LPレコード 輸入盤

ヴュルテンベルク・ソナタ集 キース・ジャレット(2枚組アナログレコード)

バッハ、C.P.E.(1714-1788)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4859117
組み枚数
:
2
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
LPレコード
その他
:
輸入盤

商品説明

2023年6月にCD発売された、ジャズ界のスーパースターによる1994年のクラシック録音がLPで登場

《キース・ジャレット〜C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ集》

●ジャズ界のスーパースター・ピアニスト、キース・ジャレットによるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)の『ヴュルテンベルク・ソナタ集』の未発表録音がLP発売されます。「私はチェンバロ奏者がこのソナタを演奏するのを聴いて、ピアノ版にもなりうると感じたのです」とジャレットは話しています。1994年に録音され、2023年6月のCDまで発売されることのなかったこの素晴らしい録音を聴くと、このピアニストがどの瞬間もこれらのソナタが暗に表現していることを聞き分けていることがわかります。C.P.E.バッハ特有の表現方法である優しい音楽の冗談、巧妙で突然変化するテンポへの愛情、驚くべき波紋のように広がる着想…このすべてが見事に表現されています。演奏全体の流動性はおそらく偉大な即興技術を持ったアーティストによってのみ明らかにされうる特徴です。ジャレットの手の中で、C.P.E.バッハの新しい作曲スタイルの表現が発見された時のままの新鮮さを保っています。キース・ジャレットの自宅スタジオ(Cavelight Studio)で1994年5月に録音されました。

C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ集

《LP 1》 [Side A] 1-3) 第1番イ短調(第1楽章:Moderato/第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro assai)、4) 第2番変イ長調(第1楽章:Un poco allegro)/ [Side B] 1, 2) 第2番変イ長調(第2楽章:Adagio/第3楽章:Allegro)、3-5) 第3番ホ短調(第1楽章:Allegro/第2楽章:Adagio/第3楽章:Vivace)

《LP 2》 [Side A] 1-3) 第4番変ロ長調(第1楽章:Un poco allegro /第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro)、4) 第5番変ホ長調(第1楽章:Allegro)/ [Side B] 1, 2) 第5番変ホ長調(第2楽章:Adagio/第3楽章:Allegro assai)、3-5) 第6番ロ短調(第1楽章:Moderato/第2楽章:Adagio non molto/第3楽章:Allegro)

【演奏】キース・ジャレット(ピアノ)
【録音】1994年5月、ニュージャージー州、Cavelight Studio

(メーカーインフォメーションより)

ユーザーレビュー

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1743年作曲のヴュルテンベルク・ソナタ(ヴ...

投稿日:2023/07/27 (木)

1743年作曲のヴュルテンベルク・ソナタ(ヴュルテンベルク大公に献呈されたのでその名がついた)全6曲をキース・ジャレットが1994年に自宅スタジオで録音したディスク。何故今頃世に出てきたのか、についてはECMのHPにも記載されていないので謎のまま。「私はチェンバロ奏者がこのソナタを演奏するのを聴いて、ピアノ版にもなりうると感じたのです」とECMのHPにも記載はあったが、少なくてもこの曲の第1番にはグールドの録音があるし、そのくらいの検索はできただろうから、この話は鵜呑みにはできない。さて本題の演奏だが、父バッハの存命中の曲であるものの、明確に父とは違う路線。対位法よりも、もっとメロディと伴奏というスタイルで、明晰かつ音楽としては甘美。演奏としてはグールドよりも流線型で、ふくよか。楽器は、おそらくスタインウェイと思うが、ベーゼンドルファーのような柔らかい音を聴かせる。その結果、なんか最上のBGMを聴いている気になる。なぜキースは数多ある鍵盤の曲からこの曲を選び、かつ自宅で録音までしたのだろうか?当然ながらお得意の唸り声など一切聴こえない。純粋に曲と向かい合った気持ちが伝わる。先ほどの「私はチェンバロ奏者がこのソナタを演奏するのを聴いて、ピアノ版にもなりうると感じたのです」という言葉は、キースがこの曲を取り上げたモチベーションだったのかもしれない。それにしても、エマニュエルバッハのこのソナタ、時代を先取りした名曲。かつ「6曲ワンセット」というのが、父へのリスペクトであり、嬉しくなる。難癖をつけるとやはりジャケット。「カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ」と「キース・ジャレット」としか記載がない。曲目はない。なんとなく既視感バリバリのモノクロ遠近法写真と相まって、必要以上に地味になっているのが勿体無い。ところでキースは今懸命にリハビリ中だそうだ。彼の場合左手が動かないので、左手のためにある名曲が弾けないが、このディスクを聴くと、どういう形でも良いから、再びキース・ジャレットの新録音が聴ける日が来ることを祈らずにはいられない。

てつ さん | 東京都 | 不明

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