レディ・ギターのカリスマ第3章

2009年7月29日 (水)

「女ジェフ・ベック」的存在にて、稀少なレディー・ギターのカリスマとしてレボリューションを巻き起こす安達久美の3rd。PRSを片手にし、「悲しみの恋人達」をカヴァー。動画メッセージ掲載。

安達久美は、大阪出身のレディ・ギタリスト。ドラマーの則竹裕之の目に止まり、「安達久美クラブパンゲア」を結成。

2005年より正式なユニット「安達久美clubPANGAEA」をスタート。ベースにNANIWA EXPの重鎮、清水興、キーボードにT-SQUAREの河野啓三を基本ユニットとして全国ツアーや野外フェスティバルへの出演を重ね、各地で大きなインパクトを残し、CD デビュー前にも関わらず新聞やテレビニュース番組、FM、雑誌等々に取り上げられ、一躍ギターミュージックシーンの注目を浴びるようになりました。

2007年、1stアルバム『リトル・ウィング』をリリースし、2008年には、2ndアルバム『ウィナーズ！』を発売。リリースを重ねる毎に、パワーアップし、人気も着実にあげ、HMVオンラインでも大ヒットを記録しています。

そして、前作から約１年半ぶりとなる新作『L.G.B.』がリリースされます。「L.G.B.」とはLady Guitar Bluesの略で、まさに今の彼女を表現するに相応しいワード。

前２作よりも、彼女のルーツでもあるブルースのテイストが色濃く出たサウンドとなっています。

河野啓三(key)、清水興(b)、則竹裕之(ds)というレギュラー・メンバーにて、より精度を高めたバンドのオリジナル楽曲が冴えまくるとともに、安達久美の、鋭くうねり、突き刺さるようなギターが、グルーヴするリズムと共にクロスオーヴァーなサウンドを形成。

1stではジミ・ヘンドリクスの「リトル・ウィング」、2ndではサンタナ「哀愁のヨーロッパ」をカヴァーしましたが、今作ではジェフ・ベックの名演で知られる「悲しみの恋人達」をセレクト。難しい感情表現に挑んでいます。

更に、今回は、ギターのサウンドにも一段と拘り、彼女のトレードマークであったストラトに加え、ギタリスト達の憧れの的でもあるPRSをメインに使用。

また驚く事に、彼女がPRS初の日本人女性アーティストとなることが決定 ! サンタナなども愛用するギターとして知られますが、女性では世界で正式に認められているのは世界で2人目という名誉を授かりました。

HMVオンライン安達久美動画メッセージ

収録楽曲

1: レディー・プレイズ・ザ・ブルース・フォー・ユー（作曲 : 清水興）
無骨なほどに逞しい60'sフェンダーならではの図太さがこの曲に独自のパワーを与えてくれました。
2: セブンス・イニング（作曲 : 安達久美）
集中する中、何が起こるかわからない期待とそのタイミングを伺う緊迫感を表現。
3: 天の鳥舟（作曲 : 安達久美）
故・塩次伸二氏に捧げる曲。安達久美が「Bluesマスターと呼ばれる師にできることは曲を書くことだ」と思い生まれた曲。
4: ルーズ・コントロール（作曲 : 安達久美）
コントロールが利かない困惑と苛立ちを4拍子とも6拍子ともとれるリズムで表現。
5: スリー・ドッグ・ファイト（作曲 : 河野啓三）
河野の持ち曲の中から、安達久美クラブパンゲアの為にアレンジされた作品。
6: ペンタクル・ワールド（作曲 : 安達久美）
文化や世界観が強く表現される5音階の「ペンタトニックスケール」を使用した楽曲。
7: ジャーニー・トゥ・ザ・フューチャー（作曲 : 安達久美）
１stアルバムに収録された「ダンジリファンク」の清水のラップに惚れた安達が、清水のラップをフィーチャーする為作曲。
8: 五七楽坊の願い（作曲 : 河野啓三）
河野氏の未発表作品の中、安達がパンゲアのサウンドで演奏したいと望み、レコーディングに挑んだ作品。
9: 哀しみの恋人達（作曲 : スティーヴィー・ワンダー）
今、満を持してマイナーブルースの名曲を歌い上げる安達の溢れるBluesがここに。

DVD収録曲

アムラックスホールでのライブ模様に加え安達久美本人撮影のプライベート映像、バックステージ、普段見ることのできないメンバーの素顔を大公開！

1: オール・ワン＜作曲 : 安達久美『WINNERS !』収録曲＞

2: レディー・プレイズ・ザ・ブルース・フォー・ユー＜作曲 : 清水興『L.G.B.』収録曲＞

3: X-ウィング・ファイター＜作曲 : 河野啓三『WINNERS !』収録曲＞

4: ウィナーズ！＜作曲 : 安達久美『WINNERS !』収録曲＞

5: クッキー・モンキー＜作曲 : 安達久美『Little Wing』収録曲＞