ジョルジオ・トゥマ インタビュー 【2】
Tuesday, June 16th 2009
![]()
- --- そういえば、Os Tumantesと言う君のバックバンドだけど、このネーミングは君の好きな(だよね?)Os Mutantes(※1960年代から活躍するブラジルの名バンド)から来てるの?
-
その通り!このネーミングはブラジルの偉大なバンド、“オス・ムタンチス”をもじったモノだよ。僕は自分のバックバンドを、親しみを込めて、“オス・トゥマンテス”って呼んでるんだ。彼等も1stアルバムの頃から一緒に活動しているよ。
-
--- やっぱりそうだったんだね!
さて、1stアルバム『アンカラード』はインディポップ的なにぎやかさと、君の多様な音楽エッセンスが入り交じったとっても“カラフル”な作品だけど、どうしてこのタイトルにしたの? -
僕にとって『アンカラード』は、カラーであって、モノクロの作品でもあるんだ。つまり、僕は『アンカラード』を作っている時、ポジティブな状況にあった訳では無かったから、ポジティブでカラフルな曲を作ろうとしたんだと思う。その反面、自分の心情を映すメランコリックなモノクロの部分も当然含まれているハズだよ。だから、モノクロであって、カラーでもある。だから『アンカラード』って言うタイトルは完璧だと思ったんだ。
-
--- なるほど、タイトルの謎が解けたよ。
フレッシュな空気に満ちた1st『アンカラード』と、よりコンセプチャルな2nd『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』。サウンド的には、後者はよりボサノヴァや、ソフトロック的なアプローチが見受けられるけど、もし、技術面以外、具体的にはその時の“フィーリング”でこの二つの作品に何か大きな違いがあるとしたら何? -
確かに、『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』は、サウンド面では『アンカラード』よりも優れていると思う。もし大きな違いがあるとしたら、『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』は、僕にとっての二人の偉大なアーティストへのオマージュでもあるって事だね。それは、Antonio Carlos Jobimと、Brian Wilsonの事なんだけどね。
- --- ジオの音楽からは、ジオが大好きで感銘を受けた音楽の要素がふんだんに感じ取れるのだけど、特に自分の曲の中で、“メロディ”に関して大好きで、大切に感じている曲はある?
-
そうだなぁ、僕は「Sirens Play For Us」、 「Let's Make The Stevens Cake」、「Ml Db」が好きだなぁ。後はGirl With The Gunに提供した2曲、「In The Sushine」、「Hiding Place」も好きだよ。

- --- きっと沢山の影響を受けたアーティストが居ると思うのだけど、そんな中でも強く影響を受けたアーティストを教えて。
-
これ、スゴい長いリストになっちゃうけど大丈夫?ただ、いつも僕の心の中に居るアーティストに絞り込むとしたら、Nick Drake, Tim Buckley, Tim Hardin, Marvin Gaye, The Clash, Stereolab, Curtis Mayfield, Brian Wilson, Piero Piccioni, Piero Umiliani, Armando Trovajoli, Komeda, Burt Bacharach, Miles Davis And John Coltrane, Henry Mancini, Juan Esquivel, Les Baxter, Antonio Carlos Jobim, Marcos Valle, Van Dyke Parks, Dusty Springfield, Astrud Gilberto。それに、Sufjans Stevens, Motorpsycho, Sean O'hagan And High Llamas, Beirut, Sondre Lerche And J. Dilla, Pharrell And The Neptunes, Kanye West, Q Tip, Talib Kwely辺りのヒップホップも大好きだよ。
-
--- うーんスバラシイ!思いっきり親近感が沸いちゃうね!
じゃあ、日本のアーティストで好きなアーティスト、影響を受けたアーティストはいる? -
もちろん沢山居るよ!Pizzicato Fiveを筆頭とする”渋谷系”のアーティストは大好きで、特にCorneliusにはスッゴク影響を受けてるよ。他にも、Acid Mother Temple, Boris, Melt Banana, Boredomsとか。この辺の日本の音楽はホントにスゴいよ。とにかくワンダフルでファンタスティック!
- --- 僕はいつか君のギグを日本で観る事を夢見ているのだけど、日本という国に対するイメージはどう?
-
ホント?それって僕にとっても本当に大きな大きな夢なんだ!僕はとにかく日本が大好き。日本の人達は優れたアートやカルチャー、音楽、建築物もそうだし、優れたテクノロジーを持っていて、さらには日本の人達が好むワンダフルな物事全てを含めて日本が大好きだよ!
-
--- 日本でのギグは、ぜひとも実現させたいね!
では最後に、日本のリスナーに向けてメッセージをお願いします -
今回2枚の作品が日本でリリースされる事を本当に誇りに思っているよ。もし日本のリスナー達が僕の音楽を気に入ってくれて、楽しんでくれたら、この上なくハッピーだよ。これって、僕の人生の中でも最高にの出来事だと感じているんだ。本当にありがとう!!!チャオ!!!
とにかく自然体で、陽気なジョルジオ。その音楽活動のきっかけが“失恋”だったなんて驚き&痛快ですが、それもイタリアと言う国の、と言うかジョルジオ・トゥマと言う才能の大きな魅力の一つなのでしょう。
既に構想が完成しつつあると言う新作にも期待・大ですが、まずは彼が吹き込んだ2枚のアルバム『アンカラード(スウィンギンポップ・アラウンド・ローズ)』、『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』に刻み込まれた素晴らしいメロディと、優雅なアレンジ、折り重なるハーモニーとフェアリーな詩の世界を心ゆくまで満喫してください!
- 新譜My Vocalese Fun Fair
- イタリアの映画音楽やソフトロック、ネオアコ、ボサノヴァ〜ブラジリアン、ギター・ポップを浴びて育ったシンガー・ソングライター=ジョルジオ・トゥマ。アントニオ・カルロス・ジョビン、そしてブライアン・ウィルソンへのオマージュでもある最新作は、ドリーミィなポップセンスで仕上げた極上ソングブック!神戸プロダクション・デシネからのリリース。さらに詳しい記事はこちら
-

-

- My Vocalese Fun Fair
Giorgio Tuma - 2009年06月17日発売
-

-

- Uncolored
Giorgio Tuma - 2009年07月15日発売

ジョルジオ・トゥマ Giorgio Tuma:
イタリア南部の都市、レッチェ生まれのシンガー・ソング・ライター。ザ・クラッシュを愛聴していたロックキッズは、ステレオラブの音楽性との遭遇により、“ポップソング”に開眼。自身のバンド・Os Tumantesを率い、ソフトロック、ボサノヴァ、イタリアサントラなど、多様な音楽的嗜好をギュッと詰め込んだマジカル“ローラーコースター”ポップな名作『アンカラード(スウィンギンポップ・アラウンド・ローズ)』、『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』をリリース。その、キャッチーで時に切なさを感じさせるメロディライン、洒落たアレンジ、甘く澄み切った歌声は天性の物。ブレイク必至の才能です。丸山 雅生:
神戸のセレクトCD/レコードストア『ディスク・デシネ』オーナー/バイヤー。また、同店の制作部門/レーベル『プロダクション・デシネ』ではセレクション、ライセンス交渉、デザインに至るまで、そのほぼ全ての工程を担当。全くブレの無いセレクト、審美眼は世界的に評価が高い。
- 関連サイト(外部サイト)
- 関連特集(HMVサイト内)






