様々な音楽レーベルが乱立する日本のインディーズシーン。例えばパンクロックを中心に扱うものや、ギターロックを中心にしたもの。イロモノばかりを集めたものから、一人のアーティストをリリースする為だけに設立されたものなどなど。レーベルといっても、その掲げるコンセプトやスタイルはそれぞれ異なり、独自の色をだしており、そこがレーベルのおもしろいところでもあり、“このレーベルだから買う”なんていうレーベル買いをしてる人もおおいはず。
そんな雑多なレーベルが数多く存在する中、今異彩を放ち注目されているインディーズレーベルがある。それが今回ご紹介する“contrarede”。 渋谷に存在した伝説のレコードショップ“some of us”の店長・小林英樹氏と54-71のメンバーによって設立されたこの“contrarede”。54-71のリリースはもちろん、Spiral Chord、そして最新ではdry river stringという日本の一筋縄ではいかない気鋭のアーティストを送り出し、海外のアーティストではPeleやGANG GANG DANCEなどを扱う。 “おもしろいことを!”コンセプトに2008年1月に産声をあげたこの“contrarede”ですが、早くも音楽ファンの間で話題となっています。そのcontraredeから小林英樹氏を招き、インタビューしてきました!
そしてcontraredeの最新作dry river stringの新譜をご購入のお客様に、先着でcontraredeのサンプラーをプレゼント!
HMV:お久しぶりです。今日はレーベルご紹介ということでよろしくお願いします!では、まず小林さんの経歴からお話してもらいましょうか。多分結構知られてるのはWarszawa(渋谷のレコードショップ)からsome of us(渋谷にあったレコードショップ)ってところですよね。その前ってなにをされていたんですか?
小林:え〜とちょっと複雑な感じで、Warszawaが吉祥寺にあって、Warszawa渋谷店を出すことになったんですよ、今のクアトロの4階に。その時に僕が渋谷店の店長になって、その後に景気も悪くなって渋谷店を撤退するっていう話になったんですね。でもせっかく渋谷にもお客さんが付いてくれたので、じゃあそこで独立しますっていうことになって、一回Warszawa渋谷で独立したんですよ。でも吉祥寺のWarszawaとカラーが変わってきちゃったりして、お互い良くないねっていう話になって、その時に店舗も移転する話があって、じゃあその時に名前も変えちゃおうかっていってsome of usにしたんです。
小林:そうですね。インディがすごい好きなんですけど、例えばポップだったり受け入れやすいものがあるじゃないですか、そういうCDがすごくいっぱいあるのに、若いお客さんも増えないし、なんか広がらないし、変にマニアックにオタク的に扱われてるのが、なんかおかしいなってずっと思ってたんですね。あと長いことやってたんで、偉そうなんですけど、入ってくるインディ系のCDとかが、もう音がわかってきちゃう感じがでてきたんですよね、ドキドキ感も無くなってきて、でも生活しなきゃいけないからお店もな〜(笑)っていうのもありつつ、レーベルとか(アーティストの)招聘とかもやりたいなと漠然と思ってて。そうこうしてるうちに54がメジャーから切られちゃって、事務所も切られちゃって宙に浮いちゃったんですね。そういう話をリーダーとしてたら、リーダーも“54もフリーになったから何か一緒にやりましょっか?”って言ってくれて、“じゃあやろっか!”って(笑)。それで予定ではお店とかレーベルとか含めてやりたいということだったんですけど、いかんせんお金がないわけですよ(笑)。まずお金がないと、僕らがやろうとしてることは出来ないっていうのが最初にあったんですね。レーベルをはじめようと思ってすぐにはじめることは出来ると思うんですけど、そうするとsome of usの延長でしかなりえないなと思っていたし。54も貯金ないし、僕も借金だらけだし(笑)これは自力では無理だと思って、それで1年半かな?色んな企業にプレゼンに行って、2008年の1月からスタートしました。