Seal、ソウルを歌う

Thursday, October 23rd 2008

イギリスを代表するシンガーSealが原点回帰としてクラブオリエンテッドなダンス・サウンドにこだわった前作『System』からガラっと趣を変えて、ニューアルバムではなんとソウル･クラシックのカヴァー・アルバムをリリース。

しかも、リード･シングルは、超有名曲にして、確かな歌唱力を必要とする Sam Cookeの「A Change Is Gonna Come」。よほど自分の歌に自信が無ければなかなかこの曲をシングルに選べませんよ。

確かにSealのハスキーヴォイスとSamの歌声は重なる部分もありますね。その他、Eddie Floydの「Knock on Wood」やOtis Reddingの「I've Been Loving You Too Long」、Al Green「Here I Am」など、小手先で誤魔化せないような歌ばかり。おそらくボーカルレッスンも相当やったのではないでしょうか？Sealのシャウトはかなりソウルフルで、想像以上に見事なカヴァーアルバムとなっております。

【トラックリスト】　*（）内はオリジナル
1 A Change Is Gonna Come (Sam Cooke)
2 I Can't Stand The Rain (Ann Peebes)
3 It's A Man's Man's Man's World (James Brown)
4 Knock on Wood (Eddie Floyd)
5 I've Been Loving You Too Long (Otis Redding）
6 Here I Am (Come And Take Me) (Al Green)
7 If You Don't Know Me By Now (Harold Melvin and the Blue Notes)
8 It's Alright (The Impressions)
9 I'm Still in Love with You　(Al Green)
10 Free (Deniece Williams)
11 People Get Ready (The Impressions)

オフィシャルサイト

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オリジナルも聴きましょうよ

誰もが認めるNo.1ソウル・シンガー、Sam Cookeの名唱「A Change Is Gonna Come」。SamファンでなくともTVやラジオで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか？ここで再度、この名曲をじっくりと聴いてください。いかにSamがすごいシンガーであったかを知るよい機会になればと思います。こういうコンピも出ています『Change Is Gonna Come: The Voice Of Black America 1964-73』ので、ご参考にどうぞ。 /product/detail/2516514

Sam Cooke 「A Change Is Gonna Come」　via YouTube

そして、この名曲には様々なシンガーが腕試しの如く挑戦しております。

♪Otis Reddingヴァージョン

♪Aretha Franklinヴァージョン

♪Bobby Womackヴァージョン

♪King Curtisヴァージョン

♪Solomon Burkeヴァージョン

♪The Bandヴァージョン

♪Neville Brothersヴァージョン

♪Soloヴァージョン

♪Gavin Degrawヴァージョン

♪George Bensonヴァージョン

♪Leela Jamesヴァージョン

他の曲のオリジナルもぜひ！

　　 Ann Peebles『I Can't Stand The Rain』、James Brown『Godfather -The Very Best Of』、Eddie Floyd『Knock On Wood Best Of Eddie Floyd』、Otis Redding『Otis Blue』

　　 Al Green『Call Me』、Harold Melvin & The Blue Notes『Harold Melvin & The Blue Notes』、Impressions『Impressions / Never Ending Impressions』、Al Green『I'm Still in Love with You』