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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - October 12th, 2008 -

Sunday, October 12th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  Oct 12th, 2008  
 

Randy Crawford & Joe Sample “Starting All Over Again” 4.12
No Regrets/VideoArts VACM1359 No Regrets/VideoArts VACM1359所収

  「ストリート・ライフ」でお馴染のランディ・クローフォードは最近ジョー・サンプルとの活動が続いていますが、この新作では随分と幅の広いジャンルの曲を取り上げています。R&B的なこの曲のようなものにエディト・ピアフやジャズのスタンダードが混ざると時々妙な感じもしますが、ランディの歌は素晴らしいです。
 
 
 

Mark Knopfler and Emmylou Harris “Romeo and Juliet” 9.05
The Complete Ella Fitzgerald & Louis Armstrong on Verve Real Live Roadrunning/Warner Bros.-Nonesuch 44417-2所収

  地道に自分のソロ活動を続けているマーク・ノプフラーがエミルー・ハリスとの共演作を制作後、二人でツアーもやって、その様子をCDとDVDに収めました。その中から、ダイアー・ストレイツ時代の名曲。
 
 
 

Dan Penn “Heartbreak Fitness Plan” 3.11
Junkyard Junky/Dandy DND002 Junkyard Junky/Dandy DND002所収

  ソウルの名曲をいくつも作曲したアラバマの白人ソングライターでもあり、素晴らしく渋い歌手でもあるダン・ペンはこのところ田舎の仲間と楽しくデモ作りをしては、ときどき自分のレーベルで発表しています。これはその第二弾から、ユーモアのある洒落たラヴ・ソング、というべきか、失恋ソングといった方がいいかな….。
 
 
 

James Taylor “Sadie” 4.35
Covers/Hear Music UCCO3007 Covers/Hear Music UCCO3007 所収

  昔から人の曲を取り上げる優れた感覚を持っているジェイムズ・テイラーは今度カヴァーばかりのアルバムを発表しました。モータウンあり、カントリーあり、ロックンロールありで、すべて彼の独特のスタイルで料理すると見事にまとまります。この曲は75年にスピナーズがヒットさせてもので、ぼくは初めて聴きましたが、すぐにスピナーズのフィリーピ・ウィンの雰囲気が伝わってきます。
 
 
 

Charlie Haden “Spiritual” 6.11
Rambling Boy/EmArcy UCCM1157 Rambling Boy/EmArcy UCCM1157 所収

  ジャズの名ベーシストとして知られるチャーリ・ヘイデンは子供の頃両親がカントリーのミュージシャンをしていたのですが、彼らが持っていた地元ミズーリのラジオ番組にチャーリも出演していました。新作では自分のそういったルーツに戻ってナッシュヴィルの超一流の人たちと共演し、自分の奥さんと子供たちもフィーチャーしています。この曲では息子のジョシュがリード・ヴォーカル、娘のタニヤがチェロを弾いています。そしてドブロでは名人ジェリー・ダグラスが参加。
 
 
 

Jerry Douglas “Long Hard Road” 4.26
Glide/Koch KOC-CD-4553 Glide/Koch KOC-CD-4553 所収

  そのジェリー・ダグラスも新作を作りました。様々なスタイルの曲の中に印象的なものが多いですが、今日は「裏ナッシュヴィル」を代表するソングライターの一人、ロドニー・クラウエルがヴォーカルでフィーチャーされるものを聴いていただきます。
 
 
 

The Byrds “Jamaica Say You Will” 3.31
Live At Royal Albert Hall 1971/Sundazed SC11177 Live At Royal Albert Hall 1971/Sundazed SC11177 所収

  自分が観たコンサートのライヴ盤というのはやはり特別な意義を感じるものですが、ぼくが大学生の時にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで観たバーズのCDが今になって出たのでびっくりしました。個人的に録音したもので、ロジャー・マグウィンがずっと聴かずに持っていたものだそうです。天才ギタリストのクラレンス・ホワイトがメンバーだった頃の録音で、クラレンスがこのジャクソン・ブラウンのごく初期の曲でリード・ヴォーカルをとっています。
 
 
 

Jackson Browne “Going Down To Cuba” 5.41
Time The Conqueror/Sony SICP2004 Time The Conqueror/Sony SICP2004 所収

  そのジャクソンは11月に来日しますが、新曲のアルバムとして久々の作品を発表しました。この曲は国交がないためにアメリカ人に行くことが許されていないキューバへの憧れをやや政治的なニュアンスで表現した曲です。
 
 
 

Los Amigos “Gandinga, Sandunga Y Mondongo” 3.58
El Jazz Cubano/World Pacific CDP 0777 7 80599 2 9 El Jazz Cubano/World Pacific CDP 0777 7 80599 2 9 所収

  そしてキューバの曲。15年のコンピレイションから、パーカッションが中心のゴキゲンなやつです。
 
 
 

Jon Cleary “I Don’t Know” 4.15
Hotel Room Ruffs/FHQ (no number) Hotel Room Ruffs/FHQ (no number) 所収

  いよいよ来日公演が間近なジョン・クリアリー、ハリケーン・カトリーナの後彼が住むニュー・オーリンズで仕事が出来ず、あっちこっちを旅しながらライヴの仕事をこなし続けていたのでスタジオに入る暇がなく、新曲を求めるファンの声に応えるべくホテルの部屋などで一人で仕上げた4曲入りCDの中から。
 
 
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