「TAO」 第1回 :ゲスト→EGO-WRAPPIN' 2
Friday, October 31st 2008
--- 先ほどの"エゴ"のお話しは、中納さんが森山(大道)さんと大竹(伸朗)さんのトークショーの時の感想をブログ(中納良恵BLOG)で書かれていたこともありまして、お伺いしたんです。"精神と肉体のお話し"。(くわしくは、2008年5月23日 森山大道×大竹伸朗をご覧下さい。)中納:ああ、すいません(笑)。気まぐれ日記、気まぐれブログ(笑)。
--- (笑)。でも本当に、その通りだなあって思ったんですよね。
中納:うん、うん、そうですよね。
--- わたしも、大竹(伸朗)さんや(森山)大道さんの作品がすごく好きで、実はあの日のトークショーにも行っていたんですけど・・・あのお歳で、今も現役で続けられている・・・作品を創られていて、誰が何て言っても、大竹(伸朗)さんだったら"貼る"し、森山(大道)さんだったら"撮る"・・・それを続けることが自然だっていう風にお話しされていて・・・。
中納:うーん、まあ、大竹(伸朗)さんの精神世界とかはそんなにね、直接しゃべったことないからわからへんけど、絵を観たらわかる・・・っていうか。それが全てですよね。
森:文章でもわかるよね。
中納:うん、文章もかっこいいし。
--- 「既にそこにあるもの」とかですか?
森:「既にそこにあるもの」、最高ですよね。僕、それから入ったから。
--- そうなんですね!あれ本当、最高ですよね。すごく、言葉も強いし・・・。
中納:エネルギーがね、うーん、伝わりますよね。
--- そういう、"好き"ってお気持ちから、結成10年目でリリースされた「On The Rocks!」のジャケットの依頼を大竹(伸朗)さんに?
中納:そうですね。もうね、出してるものが素晴らしいんで・・・それはもう、全てですね。で、お会いしたらまた、人柄もかっこよかったし。やっぱ、"かっこええことやる人って全部、かっこいいんやな"っていう。それはうん、痛感しますよね。
森:大竹(伸朗)さんにやっぱ、会いに行ったのがよかったんでしょうね。
--- 宇和島まで?
森:うん。でも、よっちゃんはそん時、旅行行っとってな?
中納:あたしだけ、行かれへんかった。
--- アトリエにも?
森:アトリエは行ってない・・・"覗き岩遊園地"・・・昔の遊園地。"覗き岩"ってあるじゃないですか?あっこにね。
--- 大竹(伸朗)さんが出てた回の"情熱大陸"でもあそこ、出てましたよね?
森:あ、出てた、出てた、出てた(笑)。
--- 確か、大竹(伸朗)さん、焼きそばとか食べてましたよね?(笑)。
森:あっこ、あっこ。あっこに夕方(笑)。
--- その時は、旅+大竹(伸朗)さんにお会いする感じで行かれたんですか?
森:そう、そう。大竹(伸朗)さんの絵も飾ってある・・・そこに昔、1950年とかそれくらいの・・・名前忘れたけど、女優さんとか・・・"覗き岩遊園地"に遊びに来てる写真があって、その写真を模写してる絵がとなりに貼ってあって。普通に貼ってるんですよ。大竹(伸朗)さんのファンの子とか、それ観に行ったりしてて。で、誰もそれ、盗らないんですよね。それもまたいい話で。
--- 本当にいいお話しですね。わたしも行きたいと思いながらも、まだ行けてないので、近々行って、その絵も観て来ようと思います。
毎回、いろんなコンセプトでアルバム作りなどをされていると思いますが、ジャケットが並べてあったら、EGO-WRAPPIN'ってわかる・・・ってくらいに、"ビジュアルイメージ"が毎回、徹底されてるなあって思うんですけど、音楽が完成された後に、「今回はこういうイメージで」って、相談されて決めるんですか?
中納:そうですね。
森:かっちり、な感じじゃないですけどね。どことなく、曖昧な感じなところはある。でもまあ、フィーリング?(笑)。
中納:うん(笑)。
--- 今後、ジャケットを手掛けて欲しい方や写真を撮ってもらいたい方はいらっしゃいますか?
森:そんなん、いっぱいいますよ!探し出したら、そんなんね。こないだ、横尾忠則さんの最近の絵が、最近の・・・舟で・・・。
--- 「冒険王」(「冒険王・横尾忠則 初公開!60年代未公開作品から最新絵画まで」という個展が、2008年4月19日から6月15日(日)まで、世田谷美術館で開催されていました)の時にも飾ってありましたか?
森:うーん、舟で女の人がこう・・・ちょっと酔っぱらってるみたいな・・・赤と黒の絵で・・・。(←森さん、この絵でしょうか?ONLINE SHOPのPOST CARD 作品一覧の上から3段目の左から3つ目の絵です&注:著作権の関係上、画像は自粛♡)
--- "お風呂のシリーズ"ではなくて・・・?
森:なんかなあ・・・でもね、その絵が本当、すっごいよかった。
--- "Y字路シリーズ"の後ですかね?
-森:そう、そう。一番"最新"って書いてあったと思う。
--- それを拝見されて?
森:うん。「これきとるなあって思って」(笑)。やっぱり、ああいう人、こう・・・時を行く中で作風も変わってきて、ちょっとほんま、理解出来ひんくらいのとこまで行ってたりするんですけど、すごい・・・そん中でも、僕でもわかるようなポップな感じの表現してて・・・それがもう、すっげえよかったですね。
--- 横尾(忠則)さんも結構、お歳を召されているので・・・(現在72歳!)機会があったらぜひ、横尾(忠則)さんのジャケットでもリリースして頂きたいですね。
森:なんか、関わりたいよね。やってもらいたい。
中納:うん。
--- 普段から、美術館などには行かれますか?
森:普段から、そんな・・・なんか、気になるのがあったらかな。
中納:こないだ、ダダカン・・・。
森:うん、ダダカンっていうね・・・ダダカンってわかります?
--- ナダカン?
森:ダダカン!
--- ・・・ダ・・・?(笑)。
中納:・・・わからんよね?ちょっと、マニアックすぎる(笑)。
森:ダダカンっていう、糸井さん、糸井貫二っていう、仙台在住の、88歳・・・"米寿"なんよね。まあ、アーティストやけど・・・ちょっと、"露出狂"で・・・(笑)。
--- "露出狂"(笑)。
森:常に裸。全裸、家で。
--- (笑)。全裸で絵を描かれてるんですか?
森:うーん、絵も描いてるし・・・服も作ってるし・・・服も作ってるよな?(笑)。
--- 裸・・・全裸でいるけど、服を作ってる・・・?(笑)。
森:あれをどーう説明したらいいんやろう(笑)。ちょっともう、アナーキーな感じ、アート界の。
中納:"前衛"やな。
森:"前衛"やね。でも、めちゃくちゃやねんけど、かっこいい・・・成立してる人っていうか。あれは、すごい。
--- 大阪時代からそういったものに触れられていて、音楽という形で12年間、"表現する"ということを続けられているんですよね?
中納:うーん、そうですね。それが、"関西気質"・・・"大阪気質"かどうかはわからんけど、わりと大阪の子って、人と違ってなんぼみたいな・・・そういう、自己主張の強い人が多いから何か、服の着方にしても、奇抜な人が多かったり、音楽にしても何か、ボアダムスみたいな音楽が生まれたり、京都でもすげえヘンなバンドがいっぱいおったり・・・。
何か、何が言いたいんかな・・・ええーっと・・・そういう・・・何が言いたかったんやっけ?(笑)。えーっと・・・だから基本的に、「この人の絵が好き」とかであたしら選んだりとか、ジャケット。だからたぶん、ぱっと並んだ時に、「あ、何かちゃう・・・」みたいな。それはもう、どこがどうとかって説明出来ないと思うんですけど、何かこう、出てると思うんですよ。幸い、好きやからやれてる・・・好きなことをやらしてもらえてるから、まだ、救われてるのかなって思うんですけど。
--- それこそ、先ほどの・・・"魂"の部分というか・・・。
中納:うん、うん。そうなんですよ。
--- そういう、"魂"がこもってるものって、本当にわかりますよね。最近、お金を払って買いたいものがあんまりないんですけど、でも、もう少しお金を貯めたら、大竹(伸朗)さんの絵は自分でお金を払って買いたいなって思っていて・・・それが夢なんです(笑)。
森:絵買えるって、一番いいな。
--- ええ(笑)。自分の家の一番好きな場所に飾りたいなっていう気持ちでいます・・・。
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左から:『ベストラッピン1996-2008』、『GO ACTION』、『Midnight Dejavu Special 2006.12.13 At Nhk Hall』、『On The Rocks!』
『Midnight Dejavu At 東京キネマ倶楽部』、『Merry Merry』、『色彩のブルース』、『Swing For Joy』、『His Choice Of Shoes Is Ill』、『Blue Speaker』










