ベック＠ロニー・スコッツ選りすぐり盤

2008年9月19日 (金)

2007年、ジェフ・ベックがロンドンの名門ジャズ・クラブ、ロニー・スコッツに降臨。来年2月の来日公演を首を長くして待つベック狂に贈る伝説の一夜、遂に正規リリース！

Jeff Beck＆Tal Wilkenfeld

2007年、ロニー・スコット・アワードの「年間最優秀ブルース・ギタリスト賞」を受賞し、その授賞式での演奏が『Official Bootleg Usa '06』にも収録され、ファンを喜ばせてくれたJeff Beck。

お次はこちら！その世界的に有名なロンドンのジャズ・クラブ、ロニー・スコッツにおいて、同年の11月27日～12月1日までの5日間における計6回のライヴから、ベスト・パフォーマンスを選りすぐったライヴ盤『Performing This Week: Live At Ronnie Scott's』が遂に正規リリースとなります！

「遂に正規リリース」と執拗に記するのには訳があり、すでに数種類のブートレグ音源が流出していることもあって、そのオフィシャル化が待たれていた、という諸事情を含んでいるのです。

200人収容の小さなジャズ・クラブでのライブ演奏ということで、オーディエンスの盛り上がり、そして、ベックのリラックスしたギター・プレイを臨場感たっぷりに味わえること必至なのです！しかも、ギターは、モニターを通していないアンプ直結の生音ということで、ファンには鳥肌モノのパフォーマンスと言えましょう。

Eric Clapton飛び入りの一幕!!

29日のEric Claptonの飛び入りや、30日のBig Town Playboysとの共演といった、小規模クラブ・パフォーマンスならではのビッグ・サプライズ・シーンは、残念ながら収録されていないものの、全日バックを務めたサポート・プレイヤー達とのバンド・アンサンブルに舌鼓を打つだけでも、ハッキリ言ってご購入の価値アリ！

そのサポート陣は・・・上掲写真でベックの傍らでキュートな笑顔を振り撒きながらサドゥウスキー社のジャズ・ベースを弾く彼女、Tal Wilkenfeldは、豪シドニー出身でアメリカ在住の20代のベーシスト。ベース歴4年というキャリアながら、これまでにChick Corea、Hiram Bullock、Allman Brothers Bandといった大御所たちと共演を果たしてきた、処女リーダー・アルバム『Transformation』で、ジャズ／フュージョン・ファンにはすでにおなじみの天才プレイヤーなのです。

そして、2005年のジャパン・ツアーでもその勇姿を拝めたお2人。ドラマーのVinnie Colaiutaは、かつてFrank Zappaバンドにも在籍し、スーパー・トリオ・ユニット、Jing Chiが日本でも高い人気を誇る技巧派ドラマーなのです。

キーボードのJason Rebelloも、Wayne Shorter、Sting、Gilles Petersonといったシーンの要人たちとの共演など、ジャンルの垣根を越えて活躍するロンドン出身の天才ジャズ鍵盤奏者なのです。まぁ、おまけにイケメンだこと。

こうした新旧の敏腕プレイヤーたちとの小キャパ・ライヴハウスでのパフォーマンスというだけで、ファンならば、食指は伸びるってものです。3年半ぶりの「生ベック」を前に届けられる最高のギフト・・・というかもはや前哨戦。リラックスした雰囲気と、さすがの神業プレイが、これ1枚でたっぷりと堪能できます！

同パフォーマンスのDVDリリースもまことしやかに囁かれていますが、詳細は現在のところ未定のようです。詳細分かり次第順次アップしていきますので、しばしお待ちを。