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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - November 16th, 2008 -

Sunday, November 16th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  Nov 16th, 2008  
 

Dr. John “The Patriotic Flag Waver” 4.49
Babylon Babylon/Atlantic AMCY230所収

  これは40年前のドクター・ジョンです。「バビロン」は彼の作品の中でもあまり知られていないアルバムですが、たまたまこの前、久々に意識させることがありました。ライノ・レコードが最近始めたダウンロードの「本日のお薦め曲」のメール・サーヴィスで、大統領選挙の日に来たのがこれでした。愛国心をかなり皮肉っぽく解釈した、当時としてはちょっと珍しい感じの曲です。
 
 
 

Irma Thomas “Break-A-Way” 2.42
Helen Shapiro “Woe Is Me” 2.00
Break-A-Way - The Songs of Jackie DeShannon 1961-1967 Break-A-Way - The Songs of Jackie DeShannon 1961-1967/MSI MSIG0531所収

  イギリスのエイス・レコードは50年代、60年代に活躍したソングライターの作品を特集したコンピレイションをシリーズで出していますが、最新版は歌手としても知られるジャキー・ディシャノンです。あの時代の典型的なブロンドのヘアスタイルでルックスもいい彼女の写真を見るとまるで「バービー」のような感じですが、とても才能のあるソングライターでした。ここで紹介する2曲の最初の方は80年代にトレイシー・ウルマンのヴァージョンで大ヒットした曲のオリジナル、2曲目は60年代初頭のイギリスで人気もあった実力派のティーネイジャー、ヘレン・シャピーローです。
 
 
 

Eddy Giles “Losin’ Boy” 3.14
Charlie Rich “When Something Is Wrong With My Baby” 2.44
Candi Staton “Another Man’s Woman, Another Woman’s Man” 2.28
Joe Tex “Buying A Book” 3.23
Bobby Womack “I’m Through Trying To Prove My Love For You” 3.45
Millie Jackson “It Hurts So Good” 3.08
Take Me To The River Take Me To The River/Kent KENTBOX 10所収

  イギリスで発表された南部ソウル・ミュージックの見事な3枚組コンピレイションから6曲も取り上げました。1961年から1977年までの音楽を特集した内容で、半分ぐらいが有名な曲によるヒット曲、後半分はもうちょっとマニアックな選曲になっています。オーティス・レディング、ウィルソン・ピケット、アリーサ・フランクリン、アル・グリーンなども当然登場しますが、あえてそれ以外の歌手たちを選びました。サム&デイヴの大ヒット「When Something Is Wrong With My Baby」を彼らより先に録音したのになぜか当時発売されなかったチャーリー・リッチュのレアなものも若干収録されていて、特にこれからソウルを聞こうという方に大推薦です。
 
 
 

Alan Senauke “Meeting Is Over” 6.13
Wooden Man Wooden Man - Old Songs From The Southern School/Native and Fine 906-5 所収

  今週来日公演が控えているギタリスト/歌手のアラン・セノーキはアメリカで禅宗のお坊さんとして生活していますが、ブルーグラス/フォークのミュージシャンでもあります。バンジョーの名手有田純弘と彼が選んだ日本のプレイヤーとの共演です。20日は大阪のアナザー・ドリーム、21日は登戸のJubilee Gardenです。 アランのソロ・アルバムはフォーク寄りの内容で、Bluegrass Intentionsは彼が参加するブルーグラスのグループです。どちらも聞き応えがあります。

Bluegrass Intentions “Petersbug Gal” 3.06
Old As Dirt Old As Dirt/Native and Fine 906-4 所収

 
 
 

Mariza “Pequenas Verdades” 3.03
Terra Terra/EMI 50999 2 29423 2 6 所収

  ポルトガルの若い女性歌手マリーザはファドをコンテンポラリーな響きで歌うのですが、この新作はスペインの最近のフラメンコ界でギタリスト/プロデューサーとして大活躍するハビエール・リモンが手がけています。彼がプロデュースしたスペインのコンチャ・ブイカがデュエットしている曲を紹介しました。
 
 
 

Maria Rita”Cria” 3.32
Samba MeuSamba Meu/Warner WPCR13201

  先日初来日し、素晴らしいコンサートを成し遂げたマリア・ヒタはデビューから5、6年が経っていて、既に大スターなのに、日本では初めてこの3作目が国内で発売されました。ぼくはブラジルの音楽には詳しくないのですが、とにかく彼女の声は素晴らしいです。
 
 
 

Niklas Winter “Magnetic” 5.22
Beautopia
Beautopia/KingKICJ529 所収

  今回の最後の曲は今月下旬に来日するフィンランドのジャズ・ギタリスト、ニクラス・ヴィンターです。新澤健一郎トリオとの共演で、もう一人のフィンランド人、トランペット奏者のユカ・エスコラも参加します。日本で録音された新作アルバムからトランペットもフィーチャーした曲です。
 
 
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