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ジャパニーズ・ポップス スタッフ・ランキング【インディーズ】

Saturday, July 4th 2009

ジャンルレスにいい音を!

dis is the oar of me
 Discharming man 『dis is the oar of me』
 ex-キウイロールの蛯名氏によるソロプロジェクト。彼の照れ屋な性格を表しているような“Discharming man”という名前、はっきりと全ての言葉が聞き取れる歌詞で歌われるのは狂気を内包した、暖かくて大きなもの、優しさ、愛。荒々しくむき出しのバンドサウンドにのせられた彼の言葉が心を鷲づかみにし、胸に突き刺さります。

Hymn To The Immortal Wind
 MONO 『Hymn To The Immortal Wind』
 日本が世界に誇るバンドMONO。そして間違いなく彼らの最高傑作である今作。叙情的なメロディと轟音パートという今までのフォーマットは踏襲しながらも、よりクラシックに接近し、また楽曲のクオリティが研ぎ澄まされ尋常ではないレベルに。エンジニアのアルビニとの相性も今回が最高で、生々しいサウンドは時に悲しく、時に凶暴に、音をダイレクトに響かせている。ラストの「Everlasting Light」で得られるカタルシスは何度耳にしても鳥肌ものです。

Million
 raga 『Million』
 新世代のJAMシーンを担っていく存在になるであろうregaの1stフルアルバム。BATTLESとLotusをごちゃまぜにしたようなサウンドは今までありそうでなかった!そしてリードギターの井出竜二による独特なリフはregaのオリジナリティを象徴しているかのよう、一聴してわかるタッチは、次世代のギターヒーローを予感させる。

sono
 detune.(でちゅーん) 『sono』
 高品質のアーティストを輩出することでコアな音楽ファンから絶大なる支持を得ているレーベルHEADZからリリースされたこのdetune.。ちょっぴりフォーキーなメロディにちょっぴりのエレクトロニカ風味、またはエレポップ風の4つ打ちナンバー、ロック風味や切ないバラードなどバラエティな楽曲がそろい、その全てがグッドメロディ。 渋谷系の流れを感じさせるひねたポップサウンドが好きな人にオススメ!

Beneath The Buttermilk Sky
 中村まり 『Beneath The Buttermilk Sky』
 とにかく、たまげましたよ。この時代に、この音楽をやってる素晴らしい才能があるって事に。70年代あたりのアメリカの空気感に魅力を感じる種類の人は必ず聴いて欲しいアルバムです。

OWKMJ
 俺はこんなもんじゃない 『OWKMJ』
 3月度の『今月のイチオシ』でPICK UPした 俺はこんなもんじゃない。このアルバムの1曲目で既にやられるでしょう!綺麗な旋律が、徐々に、エモーショナルにぶっ壊れていく様は圧巻!断じて難解ではないです。

Idea of a Master Piece
 54-71 & KOOL KEITH 『Idea of a Master Piece』
 これははっきり言って反則でしょう。変態MC KOOL KEITHと日本が誇る変態バンド54-71のまさかのコラボ。もはや拍子がわからないぶっ壊れた54-71のトラックにアシッドなビキビキのシンセサウンド、その上を自由自在にのた打ち回るKOOL KEITHの多重人格MC。もはや精神分裂ギリギリです。

Question
 KIRIHITO 『Question』
 インディーズシーンではその名を轟かすキリヒトの久々となる音源。ライブで感じるハチャメチャな感じとはまた違い音源のみで聴いてみると意外にポップ!昨今のニューウェーブリバイバルともリンクしてエレクトロ好きな人たちにもぜひチェックしてもらいたいです。

Yoi Toy
 YOMOYA 『Yoi Toy』
 はっぴいえんど×Yo La Tengo(?)、ナイアガラ周辺の匂いを感じさせる卓越したメロディセンスに、USインディのザラリとした感触。スンダードでありながらも、ストレンジ。ポップなんだけどもどこかぐにゃりとした感触は中毒性を持っています。

Gloomy
 毛皮のマリーズ 『Gloomy』
 今までの毛皮のマリーズとは印象が違った壮大ともいえる一枚。ロックレジェンド達へのオマージュが随所に込められ、思わずニヤリとさせられます。音楽性も広がった一大ロック絵巻。