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フラノフは本当に“音の妖精”だった

Wednesday, November 4th 2009



アレハンドロ・フラノフは本当に“音の妖精”だった。

妖しく未曾有で、まばたきのように煌めくその音像から“音の妖精”の異名をとるアルゼンチン音響派の最重要人物アレハンドロ・フラノフ。 シタール、アコーディオン、キーボード、ギター、パーカッション、ヴォーカルと何でも操るマルチ奏者。また交友関係も広く、これまでファナ・モリーナの一連の作品のプロデュースをはじめ、もうひとりの音響派重要人物フェルナンド・カブサッキ、モノ・フォンタナ、ROVOの勝井佑二、山本精一(想い出波止場)などの日本人アーティストともコラボレートしてきた。

先の山本精一をして 「彼はもう何をやってもいい」と言わしめたフラノフが、実に8枚目のソロ・アルバムを『Digitaria』をリリースする。オーガニックな『Khali』、デジタルだった『Aixa』を経て、そのちょうど中間のバランスで打ち出す最新録音だ。オラシオ・ロペス、サンティアゴ・ヴァスケスの参加にも注目。

“Digitaria”とは地球上から見える最も明るい恒星=シリウス座の星。最近父親となったフラノフはこの星に大いにインスパイアされ、周りに広がる人生の歓びを本作に表したのだとか。
神秘的なシタールの導入部に始まり、ガムランのような打楽器や笛といった民族楽器、木琴や鈴鐘に似たミニマル音のループなどを多用。また森の音や中国のオペラをサンプリングしたり、グルーヴィな音を出すシンセ / ワークステーションを使い緻密なプログラミングを加えるなど実にこまやかで気の効いたプロダクションに超人的な職人技が冴える。
フラノフの内的世界のさらに奥深くまで歩を進めるかのような、人知れず鼓動が高まる音楽体験。ぜひとも音質の良いヘッドホンでじっくり聴き入ってみていただきたい。



アレハンドロ・フラノフって?

アレハンドロ・フラノフ Alejandro Franov
「アルゼンチン音響派」最重要人物の1人。ブエノス・アイレス在住。シタール、アコーディオン、キーボード、ギター、パーカッション、ボーカルと何でもこなすマルチ奏者。
交流も広く、ファナ・モリーナのプロデュースや、モノ・フォンタナの作品に参加して おり、2007年にもうひとりの音響派重要人物フェルナンド・カブサッキらと来日、ROVOの勝井佑二、山本精一などの日本人アーティストとも多数コラボレートしたライブは大盛況に終わる。
その後ネイチャーブリスより2枚の国内盤をリリース、アルゼンチン音響派ブームを巻き起こす。名作「Khali」は独の音響系レーベルStaubgold よりライセンス・リリースもされ、全世界で発売。世界規模でますます注目を集める目が離せないアーティスト。




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Release Date:02/December/2009
usually instock in 2-7days

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シタールの音色が印象的でオーガニックな
2007年リリース

アナログシンセなど電子楽器を無邪気に演奏する
2008年リリース

プロデューサー兼演奏家として参加した
フアナ・モリーナ最高傑作盤