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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - November 23th, 2008 -

Sunday, November 23rd 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  Nov 23th, 2008  
 

Seprewa Kasa “Nkabom” 6.37
Seprewa Kasa Seprewa Kasa/Rice WNR790所収

  セプレワというのは、西アフリカのガーナでかつてよく使われていた弦楽器です。マリ辺りのコラの親戚といわれるものですが、こちらの方はもう少し素朴な作りで、最近はほとんど使われなくなっていましたが、このグループのメンバーによって絶滅寸前の状態から救済されたそうです。とても爽やかな気持ちのいい音です。ガーナのハイライフというスタイルに不可欠だった楽器だそうですが、このアクースティック・サウンドにもハイライフの響きがあります。
 
 
 

Duck Baker “Pineapple Rag” 3.19
There’s Something For Everyone In America There’s Something For Everyone In America/BSMF4005所収

  続いてアメリカのアコースティック・ギターの音楽です。ダック・ベイカーはすごいテクニックの持ち主で、アイリッシュ・ミュージックからハービー・ニコルズのジャズまで見事にこなしますが、75年に発表されたこのアルバムではアメリカの様々なルーツ・ミュージックを特集しています。この曲はスコット・ジョップリンのラグタイムです。
 
 
 

Mickey Baker “Lord, Have Mercy” 3.10
Blues & Jazz Guitar Blues & Jazz Guitar/BSMF4006所収

  ミキ・ベイカーはブルーズやジャズの世界で、主にエレクトリック・ギターで知られるミュージシャンですが、パリに住んでいた70年代に作ったこのアコースティックのアルバムは最近CD化されました。
 
 
 

Bert Jansch “Sweet Mother Earth” 3.44
Dazzling Stranger Dazzling Stranger/Castle UICY91011-2 所収

  スコットランド出身のバート・ヤンシュ(どうやら自分では「ジャンシュ」と発音するそうです)は60年代半ばにフォークとブルーズを混ぜて斬新なギター・ミュージックを開発した人ですが、その後も様々な音楽の要素を取り入れつつ、とににはアルコール中毒と闘いながら活動してきました。彼の伝記Dazzling Strangerと同じタイトルで発表された2枚組のコンピレイションから、ブラジルのミルトン・ナシメントの作曲による曲(79年録音)を紹介します。
 
 
 

Oki “Ororo Raha” 5.00
Tonkori Tonkori/Chikar Studio CKR0108 所収

  冒頭のセプレワと同様に絶滅寸前だったアイヌの弦楽器トンコリを一人で復帰させたオキ。リクエストもあって、12月10日にアムネスティ・インターナショナル開催のコンサート(世界人権宣言60周年記念)に出演する彼のトンコリ弾き語りの作品から紹介。
 
 
 

Dervish “Heading Home” 4.40
Travelling Show Travelling Show/Plankton VIVO245 所収

  アイルランドの伝統音楽にちょっとコンテンポラリーな空気を吹き込むダーヴィッシュは今年の「ケルティック・クリスマス」を中心に、日本各地で自分たちだけのコンサートもやります。詳しくはhttp://plankton.co.jp/dervish/index.htmlまで。
 
 
 

Kei Akagi Trio “If Ants Read Poetry...” 7.56
Liquid BlueLiquid Blue/VideoArts VACT0001 / (12/19) Time & Style Midtown (21) Time & Style Yakumo

  80年代の終盤のマイルズ・デイヴィスのグループにピアニストとして参加していたケイ赤城はアメリカの大学で教えていますが年に2回の割合で日本でライヴ活動を展開しています。クリスマス前に2公演があります。詳しくはwww.timeandstyle.com へ。
 
 
 

Yano Akiko “変わるし” 2.54
Akiko
Akiko/Yamaha YCCW10090-1 所収

  同じくアメリカを拠点に毎年日本でライヴをやっている矢野顕子は、Tボーン・バーネットがプロデュースした新作Akikoの発売を記念して、アルバムに参加しているギターのマーク・リボーやドラムズのジェイ・ベルロウズも含むバックでコンサートをやります。
 
 
 

Dee Dee Bridgewater “Four Women” 5.22
Red Earth
Red Earth/EmArcy UCCM1109 所収

  去年の名盤「レッド・アース」はマリで録音されました。来日する時にも、一度でいいから、ディー・ディーがマリのミュージシャンを連れて来ることを祈りたいですが、今回はアメリカのバックです。それでも彼女はもちろん素晴らしいですが…。
 
 
 

Niko Valkeapaa “Muitu (Wiping Out Memory)” 5.12
Birrat-Birra/DPDT DPP506 Birrat-Birra/DPDT DPP506 所収

  最後にはフィンランドのニコ・ヴァルケアパー。ちょっと前に来日した彼のライヴもとても面白かったですが、新作からの曲でお別れです。
 
 
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