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初来日タル・ウィルケンフェルド 国内盤で

2009年1月19日 (月)

いよいよ2月にジェフ・ベックの一員として来日する弱冠23歳女性ベーシストの大ヒット・デビュー作が国内盤でリリース。ベック、カリウタ絶賛コメントも。

ジェフ・ベックが語るタル・ウィルケンフェルド
Jeff Beck  「タル・ウィルケンフェルドについてなにか言えだって? 息をのむような才能って、どんな言葉で表現すればいいのかな? 俺だったら、言葉なんて探さないね。聴いて、見るしかないんだよ。2007年のクロスロード・フェスティバルでシカゴの45,000人がそうしたようにね。

 俺は今まで生きてきて、相当スペシャルな瞬間にいくつも出くわしてきているつもりだけど、あんなに大勢の生粋のブルース狂たち、ギター狂たちが、タルのソロの真ん中あたりでもうそれこそ狂喜乱舞するのを見たときには、さすがにジーンときたよ。

 今、そう言うのは簡単だけどね、実際はもっとすごかった。そのときの俺の気分といえば、「鼻が高い」なんてもんじゃなかったよ」

――ジェフ・ベック

ヴィニー・カリウタ(ds)が語るタル・ウィルケンフェルド
Vinnie Colaiuta  「俺が思うには、タルのレコードっていうのは、聴く側がしっかりと覚醒していればいるほど、どんどん迫ってくる。なにもかもが、そこに包括されているんだ。あらゆる真実が、心地よい会話というかたちになって、自然体でそこにある。自分の内容の薄さを隠そうとして、大声で怒鳴っているわりには中身は空っぽの人間とは対照的だ。説得力のない、無理な説得を強要するような作品とは正反対なんだ。

 タルは、優雅にしっかりと真実を語ってくれる。聴く側が彼女の言葉をちゃんと受け止めることができれば、その内容はいくらでも深くなるんだ。まるで、たたき売りの商人の「ことば」の対極にある、シェイクスピアのようだよ。

 作品の中に込められたことばとニュアンス、そして同時に楽曲の構成のすばらしさは、見事としかいいようがないよ。彼女の演奏のすばらしさは楽曲の中に織り込まれて行き、あらゆるものがその中にとじ込められている。わざとらしい悪趣味なところなんて、これっぽっちもない。それが唯一、この楽曲たちを輝かせる方法なんだけどね。

 彼女の言葉は、真実のなかで生かされる必要がある。その言葉を理解し、伝える方法を知っている者たちによってね。その生かし方、伝え方をまさによくわかっているのが、彼女自身なんだ。彼女の演奏と、彼女の作る楽曲たちは、お互いに求め合い、高め合う。この深さこそが、彼女の天才的な才能の証だ。しっかりと聴いてくれ。集中して、聴いてくれ」

――ヴィニー・カリウタ


Tal Wilkenfeld
photo by John Abbott

2007年5月にリリースされたデビュー作は、当サイトでも大きな注目を受け、現在に至るまでコンスタントなロング・セラーを記録しています。

タル・ウィルケンフェルドはオーストラリア(シドニー)生まれ。14歳の時にギターを始め、17歳でベース・ギターに転向し、デビューアルバム『トランスフォーメーション』レコーデイング時には20歳という事なので、ベースに転向しわずか3年でこの技術を身につけた事になります。

アルバムではプレイの他にも、作曲、アレンジ、プロデュースまでこなし、明確な非凡さを見せつけました。

オールマン・ブラザーズ・バンドへのゲスト出演、ベース・デイ06でクリニックも行いました。21歳の時には、チック・コリアのオーストラリア・ツアーに、夏にはジェフ・ベックのヨーロッパ・ツアーに参加。そのジェフ・ベックのツアーはエリック・クラプトンとのクロスロード・フェスティヴァルで最高潮に達し、ジェフが「哀しみの恋人達」でタルの強烈なベース・ソロをフィーチャーした部分はハイライトのひとつと言えます。

それ以降も、エリック・クラプトンハービー・ハンコックジョシュ・ストーンウェイン・ショーターウェイン・クランツ・トリオコニー・ベイリー・レイなど様々な大物と共演し、ベース・プレイヤー誌の2008年読者人気投票で“最優秀新人賞”に選出されました。

ジャコ・パストリアスとアンソニー・ジャクソンに影響を受けたといわれる、驚異のフィンガー・テクニック、メロディアスなベース・ライン、そして時折みせるスラップ・プレイ。自身が書き下ろした、超絶リズム満載のオリジナル楽曲で、まさに光輝くプレイを全編で誇示しています。

アルバム参加メンバーである、スティーリー・ダンなどで活躍するキース・カーロック(ds)、そしてウェイン・クランツ(g)ジェフリー・キーザー(p)シーマス・ブレイク(ts)のプレイも聴き物となっています。

ジャズ/フュージョン・ファンはもとより、ロック・ファンにも是非聴いていただきたいアルバム!ジェフ・ベックが認めたそのプレイを!

ジェフ・ベックのバック・バンドのメンバーとして初来日決定!
◆ジェフ・ベック ジャパン・ツアー2009
2月6日(金)東京国際フォーラム ホールA
2月7日(土) 東京国際フォーラム ホールA
2月9日(月) NHKホール
2月11日(水) パシフィコ横浜
2月12日(木) 愛知県芸術劇場 大ホール
2月13日(金) ウェルシティ金沢(石川厚生年金会館)
2月16日(月) Zepp Fukuoka
2月18日(水) 大阪厚生年金会館 大ホール
2月19日(木) 大阪厚生年金会館 大ホール

Jeff Beck : Guitar
Vinnie Colaiuta : Drums
Tal Wilkenfeld : Bass
David Sancious : Keyboards



◆エリック・クラプトン/ジェフ・ベック公演
2/21(土) さいたまスーパーアリーナ
2/22(日) さいたまスーパーアリーナ


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待望の国内盤

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  • 販売終了

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