CD 輸入盤

『Songs of Fate』 ギドン・クレーメル&クレメラータ・バルティカ、ヴィダ・ミクネビキューテ、他

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4859850
組み枚数
:
1
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


バルト三国の作曲家の作品から人生の意味を探る鬼才ヴァイオリニストの『運命の歌』

ラトビア、リガ生まれのヴァイオリニスト、指揮者、ギドン・クレーメルのニュー・アルバム『Songs of Fate』。バルト三国の作曲家、ラミンタ・シャルクシュニーテ、ギエドリウス・クプレヴィチウス、イェーカブス・ヤンチェフスキスと、ポーランド出身のユダヤ人、ミェチスワフ・ヴァインベルグの作品を取り上げています。
 リトアニアの女性作曲家シャルクシュニーテのヴァイオリン、チェロ、ヴィブラフォンと弦楽オーケストラのための『This too shall pass』は、地球上のすべての避けられないはかなさを音楽で表現した優れた作品です。ギエドリウス・クプレヴィチウスはリトアニア以外ではあまり知られていないかもしれませんが、故郷のリトアニアでは長い間非常に多才な作曲家、カリヨンの巨匠、教育者としてだけでなく、文化的な政治家、著者としても重要な存在です。クレーメルはこの作曲家の大作『The Star of David』の一部を組み合わせ、ユダヤの文脈を前面に持ってきたモザイクを作り上げました。ドイツのナチスとスターリンの粛清という二重の恐怖によって運命を決められたヴァインベルグの作品はヴァイオリン・ソナタ、室内楽作品、交響曲など、これまでもクレーメルは録音してきましたが、今回はあまり知られていない作品を選んでいます。アンドレイ・プシュカレフがソロ・ヴァイオリンと弦楽オーケストラのために編曲した『Nocturne』と、1942年に書かれた『アリア』作品9、そして『ユダヤの歌』作品13です。『ユダヤの歌』はヴァインベルグがモスクワに移る直前にワルシャワで完成した、ポーランド系ユダヤ人の詩人イツホク・レイブ・ペレツによるイディッシュ語の歌で、ソヴィエト連邦の戦争中には『子供の歌』というタイトルで印刷されました。アルバムは1992年リガ生まれのイェーカブス・ヤンチェフスキスによる弦楽オーケストラのための作品『Lignum』で締めくくられます。木に関する本からインスピレーションを受けて作られた曲です。ヤンチェフスキスによるとこの作品は木々との対話のようなもので、「それは言葉のコミュニケーションというよりも、むしろ聞くことと理解することを求めること・・・音楽は私たちにまだ知られていない何かを明らかにする素晴らしい手段です。この作品は私の対話であり瞑想です」と語っています。
 リトアニアのソプラノ歌手ヴィダ・ミクネビキューテ、ラトヴィアのチェリスト、Magdalena Ceple、ウクライナ、キーウ出身のヴィブラフォン奏者アンドレイ・プシュカレフ、そしてクレーメルが1997年にバルト三国の若手演奏家を集めて設立したクレメラータ・バルティカと共演しています。

「人生は短く、私たちの使命は与えられた空間を意味で満たし、その人生に意味を与えることです」「このプログラムはすべての人に語りかけることを目的としています。途中で悲劇的な運命を思い起こさせ、私たち一人一人が聞かれる価値のある、そして耳を傾けるべき“声”を持っていることに気づかせてくれます・・・リスナーの方々が“認識”し、さらに共感できるかもしれない意味を届けることができればと願っています」〜ギドン・クレーメル(輸入元情報)

【収録情報】
01. シャルクシュニーテ:This too shall pass (2021)
02. クプレヴィチウス:David's Lamentation (2018)
〜室内交響曲『The Star of David』より
03. クプレヴィチウス:Kaddish-Prelude (2019)
04. クプレヴィチウス:Penultimate Kaddish (2018)
05. クプレヴィチウス:Postlude. The Luminous Lament (2018)
〜室内交響曲『The Star of David』より
06. ヴァインベルグ:Nocturne (1948/49)
07. ヴァインベルグ:アリア Op.9 (1942)
08. ヴァインベルグ:ユダヤの歌 Op.13 (1943)より『Viglid (Cradle Song)』
09. ヴァインベルグ:ユダヤの歌 Op.13 (1943)より『Oyfn grinem bergele (On the Green Mountain)』
10. ヴァインベルグ:ユダヤの歌 Op.13 (1943)より『Der yesoymes brivele (The Orphan's Letter)』
11. ヴァインベルグ:Kujawiak (1952)
12. ヤンチェフスキス:Lignum (2017)

 ギドン・クレーメル
(ヴァイオリン:01,03,05,06,11、指揮:01,02,04,06-12)
 ヴィダ・ミクネビキューテ(ソプラノ:02,04,05,08-10)
 Magdalena Ceple(チェロ:01)
 アンドレイ・プシュカレフ(ヴィブラフォン:01,11、パーカッション:03)
 クレメラータ・バルティカ(01,02,04,06-12)

 録音時期:2022年7月
 録音場所:オーストリア、ロッケンハウス、聖ニコラウス教区教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


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