西崎信太郎のインディR&B一直線！

Thursday, April 30th 2009



	C+C MUSIC FACTORYの「DO YOU WANNA GET FUNKY」を聴いてBLACK MUSICの世界へ。男性R&Bを中心に、NEW JACK SWING、メインストリーム物、インディR&Bが特に好み。 2008年ベストソングはDAY26の「CO STAR」でした！ 1曲でも多くの曲に出会い、皆で共感したい、そんな人生です。近日、西崎監修のコンピレーションアルバムがリリース予定。 text by 西崎信太郎（数寄屋橋店ダンス＆ソウル担当）

今月の3枚！

Dallas Blocker / Thugs Cry
　ダラス生まれ、ヒューストン育ちの南部産ラテン系シンガーDALLAS BLOCKER。DALLASはFRANKIE JやPLAY-N-SKILLZらと同様「LATIUM ENTERTAINMENT」に所属、PAUL WALL、SLIM THUG、LIL FLIP、MIKE JONESらと共に活動した経歴を持つシンガーソングライター/プロデューサー。自身の楽曲で、というより、幾多のラッパーとのコラボでシーンに頭角を現した印象が強い（MISTA MADDのAFTER THE CLUB、ROB GのFOR THE HOODが代表的な作品）。当シングルはDALLASの名を一躍有名にした代表作、テイストとしてはFRANKIE Jの「WITHOUT YOU」タイプの極上ミディアムバラード！尚、この曲は正規リリースはされておらず、流通元がDALLAS本人から直接入手した市場流通していないレアなお宝盤。

LEXINGTON BRIDGE / DANCE WITH ME
　LEXINGTON BRIDGEはドイツのアイドル系ボーカルグループで、アメリカ人１人、イギリス人３人、オランダ１人という多国籍軍、路線としてはモロUS5。2007年にアルバム「THE VIBE」をリリース（アルバムにはSEBASTIAN NEGOやMARC NELSONが制作参加）、3曲がシングルカット。その中の１曲「REAL MAN」にはSNOOPが参加というからなんとも侮れない！今回ご紹介の当シングルはタイトルをご覧になってご察しの通り112の名曲をカバーした１枚。「根っからのソウルフリークにお届けする正統派カバー」というより、この楽曲のキャッチーなメロディラインはある程度POP調の方が似合っているような気も。オリジナル越えとまではいかないものの、原曲を忠実にカバーした完成度の高い１曲。アイドル路線でも何でもいいから、日本でももっと売れるべき！

CRISTIAN ALEXANDA / TOO FINE
　FLO RIDA、FABOLOUS、LIL WAYNEなど、米トップクラスのラッパーが挙って競演するオーストラリアのR&Bシーン。代表的なアーティストとしてISRAEL、AUDIUS、JESSICA MAUBOYがすぐに名前が挙がるが、CHRISTINA ALEXANDAも見逃せない重鎮。2004年に1STアルバム「CRISTYLE」をリリース、シングルカットされた「PARTY ANTHEM」とUKの大御所IGNORANTSとBLACKSMITHが手がける「MISUNDERSTOOD」がアングラヒットを記録。間もなくリリース予定のセカンドアルバム「URBAN NATURE」からのシングルカットとなるのが当シングル盤。JA RULEをゲストに迎えたUSメインストリームを路線を意識した甘いミディアムトラック。POP色強めのオリジナルバージョンで十分満足だが、ISRAELの楽曲などを手がけるPRINCE ALIのREMIXもGOOD！しかしながらこのCRISTIAN ALEXANDAとISRAELは不仲という噂・・・