現代クラシック音楽への思いが込められた、すべて委嘱作品の
ニュー・センチュリー室内管弦楽団30周年記念アルバム
この『Music for a New Century』はニュー・センチュリー室内管弦楽団の30周年を記念して作られた、ドイツ・グラモフォンへの最新アルバムです。カリフォルニアのスタンフォード大学のビング・コンサート・ホールで録音されました。収録された4つの作品はすべてニュー・センチュリー室内管によって委嘱されたものです。
フィリップ・グラス[1937-]のピアノ協奏曲は2018年にニュー・センチュリー室内管によってアメリカのウェスト・コートで初演されました。ここではウクライナのピアニスト、アレクセイ・ボトヴィノフが演奏しています。
他の3つの作品、マーク=アンソニー・タネジ[1960-]のソロ・ヴァイオリンと弦楽のための『ラメント』、そしてこれもボトヴィノフがホープとニュー・センチュリー室内管と共演しているタン・ドゥン[1957-]の『ヴァイオリン、ピアノ、打楽器と弦楽のための二重協奏曲』、ニュー・センチュリー室内管のアニヴァーサリー・イヤーを記念して書かれたジェイク・ヘギー[1961-]の最新作はどれも世界初録音です。
これらの感情豊かな作品が全体で音楽のアイデアやスタイルに目覚ましい広がりを持たせ、ニュー・センチュリー室内管の現代クラシック音楽への思いを包み込んでいます。
「これら4人の作曲家を一緒に並べることは普通は考えつかないかもしれませんが、そうすることで、私たちはこの楽団と新しい音楽との独創的な関わりを称えています」とヴァイオリニストでニュー・センチュリー室内管弦楽団の音楽監督であるダニエル・ホープは語っています。現代音楽への献身はホープのリーダーシップのもと、ますます強くなってきています。この様々な方面で活躍するアーティスト、音楽活動家は2017/18年のシーズンにアーティスティック・パートナーとしてニュー・センチュリーと仕事をしました。そして2018/19年のシーズンからは音楽監督を務め、卓越さ、革新、探求への希望とニュー・センチュリーの共通する情熱がその演奏や他のプロジェクトを特徴づけています。(輸入元情報)
【収録情報】
1. グラス:ピアノ協奏曲第3番(Movement I/ Movement II/ Movement III-for Arvo Part)
2. タン・ドゥン:二重協奏曲〜ヴァイオリン、ピアノ、打楽器と弦楽のための
3. タネジ:ラメント〜ソロ・ヴァイオリンと弦楽のための
4. ヘギー:序曲
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン:2,3)
アレクセイ・ボトヴィノフ(ピアノ:1,2)
ニュー・センチュリー室内管弦楽団
録音時期:2023年1月23日(1,4)、2021年4月24日(2)、10月2日(3)
録音場所:カリフォルニア、スタンフォード、ビング・コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)