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圧迫面接 【Emi (THE LOWBROWS)】(2)

Thursday, November 12th 2009


圧迫面接

     
 

圧迫面接

雑多な音楽業界の中でなかなか紹介しきれない曲やアーティストたちを、オピニオンリーダーたちに聴いてもらい、その感想を聞きたい、あわよくばプッシュしてもらいたい! という思いから生まれたHMV×MySpace×CINRA× DAX 4サイト合同企画「音楽圧迫面接」。
今回は欠席のHMV堀田に代わり“ゆるふわ愛され音楽ニュースサイト”ナタリーから大山 卓也氏が緊急参戦!
お招きしたゲストに4サイトの代表者(圧迫面接官)が持ち寄ったオススメ音源を聴いてもらい、その音源についての率直な感想や印象をぐいぐいと問い詰めます。

第6回目のゲストは、THE LOWBROWSのEmiさん!

前半をMySpaceにて、後半をHMV ONLINEで掲載!


【圧迫面接】過去のARCHIVEはこちらへ !
 
   

圧迫面接 =Emi (THE LOWBROWS)=

聴いてて怒られてる気分になるラップはダメなんです<Emi>

MySpace RECOMMEND
WHALABOUT?

アーティスト名:S.L.A.C.K.
収録作名:『WHALABOUT?』
試聴曲:「笑えれば」
マイスペースプロフでアーティストの詳細 をチェック
この作品をHMV onlineで購入する


宮崎:板橋を拠点に東京各地で活躍するPSGというグループのラッパー、S.L.A.C.K.のソロ作です。

Emi:こういう懐かしい感じのトラック、私好きです。こもった音の感じもいいですね。

宮崎:ヒップホップって聴きます?

Emi:聴きますよ。実は現在のTHE LOWBROWS以前、ラッパーを入れて三人でジャズ・ヒップホップのユニットをやってたんです。今でもよく聴いてますよ。

宮崎:ヒップホップってイカツいイメージがあるし、とかく約束ごとが多い音楽だと思うんですけど、このS.L.A.C.K.はイイ感じにゆるい雰囲気。肩の力が抜けていて、とにかくカッコいい! 歌ってることも日常のことだし、こういうヒップホップもありなんだなぁって、僕は個人的に感心してしまうんですけど。

Emi:わかります。聴いてて怒られてる気分になるラップは本当に落ち込んでしまってダメなんです、私。この曲はフックも気持ちいいし、すごく良いですね。

宮崎:つい最近、復帰を宣言したSEEDAが真ん中だとしたら、S.L.A.C.K.は端のほう。SEEDAは、話題の作り方とか、全部ひっくるめて “ヒップホップ”してて、カッコいいと僕は思うんです。でも、S.L.A.C.K.のスタンスもすごく好きなんですよね。



なんかポニョみたい<Emi>

ナタリー RECOMMEND
Neohachi
アーティスト名:Neohachi
収録作名:『rhythm of wonder』
試聴曲:「Hey! It's fun」
マイスペースプロフでアーティストの詳細を チェック
この作品をHMV onlineで購入する


宮崎:あ、neohachiだっ! カワイイですよね〜!

Emi:(MySpaceのプロフを見て)あっ、カワイイですね! 曲もなんかポニョみたいですね。

大山:ポニョみたいって、本人たちに言ったら喜ぶと思います。エレクトロ・ジャムユニットなんですが、ボーカルのlily さんが詩吟の家元の子で“詩吟エレクトロ”の第一人者と言われている二十代の女の子二人組です。

Emi:“詩吟エレクトロ”ってジャンルあるんですか!?

大山:はい。まぁ他に “詩吟エレクトロ”バンドは特にいないんですけど(笑)。

Emi:やはり全体的にジブリっぽい。

大山:どの辺が?

Emi:ええーっと(困)。

宮崎:つかみ所がないって顔してますよね?

柏井:図星ですね?

Emi:シンセです(笑)。音自体は結構好きなんですけど……。

大山:けど?

Emi:ボーカルは好みではないかも。これはこれで世界観が出来上がってるので、否定するつもりはないです、念のため。引き込まれるか、びっくりするか、好みがはっきり分かれそうな感じ。私個人的にはマイナーコードでベースラインが強い、もっと不穏で暗い曲が好きかな。

柏井:詩吟とか、こういうわかりやすい不穏さはダメで、ダンスミュージックよりのおしゃれな不穏さならOKってことかぁ。

高根:やっぱりEmiさんはいつもおしゃれなものを聴いているからですかね? まぁ、僕なんかもそうなんですけど。

宮崎:おっと! 高根さんの“自分発信のおしゃれ”は禁止!

Emi:私は、“おしゃれ”のことはよくわかりません(笑)!おしゃれかそうじゃないかはさておき、ビジュアル含め、本人たちがやりたいことをやりきってる感じが素晴らしいと思います。OIOIOO(オオー・アイ・オオー)とかの感じ近いですよね。






宮崎:全部聴いていただいたので、Emiさん的ランキングをお願いします。

Emi:緊張しますね、これ。あくまで個人的好みでランクさせていただきますね。

1。MUNGOLIAN JETSET
2。神聖かまってちゃん
3。S.L.A.C.K..
4。YORUZ YOLZ IN THE SKY
5。henrytennis
6。neohachi
7。小田晃生
8。the sworn group


柏井:前回同様、高根さんイチオシのMUNGOLIAN JETSETがナンバーワン! &僕のおススメのYORUZ YOLZ IN THE SKYとhenrytennisは4番目と5番目……またもや、ハンパしちゃってごめんなさい!

大山:意外と神聖かまってちゃんが2位ですが?

Emi:やっぱり“このバンドのことをもっと知りたい”っていう強烈なインパクトが残ったので(笑)。

高根:では相方のChakiさんが「スゴいバンドを見つけたんだ! THE LOWBROWS、次はコレで行こう、Emi!」って言って、再生ボタンをポチっと押して、神聖かまってちゃんが流れてきたら、Emiさんはどうします?

Emi:「わぁっ、スゴイスゴ〜イ!」って言ってパチパチ拍手して、何とか会話を別の方向に持っていくと思います。あまりイジメないでください(笑)。



Text by REALGOLD$(NIKO¥ON PRODUCTION)







 

Profile

AYUSE KOZUE
 

今回のオピニオンリーダー
Emi (THE LOWBROWS)

Chakiとのエレクトロ・ユニット、THE LOWBROWSとして活躍中。ニューウェイヴ、ボルティモア・ブレイクス、ロッキン・エレクトロなど多種多様なジャンルのサウンドを織り込んだ独自のサウンドで国産エレクトロ・シーンを牽引している。ミニ・アルバム『Danse Macabre』発売中! ちなみにEmiさんは、なんと日本有数の有名人と……。その謎は、本文をチェキ!!

⇒official site

 


 
THE LOWBROWS   ターンテーブルからギター、ウッドベースまであらゆる楽器を自由自在に使いこなし、DJとしても活動をするChaki。幼い頃からクラシック音楽に親しみその素養を如何なく発揮するEmi。2005年から活動を開始、凍てついたノイズと錆び付いた残響を響かせる鬼気迫るサウンド、完全次世代のえっジーな感覚、唯一無二な存在感を放つメイド・イン・トーキョーのエレクトロデュオ。
 
THE LOWBROWS /
『Don't let you down』


 

 
4社が誇る圧迫面接官達!!
 
 

高根順次
  スペースシャワーTVの動画サイトDAXプロデューサー。尿道炎を患って前立腺検査をしたばかり。マンションのローン残高は1,235万円(09年9月現在)。  
 
 

宮崎敬太
  MySpace
MySpaceの編集担当。結局のところ、カンパニー松尾の作品は、自分にとってのファイナル・ウェポンである、と認識しました。
 
 
 

柏井万作
  CINRA
(http://www.cinra
.net/)WEBマガジンCINRA.NETや入場無料マンスリーイベントexPoP!!!!!やってます。東京生まれ HIP-HOP育ちの28歳。
 
 
 

大山卓也
  ナタリー
音楽ニュースサイト・ナタリー(http://natalie.mu/)編集長。酒はビール派、犬は雑種派。「ゆるふわ愛され」のキャッチコピーに飽き始めている。
 
 
ライターご紹介!!
 
 
圧迫面接書記長
REALGOLD$

編集&ライター。
REALGOLD$ 文筆系何でも屋NIKO¥ON PRODUCTION代表。“近所のスナックのチーママ”程度の器量を活かし、多方面で活躍中の三十路独身。ECDの最新本「ホームシック」、09年秋、フィルムアート社よりついに発売! CHECK宜しくです!>>>REALGOLD$Weblog〈炎上〉
 
 
 
 
 
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