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祝! モータウン50周年!!

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Thursday, December 4th 2008

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ダイアナ・ロス、マーヴィン・ゲイ、ジャクソン・ファイヴ、テンプテーションズ、そしてスティーヴィー・ワンダー……。世界中の音楽ファンを夢中にさせ、一時代を席巻したカリスマ・アーティストを数多く世に送り出した名門、モータウン。50周年を迎えるこのレーベルから、記念碑的なコンピレーション盤や貴重な音源が一挙リリースされることが決定!! 今なお聴く者の心を躍らせるモータウン・サウンド。その波乱に富んだ歴史を総ざらいしたい。

文●泉山真奈美


 〜モータウン50周年 その影響力と尽きない魅力〜

才能に恵まれた作家陣、最高の腕を持つプレイヤー、そして抜群のカリスマ性を誇るアーティスト。モータウン・サウンドには音楽の“最高”が詰まっている。果たして、その50年の歩みはどのようなものだったのか。そして、今、モータウンを聴くことの楽しみとは?
 今から四半世紀前の1983年、アメリカの音楽史上に残るある式典が行われた。モータウン・レコードの25周年を祝う“Motown 25”である。その際に掲げられたキャッチフレーズ“Yesterday, Today, and Forever”を、今、改めて思い返してみると、まるで予言のように感じられるのだから不思議だ。Yesterday、つまり過去は、モータウン黎明期から約20年間の'60年代〜'70年代、怒濤の勢いでヒット曲を量産した黄金時代を指す。'83年当時のTodayに貢献したアーティストには、当時プリンスの最大のライバルと言われたリック・ジェームスや、ファミリー・グループのデバージ、ソロ・シンガーに転向して大成功を収めていたライオネル・リッチーらがいた。その先にあるForeverには現代も含まれているのだろうが、仮にそのキャッチフレーズにFutureを加えるとすると、'90年代のモータウンを支えたボーイズIIメンジョニー・ギル、そして現在の所属アーティストであるエリカ・バドゥマイケル・マクドナルドインディア.アリーらの名前を挙げることができる。

 現在もモータウンはレーベルとして存在しているが、“モータウン・サウンド”という言葉から多くの人々が連想するのは、やはり'60〜'70年代のヒット曲の数々、それを歌っていたアーティストたち、或いはそれらを生み出したモータウンの専属ソングライター/プロデューサーたちの名前ではないだろうか。それらを知らなくても、いや、モータウン・サウンドという言葉すら知らない人々でも、例えばシュープリームスの「恋はあせらず」('66)やテンプテーションズの「マイ・ガール」('65)、ジャクソン・ファイヴの「ABC」('70)といった楽曲を、どこかで耳にしているはずだ。街角で、ラジオで、映画の中で、はたまたTVコマーシャルなどで、'60〜'70年代のモータウン・サウンドは今なお頻繁に流れているのだから。このように、世界中のどこかで誰かが、今日も無自覚のうちにモータウン・サウンドを耳にしているのである。創設から50年も経ってもなお、あたかもつい最近レコーディングされた曲であるかのように方々で流れている音楽は、恐らくモータウン・サウンドをおいて他にはないだろう。

 ベリー・ゴーディ・Jr.が俗称モーター・シティ、すなわちデトロイトにモータウンを創設してから50年も経つのだから、昔のモータウン・サウンドは今なお新鮮に耳に響くと言っても、そこにある種の懐かしさが感じられるのは当然だ。が、ただ単に古き良き時代を想起させるから懐かしいのではなく、あの頃あの時代に、ここまで緻密に作り込まれた大衆音楽が実存したということに驚かされる。だから余計に、モータウン・サウンドをオン・タイムで知らない世代がそれらを耳にしても、追体験での懐かしさを感じることができるのでは、と思う。ミラクルズ、マーヴェレッツスティーヴィー・ワンダーマーヴィン・ゲイマーサ&ヴァンデラステンプテーションズフォー・トップスシュープリームスグラディス・ナイト&ピップスジャクソン5…etc.。この場ではとても枚挙しきれないほど、モータウン・サウンドを彩ったキラ星の如きアーティストの歌声とサウンドは、色褪せるどころか、年月を経て更に輝きを増すようだ。公民権運動が盛んだった激動の時代に、奇蹟のような音楽が生まれ、そしてそれは奇蹟のように残った。

 モータウン25周年に参加した錚々たるモータウンのスターたちの多くは、既にこの世を去っている。しかしながら、彼らの歌声が、そのサウンドが、この世から消えることは半永久的にないだろう——Yesterday, Today and Forever more——祝モータウン50周年!


History Of Motown


1958年 モータウンの前身タムラ・レコードがベリー・ゴーディJrによってデトロイトに設立。
1960年 スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ「ショップ・アラウンド」が大ヒット。
1961年 マーヴェレッツ「プリーズ・ミスター・ポストマン」がモータウン初の全米1位に。
1964年 数年間ヒットに恵まれなかったシュープリームスの「愛はどこへ行ったの」が 全米1位に。
1965年 テンプテーションズ「マイ・ガール」が全米1位に。
1969年 ダイアナ・ロスがシュープリームスを脱退、ソロに転向。ジャクソン・ファイヴがデビュー。
1971年 マーヴィン・ゲイが『ホワッツ・ゴーイン・オン』発売。
1972年 モータウンがオフィスをロスへ移転。
1976年 スティーヴィー・ワンダー『キー・オブ・ライフ』発売。14週連続全米1位。
1983年 モータウン25周年記念番組でマイケル・ジャクソンが「ムーンウォーク」を初披露。
1984年 マーヴィン・ゲイが父親に撃たれ死去。
1985年 モータウン・アーティストが集結し、アポロ劇場でコンサート開催。
1988年 経営不振に陥り、モータウンがMCAに売却。
1991年 ボーイズIIメンがモータウンと契約。
1993年 MCAがポリグラムに売却。
2002年 映画『永遠のモータウン』公開。60年代モータウン・サウンド再評価の気運高まる。

Compilation & Book
VA / Motown 50
世界各国で同時開催されたあなたの好きなモータウンの曲を集めた、言うなればリクエスト集。上位50曲に日本人の好みを反映。

UIY1434(3CD) 3,800円(税込)




VA / Motown Christmas Collection
過去にもモータウンのクリスマス・コンピは数多くリリースされているが、CD2枚組の本作は究極のモータウン・クリスマス集。

UICY1437(2CD) 2,500(税込)





VA / Motown: The Complete No.1's
No.1'sと銘打ってはいても、単純に全米ナンバー・ワンだけじゃないところがモータウンの奥深さ。CD10枚に豪華ブックレット付き。

1787574(10CD) 輸入盤





BOOK / ブラック・ミュージック入門
ブラック・ミュージックの“家庭の医学”と言っても過言ではない一家に一冊的バイブル。“入門”とあるがコアなファンも納得の内容だ。

泉山真奈美、河地依子、高見展著
発行:河出書房新社







BOOK / Motown ハンドブック
ドキュメンタリー映画「永遠のモータウン」の上映にあわせた、初めてのモータウン入門ガイドブック。

泉山真奈美、湯浅学、松永紀代美著
発行:飛鳥新社






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