世界が注目する中国の新世代ピアニストが最新アルバムをリリース
国際的に評価が高まっている中国の若きピアニスト、Niu Niuが最新アルバム『Lifetime』をリリースします。全17曲の一つ一つが人生の局面を表現しているというユニークな選曲です。第1曲から第8曲までが「Feelings(感情)」、第9曲から第17曲が「Passages(時の経過)」と大きく2つに分かれ、さらにそれぞれの曲にテーマが与えられています(1. Pleasure=楽しさ、2. Anger=怒り、3. Sorrow=悲しみ、4. Joy=喜び、5. Love=愛、6. Hate=憎しみ、7. Romance=恋愛、8. Enmity=悪意、9. Pathos=苦しみ、10. Delight=楽しみ、11. Separation=別れ、12. Union=結婚、13. Birth=誕生、14. Aging=老い、15. Sickness=病気、16. Death=死、17. Peace=平和)。
ベートーヴェン、ロッシーニ、坂本龍一ほかの作品に、Niu Niu自身が編曲したラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』Op.43の第18変奏、Niu Niu自身の作曲による『Impromtu No.2 “Miss”』が収録されています。Niu Niuの編曲で、人生の旅の最後を表現した心に沁みる『ソング・フロム・ア・シークレット・ガーデン』は日本の若きフルート奏者Cocomiと共演しています。Niu NiuとCocomiは今年(2022年)初め、Cocomiのデビュー・アルバム『de l’amour』でも『ヴォカリーズ』と『アヴェ・マリア』を演奏し、世界の批評家かた高い評価を受けています。
アルバムはベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオでグラミー賞受賞のプロデューサー、ライナー・マイヤール氏により録音されました。
2022年11月より、日本を始めとして中国、アメリカ、ヨーロッパへの世界ツアーが開始されています。(輸入元情報)
【収録情報】
1. リスト:『ウィリアム・テル』序曲 S.552よりフィナーレ(ロッシーニによる)
2. ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ Op.129『失われた小銭への怒り』
3. Niu Niu:Impromptu No.2 “Miss”
4. アール・ワイルド:エチュード第4番『君を抱いて』
5. Chen Gang & He Zhanhao:Butterfly Lover's Concertoより第1楽章:Adagio cantabile(Chen Gang & Shi Wenによるピアノ編)
6. スクリャービン:12のエチュード Op.8より第12番嬰ニ短調
7. ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43より第18変奏(Niu Niuによるピアノ編)
8. プロコフィエフ:4つの小品 Op.4より第4曲:悪魔的暗示
9. シューベルト:白鳥の歌 D.957よりセレナード(カミーユ・トマによるチェロとピアノ編)
10. サティ:ピカデリー
11. グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より『精霊の踊り(メロディ)』(ジョヴァンニ・ズガンバーティによるピアノ編)
12. プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より『誰も寝てばならぬ』(フィリップ・シャープによるピアノ編)
13. ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
14. J.S.バッハ:前奏曲 第10番ロ短調 BWV.855a(アレクサンドル・ジロティ編)
15. 坂本龍一:Energy Flow
16. ロルフ・ラヴランド:ソング・フロム・ア・シークレット・ガーデン(Niu Niuによるフルートとピアノ編)
17. 伝承曲:アメイジング・グレイス(Niu Niuによるピアノ編)
ニュウニュウ(ピアノ)
カミーユ・トマ(チェロ:9)
Cocomi(フルート:16)
録音時期:2022年
録音場所:ベルリン、エミール・ベルリナー・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)