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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - October 5th, 2008 -

Sunday, October 5th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  Oct 5th, 2008  
 

Buena Vista Social Club “El Cuarto de Tula” 8.01
At Carnegie Hall/Rice WCR788 At Carnegie Hall/Rice WCR788所収

  ワールド・ミュージックと呼ばれる分野の中で普通では考えられないほどの大ヒットを記録したキューバのブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ。1998年に彼らがニューヨークのカーネギー・ホールで行った記念すべきコンサートは録音されましたが、あれから10年後の今ようやく発表されました。この2枚組のCDでは、今や亡くなった人も何人かいる彼らの素晴らしい歌の演奏、それに半世紀近く前からキューバとの国交がないアメリカの観客のすごい情熱が印象的な作品です。
 
 
 

Ella Fitzgerald & Louis Armstrong “Let’s Call The Whole Thing Off” 4.10
The Complete Ella Fitzgerald & Louis Armstrong on Verve The Complete Ella Fitzgerald & Louis Armstrong on Verve/Verve 314 537284-2所収

  リスナーからのリクエストで紹介しました。57年にエラとルイスが録音したデュエット第二弾から、ガーシュウィンの名曲。因みにこの2年後のルイス・アームストロングのライヴはぼくが司会を務めているWOWOWの番組「ジャズ・ファイル」で今度放送されます。
 
 
 

René Marie “Wishes” 6.27
Serene Renegade Serene Renegade/MaxJazz MXJ120所収

  続いて今現役の好きなジャズ歌手、レネ・マリー。フランス風に聞こえても、ヴァージニア州生まれのアメリカの黒人です。70年代にデビューして間もなく、子供の誕生を境に活動休止し、そのまま20年が経ちました。大学に入った2人の息子に背中を押されて活動再開した彼女は既に中年でしたが、知名度がなくても才能は大したものです。
 
 
 

Taj Mahal “Black Man, Brown Man” 3.54
Maestro Maestro/Head Up HUCD3164 所収

  デビュー40周年となったタージ・マハールのこの新作を聴くと、68念に彼がやっていた独自のブルーズ・ロックを知っているぼくのような人間はとてつもなく懐かしい気分になるはずです。曲によってはバックが彼のファントム・ブルーズ・バンドだったり、ロス・ロボスだったりしますが、この曲ではデュエットしているジギー・マーリーのバンドが起用されています。
 
 
 

Quantic Presenta Flowering Inferno “Westbound Train” 2.57
Death of the Revolution Death of the Revolution/Tru Thoughts TRUCD163 所収

  これはレコード会社から送られてきたCDで、全く知りないアーティストですが、ジャンル的にはジャマイカ/ラテン/ファンク/ヒップ・ホップ/ジャズとでも言ったらいいかな。この曲ではとてもうまく過去のいくつかの音を「借りて」使っていますが、番組を聴く皆さんにそれは何?というクイズを出しました。
 
 
 

Marc Ribot’s Ceramic Dog “Bateau” 4.12
Party Intellectuals Party Intellectuals/Pi PI27 所収

  いつも刺激的なギターを聴かせるマーク・リボーが最近結成しているトリオは若干うるさい時もありますが、このアルバムもいくつものジャンルにまたがった面白いものです。
 
 
 

McCoy Tyner with Bela Fleck “My Favorite Things” 7.01
McCoy Tyner with John Scofield “Blues On The Corner” 6.04
Guitars Guitars/Half Note 4537 所収

  「史上の愛」などの名作で知られるジョン・コルトレインのグループでピアノを担当していたマコイ・タイナーはこの新作で生まれて初めてギタリストと共演したらしいです。5人の弦楽器奏者がフィーチャーされています。先ほどのマーク・リボー、ジョン・スコーフィールド、ベラ・フレック、デレク・トラックス、そしてビル・フリゼル、という文句なしの人選です。その中から、コルトレインのヴァージョンは超えられなくても「マイ・フェイヴァリット・シングズ」でびっくりするような演奏を展開するベラ・フレック、そして今週ブルーノート東京に出演するジョン・スコーフィールドをフィーチャーした曲を続けて紹介します。
 
 
 

Makan Tounkara “Kabako (Incroyable mais vrai!)” 6.48
N’goni N’goni/Cinq Planètes CP03266 所収

  最後はマリのンゴーニの独奏を聴かせるマカン・トゥンカラです。この人とベラ・フレックの共演を誰かに企画して欲しいね!!
 
 
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