正統派ソウル歌手　アンソニー・ハミルトン

Thursday, November 20th 2008

サザン･ソウルを継承する男、Anthony Hamilton

anthony

Ne-Yo以降、メロディアスで聴きやすいR&Bがもてはやされ、ディープな南部スタイルのR&Bを聴きたければインディかゴスペル･シーンを探す方が手っ取り早くなってしまった昨今の状況を嘆いている、黒好きな皆さん！オールド・ソウルのスタイルを見事に継承しているAnthony Hamiltonのニューアルバムのリリースが決定しました！！

今や、貴重な存在となったAnthonyのファンは業界内でも多く、特にブラック･ミュージックに造詣の深いアーティスト達が、サザンソウルの手触りを加えるべく、彼に客演をオファーすることも少なくありません。最近では、ソウルのレジェンド、Al Greenの新作『Lay It Down』にフィーチャーされるなど、本家からもその実力は認められています。また、日本でも大ヒットを記録した映画『American Gangster』では、Anthonyは挿入歌を担当。さらに歌手として本人もパフォーマンスを披露し、作品に深みを加えたことも記憶に新しいはず。

そんな地道な活動が功を奏して、Anthonyは奇跡的にメジャーからアルバムを出し続けています。もちろん、ニューアルバム『Point Of It All』もSo So Def/Zombaからのリリースとなります。

アルバムからのリード･シングルはDavid Bannerを迎えた、南部臭プンプンのブルージーなミディアム・チューン「Cool」。安心してアルバムをオススメできる数少ないアーティストの一人。新作も、もちろん大プッシュです！

【収録曲（プロデューサー名）】
1. The News (Mark Batson)
2. Cool featuring David Banner (Kelvin Wooten)
3. The Day We Met (Mark Batson)
4. Diamond In The Rough (Andre Harris & Vidal Davis)
5. I Did It For Sho (Salaam Remi)
6. Hard To Breathe (Mark Batson)
7. Soul’s On Fire (Mark Batson)
8. Please Stay (Jack Splash)
9. The Point Of It All (Avila Brothers)
10. Fallin’ In Love (Mark Batson)
11. Prayin’ For You / Superman (Kelvin Wooten)
12. Her Heart (Kelvin Wooten)
13. Fine Again (Kelvin Wooten)
--Bonus Tracks (日本/UK盤のみ)--
14. She’s Gone (Heavy D)
15. Do You Feel Me (Hank Shocklee)

オフィシャルサイト

MySpace

奥さんもCD出してます！

Tarsha'Mcmillian Hamilton / Mcmillian Story
Anthony Hamiltonの奥方、Tarsha' Mcmillian Hamiltonのデビュー・アルバム！12曲中5曲、ソングライティングで夫も参加。サウンドのスタイルは初期Erykah Badu風ですが、夫婦デュエットによる濃厚スロウ「Silence Kills」、激しくシャウトするアップ「Reaching Out」などを聴けばわかるとおり、パワフルで圧倒的な歌ヂカラに思わず拍手。プロデューサーにはAnthony Hamilton作品でもお馴染みのKelvin Wooten、James Poyserといった納得の人選！

Anthony好きにオススメ

Keyshia Cole / Different Me
Anthonyと共演したこともあるKeyshia Coleのニューアルバム。Keyshiaもソウルの持つエモーショナルな部分を兼ね備えたR&Bシンガーです。期待大。

Rusty Jackson / It Must Be Love
96年にリリースされた『Those Daisy Dukes』がソウル・ファンの間で話題を呼んだRusty Jacksonが、12年ぶりに復活。泥臭さく、それでいて現代の匂いも感じさせる歌声は健在。

Keni Myles / My Rhythm & My Blues
アトランタの実力派R&Bシンガー、Keni Mylesのデビューアルバム！彼の情熱的なヴォーカルは最近の盛り上がっている男性R&Bシーンでも久々の掘り出しものと言っていいでしょう。

なぜか最近、ソウル回帰が多いような

Raphael Saadiq　/ Way I See It
元Tony! Toni! Toné!のメンバーで、天才プロデューサーとしても知られるRaphaelがColumbiaに移籍、新作を突然発表。しかも、内容が驚き！60年代、70年代の古き良きソウル・ミュージックをまんま蘇らせたような珠玉の1枚に。

Seal　/ Soul
イギリスを代表するシンガーSealがDavid Fosterをプロデューサーに迎えたソウルのカヴァーアルバムをリリース。カヴァーするのはSam Cookeのクラシック「A Change Is Gonna Come」やAnn Peeblesの名曲「I Can't Stand The Rain」など誰もが知っている、そしてシンガーとしての真価を問われるような歌唱力が必要な楽曲ばかり。