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はじめに  

Monday, March 30th 2009


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ジャム、この10年(1999〜)

 2009年3月6、7、8日、ヴァージニア州ハンプトン・コロシアムにおいて4年ぶりの再結成ライヴを行なったフィッシュ。早くも公式サイトでは、この3日間の音源がダウンロードで購入可能となっており、PHAN(フィッシュ・ファンの愛称)のヴォルテージも上がりっぱなし。もっとも、筋金入りのPHANであれば、テーパーズ・トレードによって、すでに全公演の音源を入手済みだとは思いますが。そして、4月には、この3日間のステージを完全収録したCDが、各3枚組でリリースされるというのだから、コアなPHANに限らず、世界各地に点在するジャム・バンド・ファンは、一斉に色めきたっている今日この頃。

 遡ること、10年。

 MUSIC MAGAZINEやレコード・コレクターズ、さらには、QUICK JAPANといった音楽/カルチャー誌が、 こぞって、「ジャム・バンドとは何か?」という特集を組み始めたのは、たしか・・・1999年頃だったのではないかと記憶しています。”アメリカン・ロックの新しい雄”フィッシュ、”ニッティング・ファクトリー周辺から飛び出した新鋭ジャズ・トリオ”メデスキ・マーティン&ウッドと・・・まだ「ジャム」という言葉が定着する前の日本では、おおよそこのような形容で、両グループの紹介が行なわれていたはず。

 今でこそ「あぁ、ジャム・バンドのね」と、利便性に長けた受け答えができるものの、上述のフィッシュ、MM&Wをはじめ、セックス・モブやらレイク・トラウトやらが、90年代後半に日本で紹介された時は、一部好事家を除くほとんどのリスナーは、「お!またアメリカから新しいサウンドが出てきたねぇ」ぐらいの所感しかなかったのでは?極端な話、ウィルコ、G・ラヴ、ベン・ハーパーといったルーツ志向のオルタナティヴ勢との明確な差別化もなかったのではないでしょうか?

 「リスナーの積極的な姿勢が生む現在進行形のシーン」(©土佐有明)と・・・ファン同士のコミュニケーション・ネットワークの充実から生まれたとも言えるジャム・シーン。1997年初開催の「フジロック・フェスティヴァル」を皮切りにして、日本でもハイシーズンの大型野外フェスティヴァルが数多く開催されるようになったことも、ジャム・シーンという概念の定着化とその波及に追い風となった言えるでしょう。現に、フィッシュの記念すべき初来日ステージは、99年のフジロックにおける7公演でした。

 それから、10年。

 音楽シーンそのものの多岐・細分化もあって、「ジャム」という言葉自体は、より広義に、と同時に、半ば曖昧な分別行為として今に存在していると云えるのではないでしょうか。アンビエント、トランス、オーガニック・グルーヴを標榜とした「ライヴトロニカ」、サザン・ロック然とした大陸的なサウンドを包括したものなど、この10年で市民権を得た「ジャム・バンド・シーン」は、早くも次の10年を見据えて進化しようとしているのかもしれません。


 フィッシュの再結成を契機に、あらためてジャム・バンド・シーンを見渡してみましょう。



     
再結成Phishのライヴ音源 
  
  Live Phish 03 / 06 / 09 Hampton Collseum     Live Phish 03 / 07 / 09 Hampton Collseum     Live Phish 03 / 08 / 09 Hampton Collseum  
 
Live Phish 03 / 06 / 09
   
Live Phish 03 / 07 / 09
   
Live Phish 03 / 08 / 09
 
   ▼ HMVレビュー
フィッシュ4年ぶりの復活ライヴ・ショーが早くもCD化!ヴァージニア州ハンプトン・コロシアム、2009年3月6、7、8日の公演のうち、2004年8 月15日以来、興奮の初日=3月6日の模様を完全収録した3枚組!新曲もあり!ジャム・シーンの超重要アクト、フィッシュの活動再開を捉えた必殺音源!
     ▼ HMVレビュー
同じく再結成の3月7日公演を完全収録した3枚組。「Back On The Train」、「Birds of a Feather」、「Mike's Song」といった重要レパートリー、ビートルズ「A Day In The Life」のカヴァー等を収録。



     ▼ HMVレビュー
最終日の3月8日公演を完全収録した3枚組。「AC/DC Bag」、「Tube」、「Free」、そして、「Tweezer Reprise」と宴のヴォルテージも最高潮。「Frankenstein」、「2001」、「While My Guitar Gently Weeps」等おなじみのカヴァー・レパートリーにも歓喜。
 
           
           



ジャム@フェス(回顧録)




 僕がジャム・バンドってのを始めて体験したのは、2002年。今から7年程前でしょうか?FUJI ROCK '02でのストリング・チーズ・インシデントでしたね。なんか、タイムテーブル見てるとやたら目立つんですよ。普通、フェスでのライヴって、長くても1時間30分くらいじゃないですか?それなのに3時間もとってて。しかも、2日目も3日目も”FIELD OF HEAVEN”のトリで・・・一体何者なんだ?って2日目に観に行ったのが始まりでした。

 行ってみたら、音楽もさる事ながら、そこの雰囲気にやられちゃいました…すげーハッピーでピースで…なおかつえらく自由!そこにいるみんなが音楽をとても自然に楽しんでいて、踊ってる人も、座って、まったーりな人も、ほっこりな人も、ビーチバレーとか始めちゃう人も、それぞれがそれぞれに音楽を楽しんでるんだな〜って。こういう楽しみ方があるんだ!って僕の中では衝撃でした。よっぽど、ピンと来ちゃったんでしょう。3日目も気が付いたらチーズ観に行ってましたから・・・観ようと思ってたレッチリをすっとばしてね。

 だから、フェスの楽しみ方っていうと、気の向くままにって感じですかね。


text by HMVジャム課広報 松井剛







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