TRIBAL CHAIR、2年ぶりフルAL！

01. Enter the story
その名の通り、『TRIBAL CHAIR』という物語の序章を飾る一曲です。 幻想的な世界へ誘われちゃって下さい！！

02. Third eye creation
一人過ごす真夜中にふと自分を省みる瞬間、それは心の中で素直な自分自身と向き合う瞬間でもある。 自分だけが知る喜びや己の弱さ、あるいは秘密。そのすべてを心の目は、つまり第三の目はそっと見守っている。 誰も知らない心の内側に広がる風景を旅するというテーマで作り上げた一曲です。

03. My world is not over
目標や夢に向かってひた走る日々の中で、高い理想や志があっても現実は思うように物事が進まなくて 悩んだり、迷ったり、浮き沈みを繰り返してる人は多いはず。 それでも諦めず、真摯に自分自身を信じていればいつかチャンスは巡って来る、自分自身を信じる限り夢は死なない。 綺麗事に聞こえるかも知れないけど、いかに他人に笑われようが冷やかされようが、その綺麗事を真にすべく俺達は今尚歩き続けている。 そんな気持ちを歌っています。夢に向かい、希望を捨てず、日々を前向きに生きるすべての人へ捧ぐ一曲です。

04. Utagai Future
世の中や周りの人間関係に疲れきってしまった時、すべての物事をネガティブに捉えてしまい、心の中に自ら壁を作ってしまうせいで見落としてしまう事がよくある。 それが本当は光り輝いているものかもしれないのに、だ。 斜に構えたり、疑ってかかれば傷つかずに済む事は確かに沢山あると思う。 だが、同時にその疑いの気持があるからこそ、手に入らなくなってしまう真実や喜びもあるとは思う。 本当の所、疑う心＝弱さなのかも知れない。そんな事を考えながら書いた作品です。

05. The theory of evolution
地球上で最もズル賢く、最も強い生物、それは言うまでもなく人間だ。 だけどその強さゆえ、欲望の赴くままにこの星を食い荒らして来たのも人間だったりする。 時が経つにつれ、世の中が悪い方向に進んでいると、破滅に向かっていると誰もがわかっているのに 自分たちの欲望を止めることが出来ないままでいる。 この事態を誰が予想出来ただろう。それとも神様ってやつは、こうなる事を予測して人を作ったのだろうか。 だとしたら、皮肉な神様は最後どんな形で進化論を締めくくるのだろう。 地球滅亡まで残り５分と言われている今だからこそ、皆に聴いて欲しいです。

06. Moment
『戦い続ける日々の束の間の安息』をイメージして作り上げました。 イントロのギターフレーズからメロディーに至るまで『哀愁』というTRIBAL CHAIRを語る上ではずせない キーワードがもっともよく表れているロックなバラードです。

07. Aquarium
大切な人と過ごす何気ない一夜。部屋の明かりを消して二人で同じベットに横になって過ごす、安らかで幸せなひと時。 満たされた気持ちでぼーっと天井を見上げていたら、まるで水の中を漂っているかのような穏やかな錯覚に落ちた事があった。 自分自身の恋愛経験をもとに、思い出を振り返りながら詞を書いた、少し照れくさいけど温かい思い入れのある曲。

08. Train and boat
きつい仕事の日々が幕開ける休み明けの朝。憂鬱な週始め。 かつて未来と呼んでいた今を、若かりし頃思い描いていた未来予想図と全然違う現在を、葛藤しながらそれでも必死に生きようとする人々の物語を描いてみました。

09. Time again
全１５曲の物語はここからが後半戦。意識をより深い場所へと連れ去る、美しい響きのギターアルペジオでやられちゃって下さい！

10. ９０９
少し前に全国的に多発した食品への針の混入事件。それをモチーフに今の世の中に充満する閉塞感や無気力感に風穴を開けたい、という願いを込めて 詞を作り上げました。タイトルは釈放や脱出を意味する隠語で、ギターリフが小気味良く響き、爆音で疾走する攻撃的な一曲です。 もともと原作の大ファンだったアニメ・蒼天航路のオープニングに選んでいただいたので、そういう意味でも思い入れの強い曲になりました。

11. Joint your black
日々の生活の中、誰もがふと感じる孤独感や寂しさといったものをテーマに作った一曲です。 ありとあらゆる欲望が渦巻く街の路地裏。その片隅で自分の心の居場所が見つからず、アルコール、セックス、あるいはドラッグといった依存対象を探し、今夜も彷徨っている であろう寂しがり屋の人々達の物語。今作で一番重く、激しい曲に仕上がってます。

12. Midnight Beating
今作では最も異端な曲かも知れません。ほのかな酔いに身を任せて、静かに踊れる曲に仕上がりました。 東京・上野公園にある不忍池で過ごした実体験を、行きつけのバーの中で書いた作品。 ２本のアコースティックギターが美しく響き、アルペジオで絡み合う所は特にお気に入りだったりします。

13. Transparent Imagination
思い描く未来や夢に向かって、己が道を透明で純粋な想像でもって切り開いて行って欲しい。そんな願いを込めて書き上げました。 多かれ少なかれ男なら誰しもが共有できるであろう、ちょっとした武士道精神みたいなのを感じてもらえたら嬉しいですね。 日本刀をイメージした切れ味するどい、勢いのある楽曲です。

14. Last wish
最後の願いと題した、今作の歌詞中では一番伝えたい事の詰まった一曲です。 言葉にすると安っぽくなってしまいそうなので、敢えて詳しくは書きません！（解説にならないんですけど、こればかりは本当に聴いて感じて欲しい） 民族や宗教間での紛争、貧困、あるいは歴史問題など、少し重いテーマですが、２００９年今現在の世界と日本を 自分なりの考えで描きました。日本人として何が出来るか。そんな事を考え、行動するキッカケになってくれたらと思っています。

15. Over the river
本編最期を飾るのは涙腺直撃必至の哀愁メロディが切な過ぎる、ある意味最もエモい楽曲です。 メンバー全員のお気に入り曲。 大切な人と別れてしまったけれど、一緒に居られないからこそ、その後の幸せを願わずにはいられないという、素直な気持ちを素直な言葉で描いてみました。 バイオリン、ビオラ、チェロを取り入れたバンド史上最もスケール感のある、壮大なサウンドになりました。