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INSPECTOR CLUZO インタビュー

Monday, August 24th 2009

カルモンカルモン6・7合併号
プレゼント応募−Fuji Rockプレゼント応募-Summer Sonic
ベストアクト2009 -FujiRock-HEYLEY SALESインタビューEMI MAYERインタビューPRISCILLA AHNインタビューINSPECTOR CLUZOインタビューFuji Rock レポートベストアクト2009 -SUMMER SONIC 2009-
INSPECTOR CLUZO
FUJI ROCK FESTIVAL '09 にてすばらしいライブを披露してくれたアーティストにインタビュー。
H−いつ苗場に着いたの?
IC:木曜日。前夜祭に参加して昨日は苗場食堂でやって、今日はオレンジコート。すごくよかった。

−他のアーティストも観ることはできた?

IC:インタビューが終わったあとすぐにMELVINSを観に行く。あとはSUEN KUTIを観たい。大ファンなんだ。昨日はoasis、ニューオーリンズからのThe neville brothersをみた。BEN HARPERとか他にもっとみたいアーティストはたくさんいるし、自然に囲まれて、もっと残ってたいけど明日は韓国でやるから出発しないといけない。

俺たちの地元はフランス南西のヨーロッパ一大きな森のあるところで、ここと似ている。俺ら都会出身じゃないから、ホームにいるみたいでここはすごく居心地がいいよ。

−ついさっきのオレンジコートでのパフォーマンスはどうだった?

IC:苗場食堂はオーディエンスが目の前で近く感じられたし、2つ違うステージでパフォーマンスできたのがよかった。それぞれ違うアプローチができるからね。もっと大きなステージだとオーディエンスの顔をみることができない。ホワイトステージも呼んでくれたらパフォーマンスはするけど人が多くのオーディエンスはスクリーンに目がいくと思う。俺たちはアイタクトをとれるような小さなステージが好きなんだ。オレンジコートはちょうどいい。雨が降ってきたのもワイルドだったし、すごくいいギグができたよ。

−こちらにくる前は台北でパフォーマンスをしたんですよね。日本の観客となにか違いを感じたところはある?

IC:難しい質問だ。国によっても違うと思うけどアジアはヨーロッパとは違うと思う。

ヨーロッパは頭が固いやつらが多い。ヨーロッパすべてというわけじゃなくて旧共産圏の東欧のやつらはさわぎが好きだし、スペインもフィエスタが好きでクールだね。

イギリスとドイツのやつらはつまらない。パフォーマンスを観るまえからもう既にすべて知ってるよっていう態度なんだ。
イギリスでも北のほうやスコットランドの奴らは違うけど。パリでもオーディエンスがレーベルとか会社によって判断するところがある。

でもここは違う。音楽が好きかきらいかで非常にシンプル。日本は歴史もあるのに非常にオープンマインドだと思う。

−二人とも出身はフランスですよね。英語で歌ってアメリカの音楽をベースにしている理由は?

IC:俺たちは伝統的なアメリカ音楽、ブルース、ソウル、ファンク、ジャズなどのブラックミュージック全般に影響を受けている。アメリカは食べ物、消費生活、ライフスタイルもはっきりいってくそだけど音楽だけはいい。これだけは唯一認める。

俺たちはブラックミュージック、ブルース、ソウル、ファンク...すべてのブラックミュージックが本当に好きなんだ。だから英語で歌う。

−ブラックミュージックにひかれる理由は?

IC:一言でいうと「ソウル」。黒人はソウルで歌う。ソウルは国は関係なく感じることができる。俺らは音楽というのは唯一のユニバーサルな言語だと思ってる。日本でも東欧、アルゼンチンでも、言葉が通じなくても同じ音楽を聴いて一緒に感じて踊ることができて、それをつなげているのがソウルだ。言葉はわかんなくてもSUEN KUTI、The neville brothersが歌うとぴんとくるものがあってなにか感じるだろ。これはすごく大切だ。

−今回のアルバムはバンド名と同じ名前だけどなにか理由はあるの?


IC:ファーストアルバムで新しいバンドだから覚えてもらいやすいのがいいと思った。
ま、俺ら賢くごちゃごちゃ考えんの得意じゃないからさ、「おい。このアルバム名どうするよ?」ってなったときに「バンド名と同じにすっか。」「いいじゃん!それでいこう。」って決めた。すごく単純。

−今後の活動について教えてください。

地元のボルドーに戻ったら俺らのホームスタジオでレコーディングをするつもりだ。俺(マシュー)のキッチンがスタジオだから「スタジオ・ソウル・キッチン」っていうんだ。ストーブがある典型的なフランスの家だよ。まずは料理をつくって腹ごしらえをしてから曲と作ってという風にやっている。15曲はできあがっていて、さらに6曲収録する予定。時間をかけて仕上げていくつもりだ。こういった旅の機会も利用して、がんばって新たしい曲をつくっていくよ。11月には完成する予定。

−もうすぐですね。楽しみです。
最後にHMVオンラインから日本のファンへのメッセージをお願いします。




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