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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - December 28th, 2008 -

Sunday, December 28th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  Dec 28th, 2008
Grammy nominations - Part 2
 
 

Toumani Diabate “Ali Farka Toure” 6.20
The Mande Variations The Mande Variations/Rice WCR752所収

  今回も今年度のグラミー賞のノミネイションの中から好きな作品を紹介します。まずはワールド・ミュージック。トラディショナルとコンテンポラリーと部門が二つあるのですが、トラディショナルの方からマリのコラ奏者トゥマニ・ジャバテ。デビュー20周年を記念して再びコラのソロ演奏のアルバムですが、この曲は一昨年亡くなったマリの歌手/ギタリスト、アリ・ファルカ・トゥーレに捧げて、スタジオで即興で演奏したものです。
 
 
 

Gilberto Gil “Olho Mágico” 3.27
Banda Larga Cordel Banda Larga Cordel/Warner WPCR12978所収

  コンテンポラリー・ワールド・ミュージック部門から、ブラジルのジルベルト・ジルです。デビューした頃(60年代終盤)軍事政権を逃れてしばらくイギリスに亡命した彼は最近ブラジルの文化大臣となっていましたが、退任して音楽活動に専念することにしたようです。
 
 
 

Debhashish Bhattacharya “Gypsy Anandi” 6.24
Calcutta Chronicles Calcutta Chronicles/Rice WNR772所収

  またトラディショナル・ワールド・ミュージックの候補です。今度はインドのカルカッタ出身のデバシシュ・バタチャーリャ。ユニークなスライド・ギターを自分でデザインして演奏する彼は世界的な名人ですが、グラミー賞出その才能が認められるのは嬉しいです。
 
 
 

Miles Alumni & Indian Musicians “All Blues” 9.10
Miles From India Miles From India/BMG BVCJ35111-2所収

  こちらもインドのミュージシャンが色々参加しているのですが、ワールド・ミュージックではなく、コンテンポラリー・ジャズ部門でノミネイトされている作品です。マイルズ・デイヴィスと活動したことがあるアメリカの様々なミュージシャン、そしてインドのミュージシャンとの共演でマイルズ・デイヴィスの音楽を演奏するという特殊企画です。
 
 
 

Bill Frisell “Struggle” 5.30
History, Mystery History, Mystery/Nonesuch7559-79943-7 所収

  ジャズの最優秀インストルメンタル・アルバム部門から3つの候補を紹介します。ギタリストのビル・フリゼルは弦楽四重奏団と同じ楽器を使う4人を含む8人編成でツアーをやって、その模様を録音したのですが、独特の味わいを持った割りと地味なアルバムですから、グラミー賞のノミネイションはやや意外です。とはいえ、もちろんとてもいいアルバムです。
 
 
 

Brad Mehldau Trio “Wonderwall” 8.45
Live Live/Nonesuch 376252-2 所収

  2006年にニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードでライヴ録音されたブラッド・メルダウのこのライヴは強力です。自作曲の他に、サウンドガーデンの曲があったり、このオウェイシス(英語では「オアシス」とは言いません)の大ヒット曲も取り上げています。3月3日にサントリーホールでコンサートをやるので、お薦めします。
 
 
 

Pat Metheny With Christian McBride & Antonio Sanchez “Son of Thirteen” 5.49
Day Trip Day Trip/Nonesuch WPCR12820 所収

  毎年のようにグラミー賞でノミネイションを受けるパット・メスィーニはアルバムの他に、ベスト・インストルメンタル・ソロ部門でもこの曲でノミネイトされました。
 
 
 

Cassandra Wilson “Black Orpheus” 4.54
LoverlyLoverly/Blue Note TOCJ66446 所収

  最後はジャズ・ヴォーカル部門でノミネイトされたカサンドラ・ウィルソンです。さあ、今年はリスナーの皆さんにお世話になりました。よいお年をお迎えください。また来年もぜひ聴いてください!
 
 
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