TOP > Music CD・DVD > News > Japanese Pop > Rock & Alternative > くるり絶賛!ウミネコサウンズって?

くるり絶賛!ウミネコサウンズって?

ROCK NEXT STANDARD

Wednesday, May 13th 2009

ウミネコサウンズ

やっぱりなんだかんだで"歌"がいい。

仕事柄ってのもそうですが、そもそも音楽好きが高じてこの仕事してるわけで、毎日いろんな音楽に触れてる訳です。それこそ、洋楽邦楽問わず、ジャンル問わず。
難解とも取れる音楽にズブズブはまっていく事もあれば、ラウドな音に浸る事もあります。
でも、そんな中、このウミネコサウンズの音を耳にしたとき「なんだかんだ色々聴いて来たけど、結局"うた"が好きだなぁ」と思い知らされた感じです。
一見シンプルで、優しく心に届くメロディー、日本語でストレートに響く歌詞、そして何より古里おさむという人の純朴で温かい歌声。
ポップスってのは決して目新しいものではないけれど、たまにこういう素晴らしい作品に出会えます。
でもって、こういう作品は一生聴けるんす。
久々にポップスの魔法にかけられて、ゆるりと時間を過ごしてみませんか?


cinra

【試聴】まずは聴いてみて!

試聴001.『夕焼け』
試聴002. 『あたらしい時間』
試聴003. 『鳥のうた』
試聴004.『春がくるまで』
試聴005. 『海岸線グルーヴィー』
ウミネコサウンズ 『夕焼け』
夕焼け
ウミネコサウンズ
発売日: 2009年05月13日
古里おさむ 『ロードショウ』
ロードショウ
古里おさむ
発売中

ウミネコサウンズ『夕焼け』PV

都会の空って美しい・・・
ウミネコサウンズ 動画コメント

いいですね!この感じ!

古里おさむによる『夕焼け』全曲解説

夕焼け
「感情には日々起伏があります。これは俺が田舎から上京してきて、落ち込んだりしてたときに助けられたというか。渋谷のスクランブル交差点でビルの向こうに沈んでいく夕日をみて、ただ感動してできた曲。」

あたらしい時間
「俺はいつもああでもないこうでもないと不平不満ばかり言ってしまうのですが…そんな自分に対して喝をいれるべく作ってみたメッセージソングみたいな感じ。」

鳥のうた
「故郷の八戸で海を眺めててウミネコの大群をみてたら、その力強い姿に感動してできた曲。アレンジも、これがウミネコサウンズと言える内容。」

春がくるまで
「春に花見をした東京の小金井公園。季節は過ぎて、寒さを感じる晩秋に同じ場所を散歩してました。落ち葉を踏みながら、すっかり裸になった木をみてたら頭に浮かんだ曲。」

海岸線グルーヴィー
「今は電車でiPodだけど、昔はもっぱら車のなかで爆音で音楽聴いてました。その海岸線ドライブしてた頃の記憶をよみがえらせて無理矢理書いてみた曲。ベース須藤氏提案のもとリズムマシンを導入。それからドラムコテイスイ氏とエンジニア日向氏と、みんなでアレンジ作りがとにかく楽しかった。」

ウミネコサウンズって?

くるりが主催するNOISE McCARTNEY RECORDS より 04年3月にソロアルバム『ロードショウ』をリリースした古里おさむ
そのアルバムはノンプロモーションにもかかわらず、聴いた人から人へと広がりを見せ、現在までに2000枚以上を売り上げている。
ウミネコサウンズは、そんな古里おさむが新たに始動したソロ・ユニット。

06-08年はウミネコサンライズ名義で活動を行い、公式リリース前にも関わらず、三崎の廃校で行われた『ロックの学園』(校長は忌野清志郎)に出演。
定価1000円の4曲入り自主制作盤を1000枚以上売り上げるなど、心揺さぶるメロディーと歌声、サイケやUSインディーを通過したロックサウンドは高く評価されている。

古里おさむセレクト!『ルーツの5枚』

たま 『きゃべつ』
きゃべつ / たま 廃盤
小学生のときテレビでたまの「さよなら人類」をみた。かなり衝撃的で、まわりの友達みんなに薦めたのを思い出します。
UNICORN 『服部』
服部 / UNICORN
姉がこのCD聴いててジャケットが強烈で忘れられなかった。スルメみたいに聴けば聴くほど好きになっていきました。
フリッパーズ ギター『ヘッド博士の世界塔』
ヘッド博士の世界塔 /
フリッパーズ ギター

高校の修学旅行のバスの中ウォークマンでずっとこれリピートできいてました。これがきっかけでビーチボーイズ聴くようになりました。

BECK 『Mellow Gold』
Mellow Gold / BECK
当時実家でケーブルテレビがみれて「ルーザー」のPVをみて衝撃をうけ、すぐ曲名メモってCDを買いに走ったのを覚えてます。
EELS『Daisies Of The Galaxy』
Daisies Of The Galaxy / EELS
青森にいたとき、ドライヴしながらいつもこれを聴いてました。かなり力をもらいました。どの曲も強くてポップ!ほんと素晴らしいアルバムです。

古里おさむセレクト!『今ハマっている5枚』

DONOVAN 『Mellow Yellow』
Mellow Yellow / DONOVAN
甘く太い声がど真ん中にありながらシンプルで変化自在なバックのアレンジ。さまざまな幻覚が美しく流れていく。いつも新鮮な気分で楽しめます。
NICK DRAKE 『PINK MOON』
PINK MOON / NICK DRAKE
夜ひとりでこれを聴いてると胸がいっぱいになります。とてもシンプルで切なくて美しい。当たり前と思ってたことが特別なものに思えてきます。
Sebadoh 『Harmacy』
Harmacy /
Sebadoh

1曲目はじまった瞬間から広大な景色が広がり、大地を踏みしめるように強くて疾走感ある切ない感じ。いつ聴いても気分が高揚します。

FEIST 『Let It Die』
Let It Die / FEIST
声がいい!曲がいい!ロンセクスミスの「シークレットハート」のカバーではオムニコードのような音も使われてて、ついつい反応してしまいます。
小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』
犬は吠えるがキャラバンは進む / 小沢健二 廃盤
今もよくこれ聴いてます。情景をうつしだす歌詞の散らばった一言一言と、音と音の隙間にいろんな想像が膨らんでくるロマンチックなアルバム。

佐藤征史(くるり)からの愛情溢れるコメント!

青森の田舎もんだった青年が東京の荒波に揉まれながら音楽と向き合い、自分と向き合って作り上げたこの作品には古里くんの優しさと頑固さと心強さが入ってます。

こんな作者の人間性が見えるアルバムも数少なくなりました。

友達と話す気分で聴いてあげてください。


佐藤征史(くるり)

この参加アーティスト!インディーズとは思えないクオリティーの高さ!!!

今作で古里のバックを務めるのは、
DRUM : 佐藤"コテイスイ"康一(髭 HiGE
BASS : 須藤俊明(GOMES THE HITMAN , ex.MELT-BANANA
GUITAR : 田辺玄(WATER WATER CAMEL
といった豪華ミュージシャンたち。

エンジニア/プロデューサーは、キリンジUNCHAINアナログフィッシュなどを手掛けている柏井日向。

このクオリティーはインディーズとは思えない!!!!

Rock & AlternativeLatest Items / Tickets Information