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西崎信太郎のインディR&B一直線!

Monday, December 28th 2009


2009年も皆様のご厚意に感謝いたします!
2009年最後の更新は、西崎が選ぶ2009年のベスト盤セレクションです!1位はStevie Hoangのセカンドアルバムでした! 2010年は更新頻度を多くして、indie R&Bの魅力を伝えていこうと思っております。 渋谷店でも面白い企画を考えてやっていこうと考えておりますので、是非店頭にもお立ち寄り下さい!ありがとうございました!

text by 西崎信太郎(渋谷店 ダンス&ソウル担当)



西崎信太郎が選ぶ「Best Of 2009」!


No.1Stevie Hoang / All Night Long
 1stが日本で大ブレイクした影響は思いのほか大きかったようで、既にこのセカンドリリースの時点ではかなりの有名人だったよう。音が黒かろうが白かろうが、時代のニーズに合わせリスナーを虜にした者こそが本物。東方新起のカバーで韓流ファンをも囲い込み、人類未体験のPOPテイスト全開のサウンドがR&B新時代の幕開けを予感させた。ということで、個人的な2009年のベストアルバムはStevie Hoangのセカンドアルバム!でも何だかんだで、リミキサーのDJ Mike-Masaを紹介したり、今回の来日プロモーション時に個人的に仲良くなれたりした要因が大きかったかも。




No.2Karl Wolf / Night Life
 1stのインポート盤が日本国内で同時期に流通したKarl WolfとJay Sean。もはやこのセカンドリリース時点での勝者は明白か?1stはToToの「Africa」のカバーで、2ndはMichael Sembelloの「Maniac」のカバー。話題作りも上手かった。


No.3Lil Eddie / City Of My Heart
 誰もがこの男のデビューを待っていたのでは?と言うことで、蓋を開ければ不況知らずの超特大ヒット!Ne-Yoの前座を行い、Jeff Miyaharaとのコラボで洋楽の新しい形を生み出し、渋谷センター街では連日Lil Eddieの曲が流れまくった。救済したManhattan Recordsにリスペクト!


No.4 Amerie / In Love & War
 日本企画のBest盤も絶好調だったAmerieの4thアルバムは豪華制作陣によるバックアップという保証付きの内容。初期のAmerieに戻ったかのような弾けた内容に胸キュン。特にMint Conditionの「Breakin My Heart」をサンプリングした「Pretty Brown」にやられっぱなし。


No.5 Mary J Blige / Stronger With Each Tear
 売れなかったら奇跡、と言える豪華バックアップ陣を一堂に集結させることが出来るからこそQueen。「過去最高傑作」って言ってしまう売り手側の一方的な目線を考慮しても、それに近い完成度は揺るぎないモノで、一聴すればある程度説得力が増すはず。2009年終焉間際に落とされたビッグボム!


No.6 Von Sway / Are U Ready
 国内メーカーさんが手をつけなかったインディ産アーティストとしては、結局ブッチギリでリピート回数を積み上げたのがVon Sway。レーベルオーナーのChubb Rockも制作に参加したストリート感漂うストレートなアルバム全体のクオリティは、個人的にはJ Holidayのセカンドより良かった!


No.7 Israel / Legacy
 2005年に1stアルバムをリリースした時こそ全くの無名な存在だったが、否応なしに注目を集めざるを得ない卓越したソングライティングがここにきてようやく評価されて、一気にスポットライトを浴びた。 Fabolousをフューチャリングした「Gemini」は2009年最も流行ったR&Bナンバー。


No.8 Jackie Boyz / Love And Beyond
 キャッチーR&B旋風を巻き起こし、日本人の聴覚には「キャッチー」がフィットすることを再証明した1枚。Flo Ridaの「Sugar」やMadonnaの「Revolver」などなど、手がけた曲が続々とヒットを飛ばして一躍トップスターの仲間入り。


No.9 Whitney Houston / I Look To You
ギネス記録尽くめの約7年振りにリリースした7thアルバム。どちらに転ぶか、なんていうリリース前の不安は何処へやら。個人的ベストナンバーはAkonと共演した「Like I Never Left」。全盛期を知らない若年層にもWhitneyの魅力を存分に知らしめることができたはず。


No.10 Trey Songz / Ready
リリースを重ねるごとに安定感を増すTrey Songz。今回の3rdでその評価は絶頂になったのでは。2009年リリースのアーバン系男性シンガーの中では1、2位を争うであろうアルバムの完成度。「I Need A Girl」がとにかく良かった!