:イル・ソーニョ

 ピーター・アースキン
(パーカッション)
 ジョン・ハール(サクソフォン)
 クリス・ローレンス(コントラバス)
 ロンドン交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:2002年4月、ロンドン
Disc12:『Tangazo - Music of Latin America』
1. チャベス:インディオ交響曲(交響曲第2番)
2. コープランド:ダンソン・クバーノ(キューバ舞曲)
3. ロルダン:組曲『レバンベランバ』
4. レブエルタス:センセマヤ
5. カトゥーラ:3つのキューバ舞曲
6. ロルダン:リトミカ第5番
7. ピアソラ:タンガーソ
8. ヒナステラ:バレエ組曲『エスタンシア』 Op.8a

 ニュー・ワールド交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1992年4月、フロリダ
Disc13:『Defining Dahl - The Music of Ingolf Dahl』
インゴルフ・ダール:
1. アルト・サクソフォンのための協奏曲
2. 讃歌
3. 金管楽器のための音楽
4. サンタバーバラの塔

 ジョン・ハール
(アルト・サクソフォン:1)
 ニュー・ワールド・ブラス(3)
 Ertan Torgul(ヴァイオリン:4)
 Gregory Miller(ホルン:4)
 Tisha Murvihill(ハープ:4)
 ニュー・ワールド交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1994年1月、フロリダ
Disc14:『Coptic Light』
モートン・フェルドマン:
1. ピアノとオーケストラ
2. チェロとオーケストラ
3. コプトの光

 アラン・フェインバーグ
(ピアノ:1)
 ロバート・コーエン(チェロ:2)
 ニュー・ワールド交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス
(指揮)

 録音:1995年1月、フロリダ


Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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MTT生誕80年記念としてソニーとエロクエン...

投稿日:2025/01/03 (金)

MTT生誕80年記念としてソニーとエロクエンスよりBOXが出た。重要度はソニーのほうだし、さらに言えばサンフランシスコ響自主製作も入れないとこの指揮者の全容には迫れない。それでもエロクエンスBOXのレビューを書くのは全く個人的な感情からである。60年代末米国のメジャーRCA、コロンビアは経営不振に苦しんでいた。そこで長年専属だったビッグファイブとの契約を打ち切り、それに乗じて欧州のレコード会社が進出、デッカがシカゴ、EMIがクリーヴランド、DGがボストンと契約を結んだ。DGは70年にスタインバーグ、アバド、ティルソン=トーマスで一斉に録音開始。米国市場を考慮にいれてジャケットも斬新なものに変えた。中学生だった私はこれらが欲しくてレコード店でよくジャケットを眺めていたのだが結局購入しなかった。理由は当時の日本の評論家が誰も褒めなかったからで金銭的余裕のない中学生はルソーのジャケットが魅力的な「映像」もモントゥーの廉価盤を優先せざるをえなかったのだ。今回エロクエンスはオリジナルジャケット、オリジナルカップリングで70〜72年のティルソン=トーマス/ボストンを出してくれた。初めて聴く音源もあったがどれも実に素晴らしい。演奏も最高だしギュンター・ヘルマンスによるボストン響のサウンドもいいのだ。もうこれで十分なのだが、その後の録音についてはニューワールド響を振ったものが面白かった。エロクエンス、本当にありがとう。そして闘病しながら活動中のMTT、どうぞ少しでも長く演奏活動してください。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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