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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - December 14th, 2008 -

Sunday, December 14th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  Dec 14th, 2008  
 

Odetta “Spiritual Trilogy Medley: Oh Freedom/Come And Go With Me/I’m On My Way” 6.04
The Tradition Masters The Tradition Masters/TraditionTCD1085所収

  今月2日に77歳で亡くなったオデッタは公民権運動と深く関係したフォーク・シンガーで、デビュー前のボブ・ディランにも大きな影響を及ぼした歌手です。この曲は50年代に発表された彼女のデビュー・アルバムからのもので、1963年にキング牧師と一緒にワシントンDCへの行進に参加した時にも歌ったのです。オバマ次期大統領の就任式でも歌うことになっていました。
 
 
 
One Kiss Can Lead To Another

Dee Dee Warwick “You’re No Good” 2.24
One Kiss Can Lead To Another: Girl Group Sounds, Lost & Found One Kiss Can Lead To Another: Girl Group Sounds, Lost & Found/Rhino R2 74645所収

  この人も先日亡くなりました。ディオンヌ・ワーウィックの妹で、歌がうまい 人でしたが、ヒット曲には恵まれませんでした。この曲は後に3回も他の歌手のヴァージョンでヒットしていますが、オリジナルはディー・ディーです。
 
 
 

Reparata & The Delrons w. Hash Brown & His Orchestra “I’m Nobody’s Baby Now”2.42
One Kiss Can Lead To Another: Girl Group Sounds, Lost & Found One Kiss Can Lead To Another: Girl Group Sounds, Lost & Found/Rhino R2 74645所収

  ディー・ディー・ワーウィックと同じボックス・セット(ガール・グループ時代の4枚組)から、いかにもフィル・スペクターのサウンドですが、スペクターが全く関係していない曲。レパラータ&ザ・デルロンズは評価の高いグループで、"Captain Of Your Ship"というヒットもありました。
 
 
 

P.P. Arnold “The First Cut Is The Deepest” 3.11
One Kiss Can Lead To Another: Girl Group Sounds, Lost & Found/Rhino R2 74645 One Kiss Can Lead To Another: Girl Group Sounds, Lost & Found/Rhino R2 74645所収

  こちらもガール・グループのボックスからですが、ソロ歌手のPPアーノルドです。彼女はアイク&ティーナ・ターナーのバック・ヴォーカルを担当したアイケッツのメンバーでしたが、待遇に不満があってイギリスに渡りました。ローリング・ストーンズのマネジャーだったアンドルー・オールダムが設立したイミーディアット・レコードと契約して、まだ無名だったキャット・スティーヴンズが作曲したこの歌で有名になりました。
 
 
 

David Byrne and Brian Eno “Life Is Long” 5.40
Everything That Happens Will Happen Today Everything That Happens Will Happen Today/Beat BRC218 所収

  1月下旬に数年ぶりの来日をするデイヴィッド・バーン(クリエイティブマン03-3462-6969)。その時ブライアン・イーノは一緒ではありませんが、二人が最近出したアルバムから紹介します。
 
 
 

Glenn Tilbrook “This Is Where You Aint” 4.05
The Incomplete Glenn Tilbrook The Incomplete Glenn Tilbrook/Quixotic DDCJ5002 所収

  かつてスクウィーズの中心人物の一人だったグレン・ティルブルックはいまだに優れた大人のポップ・ミュージックを作っていて、地道にツアー活動も続けています。1月中旬にギター弾き語りの来日公演を行います。http://mplant.com/glenn/tourinfo09.html
 
 
 

Glen Hansard & Marketa Irglova “Drown Out” 5.34
The Swell Season The Swell Season/Plankton VIVO357 所収

  映画「once ダブリンの街角で」をご覧になった方ならこの二人のことはすぐに思い浮かぶと思います。更に4人のミュージシャンを加えたバンドで1月に来日します。 http://plankton.co.jp/swell/index.html
 
 
 

Tony Grey “Chasing Shadows” 6.20
Chasing ShadowsChasing Shadows/Isol Discus GQCP59066

  上原ひろみのトリオの一員でもあるベースのトーニ・グレイは明日(15日)から丸の内のコットン・クラブに出ます。最近のジャズ界でどんどん注目すべき活動をしているハーモニカ奏者グレグワール・マレーも参加する4人組です。
 
 
 

Kenny Barron Trio “Calypso” 6.42
Traveler
The Traveler/EmArcy UCCM1154 所収

  味のあるピアニストのケニー・バロンも1月にコットン・クラブに出演します。彼の近作からリオネル・ルエケのギターもフィーチャーされる曲を紹介します。
 
 
 

Pat Metheny Group “Last Train Home” 5.41
Still Life (Talking)
Still Life (Talking)/Geffen 32XD756 所収

  最後にパット・メスィーニ(日本人にはこの人ほど名前が発音しにくい人はいないね…)。お正月をライヴの音楽と共に過ごしたい方は、ブルーノート東京にくるパットのグループがお薦めです。この曲は大分前のものなのですが、今のメンバー4人のうち3人が参加しています。
 
 
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