Cradle Orchestra、始動！

Friday, December 26th 2008

Palette Sound主宰にしてDJ、トラックメイカー、プロデューサーとしてCradleのメインを担う瀬戸智樹と、ターンテーブリスト、DJ、トラックメイカーのDJ Chikaによるユニット、Cradle。シーンが彼らを認知するきかけとなったファースト･アルバムから、2年半。サンプリング使用への危機感から、生音へのこだわりと必要性を感じた2人は、TVや舞台などで活躍しているヴァイオリニスト、望月明香、国内メジャーのバックバンドでひっぱりだこのベーシスト、道太郎を中心にフルート、サックス、そしてヴォーカルなどで独自のメロディを生み出せるアーティストとのコラボレーション＝オーケストラ編成をスタート。じっくりと制作時間をかけて、遂に本作『Velvet Ballads 』を完成。

ヒップホップ･ファンとしては生楽器とのコラボも新鮮ですが、やはり注目はこれ以上ないというほどのフィーチャリングMC陣の豪華さ。CL SmoothからAloe Blacc、RootsのBlack Thought、O.C.、Dilated PeoplesのRakka、そしてTalib KweliまでCradleのために集結！そんな彼らとのコラボレーションするときの印象的なエピソードを、Cradle本人たちに伺うことができました。

【トラックリスト　/ Cradle本人達によるコメント】

01.　Take It Out feat, Nieve & Jean Curley

Goon Trax～リリースしてるMCで、 Nieve & CookのAway With Wordsでのリミックスを縁に今回はフィーチャーしました。この2人とCradleでアルバムも製作中です。

02.　All I Want In This World feat. CL Smooth

「Mecca And The Soul Brothers」や「Main Ingredient」等ヒップホップの金字塔アルバムを残しており、Cradleにとってもヒーロー的な存在で、コラボレーション出来た事を光栄に思います。 T.R.O.Y.のような勢いにAMBASSADORS使いのI Got A Loveでの Fookを彷彿とさせる曲が出来ました。

03. Mountain Top feat. Aloe Blacc

Make it lastから時間がかかりましたが、日本来日中に一緒にレコーディングしました。 Shine Throughで、ワールドワイドなアーティストとになり、楽しいコラボでした。 Cradle＋Aloe Blacc＝Bee 彼とはまだまだ面白い事します。

04. Live Forever feat. Black Thought (The Roots)

Not Samplingという部分では、トライしたことは一番近いように思います。 you got me、Proceed、What They Do等数え切れないほどのクラシックを生んだアーティストにして、今も現役の一線で活躍している稀有なアーティスト。ヒップホップの醍醐味であるsimple is bestな曲が出来ました。

05. Bubbles feat. Jean Curley

01でもおなじみのシンガー。 Cradleとはなかなか相性がよく、この曲では一人で歌ってもらいました。コード進行が複雑で、歌うのは大変だったと思いますが、頑張ってくれて良い曲が出来たと思います。 to be Soulbird

06. So Fresh feat. Talib Kweli

Reflection Eternal、Black Star等、Talibも間違いない1人。今度はGet byみたいなラテンっぽい感じとかでやってみたいです。タフで、リアルなリリックも現役の一線で活躍し続けている理由だと思います。

07. Nothin For Nothin feat. CL

Goon traxからwelcome to lifeをリリースしているアーティスト。安定した感じと、耳に残るトーンが印象的で、Chikaの作品でもフィーチャーしたのを期に今回もオファーしました。

08. Only One feat. Need not Worry

Goon traxの看板MCのNeed Ｎot Worry。 InciseのScorpion tailがカッコよかったので、オファー。

09. Jag Jam Jazz

Cradleがジャズをやったら、こんな感じになりました。 Quasimodeの須永君がウッドで参加してます。今後はこういったインスト作品もやりたいですね。

10. The World Outside In feat. Othello

Classic、Alive At The Assembly Lineはアングラ・クラシックですね。