C+C MUSIC FACTORYの「DO YOU WANNA GET FUNKY」を聴いてBLACK MUSICの世界へ。
男性R&Bを中心に、NEW JACK SWING、メインストリーム物、インディR&Bが特に好み。
50年後もJOEの「GOOD GILRS」がFAVORITE SONG。
1曲でも多くの曲に出会い、皆で共感したい、そんな人生です。
毎週水曜日、東京MXTV「U・LA・LA」にも出演中。
text by 西崎信太郎(数寄屋橋店 ダンス&ソウル担当)
今月の3枚!
KAZUAL / MIXFIT MINDZ
一言で「ボーカルグループ」という枠でカテゴライズしても現存するスタイルは多種多様。BOYZ U MENやNEW EDITIONの様な万人受けする正統派スタイルや、JODECI、DRU HILLlのように濃厚バラードを得意とした熱唱系。このKAZUALという3ピースは若さ溢れる活きのいいコーラスと、バウンシーな攻撃的ダンストラックを持ち味としたB2Kタイプのハイテンショングループ!JAHEIM、NELLY、GINUWINEらのオープニングアクトを務め、TEDDY RILEY率いるGUYのリユニオンアルバム『GUY V』に収録の「TELLIN ME NO」という曲でバックコーラスとして参加!(4)、(7)のような若気の色気が漂う哀愁系ミッドもOKですが、モロB2K路線のダンストラック(11)が一番お似合い!
XCEDERA / REFLECTION OF ME
単純にカッコいい!ジャケットに写るクールな面構えを見た外面だけのイメージだけでなく、アルバム全体を一聴した時にも同様の結論に至る!セントルイス出身のCALVIN、ALVINのBROWNLEE兄弟からなるボーカルデュオで、プロデュースは外部に委託しているようですが、同じ兄弟デュオとしてデビューしたJACKIE BOYZ辺りが対抗馬本命でしょうか。DISCO調の(2)は彼らのクールなイメージを後押しするフロアトラック、(6)のミディアムは文句なしにこのアルバムのベストトラック!「無駄を省いた」という経緯故の全9曲のコンパクトな構成ではないでしょうが、逆に潔さを感じる程に細部まで濃密!充足された内容の名盤誕生の予感!COOP DEVILLE、JACKIE BOYZら同様、ポストK-CI & JOJOの座を狙う新勢力として、今後の動向に要注目!
OUTSIDERZ 4 LIFE / OUTSIDERZ 4 LIFE
故AALIYAH、TANKらが所属する「BACK GROUND」レーベル所属の5人組OUTSIDERZ 4 LIFEの3RDアルバム!1ST、2NDともに正規リリースされることなくお蔵入り、しかしながら過去の2作にはTIMBALAND、TEDDY RILEY、AALIYAHなどが制作参加するというアンダーグラウンドの世界では知らぬ者はいない影の王者!1STアルバムの制作をバックアップしたTIMBALANDのイメージが強いグループですが、ミディアム調のバウンストラックを得意とするスタイルは、彼らの揺るぎない主軸として健在!冒頭に収録の(1)、(2)、(3)は「これぞOUTSIDERZ 4 LIFEサウンド!」と言える見事なまでに彼らの独特な世界観を表現した泥臭いミディアムトラック!黒くディープなサウンドは正にインディ版JAGGED EDGE!