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Rock n' Roll Revival! 〜ロックで踊れ!〜

Wednesday, December 3rd 2008

Special Interview #1
QUATTRO
時代錯誤に陥りそうな、古き良き60sガレージの質感を持つサウンドを展開。 ロックンロール・リヴァイヴァルを牽引する注目株、QUATTRO(クアトロ)!!
取材/文●高橋智樹

QUATTRO

60年代直系のガレージっぽい質感のサウンドの中で渦巻く、ぶっといサイケデリック・ロックンロールとブルースの嵐! THE STROKESやJETといった00年代型海外ガレージの直輸入によってではなく、ロック50年のアーカイヴを消化し血肉化した日本の感性でもって独自のロックを炸裂させている新鋭・QUATTRO。日々超過密ライヴ・スケジュールをこなしながら、火傷必至の衝動とサウンドを噴出させている彼らの最新アルバム『Square The Circle』、必聴!

―それぞれルーツを挙げるとすれば何?
岩本(Vo、G):共有してくれる人が少ないんですけど……カントリーとかなんですよね、ブルー・グラスとか。今のバンドの音に直接影響してるかどうかはわからないですけど(笑)。
佐藤(Key):僕はビートルズですね。メロがいいのが好きなんで、どうしてもそこらへんに最終的には行っちゃうっていうか。
岩本:特にこの2人は、やっこい(やわらかい)ものが好きだから。癒し系だし(笑)。最近のバンドでも、ニュー・レイヴだったりニューウェーヴだったり、あんまりグッとくるのが少ないんですけど……MGMTとかだとすごい好き、みたいな。
佐藤:MYSTERY JETSとかね。
岩本:俺はもともとスウェディッシュ・ポップみたいなのがすごい好きだった時期もあるんですけど、そういうほうが好きで。たとえばJETとか、ああいうのはあまり好きじゃないんですよね。結構「好きっしょ?」とか言われるんですけど(笑)。

―あくまで結果的にガレージっぽい音になった、っていうことですね。
佐藤:60sの人たちって、音圧ないじゃないですか、機材的な面で。だけど、ガッツはすごいじゃないですか。それを今の時代でやるとこうなっちゃうのかな、っていうのはありますね。
岩本:俺はYARDBIRDS大好きなんですけど、あの時代のあの状態で結構すごい音圧を出してて、だけど今あれを、その当時の気持ちと熱量で同じ表現をしようとすると、とんでもなくハードになっちゃうんですよね。技術が進歩している状態の中で、どうやって純粋な人間のガッツとか熱量を音にしていけるかっていう。単純にディストーションに頼って熱量を表現するのではなくて、純粋に人間が汗かいてやってる感じのパワーを、エネルギーを、どうやって表現できるか、っていうのはすごく考えてますね。できるだけ多くの人の前でね、俺らがステージで生命を削ってる姿をね。
佐藤:観てもらいたいよね。
岩本:サーカスな感じでね(笑)。演奏がガタガタだとか何もかも抜きにして、その場でバーンって音を聴いて演奏してる姿を観て鳥肌が立っちゃう感じ……っていうのを、すごく意識してやってますね。まあ、実際にライヴやってる最中はあんまり考えてないんですけど(笑)。

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Special Interview #2
LAZYgunsBRISKY
浅井健一が初プロデュース! ガレージロックのガールズ4ピース、 LAZYgunsBRISKY(レイジーガンズブリスキー)に注目!
取材/文●横尾公幸

LAZYgunsBRISKY

日本におけるガレージロックの再燃が予感される今、女性4人組バンド、LAZYgunsBRISKYに注目したい。The Beatles、The Whoといった古典的ロックンロールの美学を継承する本物志向のサウンド。それはあの浅井健一氏をも認めさせ、なんとニュー・ミニアルバム『"Catching!"』で初プロデュースを手掛けるに至った。革新的ロックンロールを響かせる彼女達が、遂に表舞台へと踊り出る!

―日本でのガレージロック・リヴァイヴァルが注目を集めていますが、その渦中で制作された今作にはどんなイメージがありました?
azu(B、Vo):前作は初期衝動的な感覚をテーマにしていたから、そこから発展した形への“挑戦”が今作にはありました。

―確かに今作は60年代のガレージロック・テイストを漂わせながらも、さらにオルタナティブな広がりを感じさせます。しかも、浅井健一氏が自身初となるプロデュースをされたと。
Lucy(Vo):浅井さんとは多くの言葉を交わす訳でもなく、純粋に音楽を共有していきました。技術云々より、楽曲の持つ雰囲気を大切にする方で。
azu:感覚に基づく自由な発想を、一本の筋が通った作品にまとめる浅井さんは本当にすごいと思う。 ―歌詞まで含めて、より深みを感じさせる作品に仕上がっていますね。
Lucy:前作の頃は全てを否定するように吐き散らしていたけど、今は強く優しくありたいと思っていて。だから本当の意味で自分と向き合った歌詞が生まれたし、発するエネルギーの質も変わりましたね。今回は明確に何かを提示していないけど、そこから汲み取ってもらえたらと思います。

―今後、ガレージロック・シーンがさらなる隆盛を見せる気もしますが。
Lucy:そういうシーンを意識する部分は殆ど無くて。ジャンルや音楽シーンだけで、バンドを判断しない方がいいと思う。本質をしっかりと見極めるべきだということを、作品の中で示していきたいですね。

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Special Interview #3
The Mirraz
言葉の乗せ方もユニークな詞世界、圧倒的なライヴ・パフォーマンスで 話題を集めるシーンの異端児、The Mirraz(ザ・ミイラズ)。
取材/文●平山幸治(HMVジャパン商品部)

The Mirraz

圧倒的なリリックと最先端のビート感、そしてすべてを飲み込む破壊力満載のライブ。ニューレイブもニューエキセントリックも00年ガレージも超越し唯一無二の存在感を放つ、全てが規格外の大型新人、The Mirraz! クチコミで噂が広がり、いまやmyspaceフレンド約1万人! 各ロック専門誌でも大絶賛され、各所でも話題沸騰中。ロックンロール・リヴァイヴァルの新たな潮流が生まれつつある今、彼らがシーンを揺るがす!

―バンドを始めたきっかけは?
畠山承平(Vo、G ※以下同):最初はくるりが好きで、『NIKKI』というアルバムを聞いて、ロックンロール・リヴァイヴァルの存在を知って。たまたまテレビでARCTIC MONKEYSを見て昔のバンドだと勘違いして、「これを今のスタイルでやったら面白いんじゃないかな」と思って始めました。

―音に対しての言葉の乗せ方が面白いと思ったのですが、歌詞で意識している事はありますか?
人が聞いて印象に残る言葉は気にしてますね。時事ネタとか。常に言葉は新しくなってると思うので、辞書が更新されるように、新しい言葉は意識してます。ギャグじゃないけどギャグのようなユーモアさとか。

―日本語詞に関してのこだわりはありますか?
日本人だし、自分の国だし。普段しゃべってる言葉が日本語だから、それ以外ありえない。サザンオールスターズとか、日本語なのに英語っぽい歌い方をしている事はすごいと思いますね。

―HPで公開されている映像もユニークですね。
「めちゃイケ」が好きなんで。映像は自分たちで作ってます。

―ユーザーの皆さんへ、今作の聴きどころとメッセージをお願いします。
サウンドが普通のJ-POPとはちょっと違うけど、ヴォーカルの歌詞がすごくPOPだと思うので、洋楽テイストと、邦楽テイストのバランス感みたいのは聴いて欲しいです。あとは、洋楽を普段聴かない人も聴いて、世界の音楽の基準みたいなものを感じられればいいかな。音楽好きならとにかく聴いて欲しいです。偏見を持たずに純粋に聴いて欲しいっすね。

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Special Interview #4
BlieAN
初期衝動そのままの心の叫びを、多種多様なルーツを昇華させた 唯一無二のロック・サウンドで届ける3ピース、BlieAN(ブライアン)。
取材/文●平山幸治(HMVジャパン商品部)

BlieAN

ガレージ、ハードコア、グランジ、ロックンロールなどを基盤にした多様なサウンドを展開する3ピース・バンド、BlieAN。誰もが抱えている弱さに真正面から向き合い、現代社会への苛立ちを吐き出したメッセージ―初期衝動そのままの純粋な叫びは、ライヴを通してすでに多くのリスナーの心を掴んでいる。2009年2月、待望の1stフルアルバムのリリースも決定した彼ら。今まさに、その動向から目が離せない!

―BlieANの楽曲にはロックの様々な要素が盛り込まれているように思いますが、どんな音楽に影響を受けましたか。
Kenji-George(B、Vo ※以下同):子供の頃、テレビゲームのピコピコ音楽から“音”に目覚めて。90年代に流行ったJ-POPやユーロビートの影響で、ダンスなどにも興味を持ち始めました。中学に入る頃にATARI TEENAGE RIOTを聞いて衝撃を受けて、そこからハードコアとかパンクの世界に突入してきた感じです。親の影響で、ビートルズ、ツェッペリン、ピンク・フロイドとかも子供のころから聴いてました。

―CDとライヴで楽曲の印象が異なるのもユニークですね。
ライヴは、自分たちの素の部分というか、生身の部分をさらけ出している感じ。CDはちょっと違って、手の込んだ料理みたいににしっかり仕上げているものかな。ライヴは刺身。CDは白身フライのような。

―来年初のフルアルバムがリリースされますが、どのような作品になりそうですか?
最強。これを聴いてみんなが反応してくれなかったら俺が全部悪い!! これまでずっとツアーも行っていたのでライブ感もすごく出ていると思う。

―ライヴはBlieANの最大の魅力でもありますが、アルバムリリース後の展開は?
2月4日にCDを出して、すぐにツアーを行います。全国25か所ぐらいかな。

―リスナーの皆さんにメッセージをどうぞ。
俺らは全力で、ライヴハウスを皆が楽しみにしていつも行きたいと思う場所にしていくので、皆も期待して遊びに来て下さい。

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HMV BUYER'S SELECTION
まだまだチェックしたい、シーンの新潮流を作る次世代バンド勢!
a flood of circlea flood of circle/Before the flood three
[ON SALE]
下北沢・渋谷エリアを中心に、ブルースや70's ROCKをルーツにしたサウンドで快進撃を続けている彼ら。今作は真骨頂であるライヴ音源を収録した8曲入りの核弾頭。


Veni Vidi ViciousVeni Vidi Vicious/ IRIE RACKIT
[ON SALE]
2006年のフジロックへの参戦以降、認知を高め、ハードなライヴ・パフォーマンスで話題に。10月に1stアルバムをリリースし、今後のロックンロール・リヴァイヴァル台風の目である。


The John's GuerrillaThe John's Guerrilla/Shoot the radio / Shadow disco
[ON SALE]
スケールのデカさを感じずにはいられない! 現代のUK、USインディーロック・シーンの潮流を乗り越え、サイケデリックな世界観を展開する彼ら。まずはこのシングルで体感せよ!


Lillies and RemainsLillies and Remains/ Moralist S.S.
[ON SALE]
京都にて結成されたPOST PUNK & NEW WAVEなグルーヴィ・ロックを鳴らす4人組。今作に収録された6曲全てがキラーチューンと成り得るポテンシャルを秘めた注目作!


MOTOR MUSTANGMOTOR MUSTANG/TOKYO TOWN BOYS BLUES
[ON SALE]
パンク、グラムロック、ハードコア、ロックンロール、グランジ等、あらゆるジャンルを内包、初期衝動に溢れた暴走ロック! 日本人離れしたサウンドがずしっと詰まった7曲入り。


8otto8otto/ HYPER, HYP8R, HYPER
[ON SALE]
衝撃のインディー・デビューから早2年、このシーンではもはや説明不要! 圧倒的なグルーヴと独特のスピード感、ドラム・ボーカルというスタイルで放つ渾身作品。


PSYSALIA PSYSALIS PSYCHEPSYSALIA PSYSALIS PSYCHE/Psysalism
[ON SALE]
パンク、「サイサリア サイサリス サイケ」というバンド名以上にインパクトのある破壊力を持ったサウンドを展開する4ピース・バンド。重厚かつ鋭利なこの一枚にやられて下さい!


6EYES6EYES/ BLANK IN BLACK
[ON SALE]
「ガレージ meets レゲエ」の独自性の高いサウンドを展開。タイトルの「漆黒の中に存在する白」のように、日本のインディーロック・シーンの中でも彼らの存在が際立つ。


the telephonesthe telephones/Love&DISCO E.P.
[ON SALE]
ライヴハウスをダンスフロアへ! 文句なしにネクスト・ブレイク筆頭株! ダンス・ロックで世間を騒がすこのミニアルバムを聴けば、自ずと体も動きだし……とにかくライヴへ!

THE BAWDIESTHE BAWDIES/ Awaking Of Rhythm And Blues
[ON SALE]
常にスタイリッシュ! R&Bやガレージなど軸に、世界基準のサウンドを鳴らし続け話題の彼ら。早いタイミングからこのシーンで活動し、こちらの2ndの完成度も非常に高い。


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