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DJ CLAZZIQUAIによる「Beat in Love」セルフライナーノーツ

Wednesday, July 30th 2008

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♪全曲試聴できます♪
(曲名をクリックしてね!)


01. Freedom ♪

以前僕がカナダのバンクーバーに住んでいた時の話なんですが、ある日パーティが終わって、それでもなんだか物足りなくてさらにアフターパーティまで行くことになって。アフターパーティってクラブパーティが終わってからもその流れでもう少し楽しみたいな、っていう人たちがどこか違う空間で開くものじゃないですか。で、そのアフターパーティの会場というのがすごく小さいハコで、DJブースが別個にある、というよりはハコのコーナーのとこ一角にぽちっとDJブースを作って、ラッパーがいる感じだった気がするんですけど、そのとき“Freedom”と叫ぶ歌詞が何度も出てくる曲が掛かってたんですね。日本人のDJをやっている友人がプレイしていたんですが、ふとその当時の場面が頭の中でよみがえってきて。僕も“Freedom”を力強く叫ぶような曲を作りたい、という気持ちが高まってそこから生まれた曲です。歌詞はやや重めかもとも思うんですが、内面を描いている部分を“Freedom”という前向きな単語で解いていく、という内容で曲自体はすごくノリの良さを前面に打ち出しています。3rdでは控えめだった本格的なハウスだといえます。ボーカルは常に心地よく歌ってくれるクリスティーナがバンクーバーから来韓し担当してくれました。新しいソースと多彩な機材を投入した今回の3.5集を代表する、そんなトラックだと言えます。



02. Iconic Love ♪

これはすごくウィットに富んだ背景を持って生まれた曲です。この曲を作っている最中、なかなか思うように進まなくて一度中断してたんですが、今回3.5集に入れることになり、作業を再開しました。個人的には非常に満足の行く仕上がりになってます。このトラックは特別にイ・スンヨル氏が参加してくださいました。これは、イ・スンヨル氏のボーカル以外には絶対あり得ない!という曲だといえますね。レトロなエレクトロニック感を出しつつも現代的なサウンドがところどころに垣間見え、メロディの感じはデュランデュランぽくもあり、と結構刺激的な構成になっています。“Iconic Love”というやや疎いタイトルにも見えますが、ここで表現しているIconicというのは最近現代の人々はあまりにも多くの時間をコンピュータだとかTVのようなビジュアル的な媒体に影響を受けすぎて生きているのではという危機感です。僕自身も家に帰ればTVドラマを見たりウェブでネットサーフィンを楽しんだりしますが…事実そんなフォント一文字一文字、ビジュアルひとつひとつというものをIconicという言葉で表したかったんです。そんなビジュアルにどっぷり浸かってしまっている人たちのことを歌ってます。そんなメディアに縛られてながら自分の世界にはまっている、そんな人たちの話です。



03. Beat in Love ♪

真夜中に曲作りをしている、明け方までの僕の姿を描いてます。 何かを生み出す、ということへの苦悩、葛藤、壁。。 その最中にいろいろと頭の中を通り過ぎる、音であったりとか、リスペクトするミュージシャンであったりとかが登場してきて僕に“ファイト!”と声をかけていってくれるイメージ。トラック自体は割とキャッチーな雰囲気になっていますね。



04. Fiesta (english version) ♪

これは新たに歌詞を英語バージョンに差し替えてテイクし直した曲です。 アンビエント・エレクトロ、というコンセプトで仕上げた曲。 ダイシさんバージョンのリミックスもすごく気に入ってます。



05. Our Lives - FPM Hyper Society mix ♪

クラジクワイメンバー全員のリスペクト・アーティストでもあり、光栄にも時々韓国メディアにおいて比較していただいたりもするFPMの田中さんに尊敬の意を込めてお願いした曲です。FPMは複数のゲストアーティストが参加する個人プロジェクトです。田中氏は独特なスタイルですが中身もすごくジェントル。以前「Don’t you know?-feat. CLAZZIQUAI PROJECT」という曲に参加したのをきっかけに親しくして頂くようになり、個人的にもとても尊敬するアーティストの一人なので今回リミックスをお願いしました。少しゆっくりめのテンポのこの曲をどのように料理されるのかかなり興味があったんですが、大胆なコード使い、その上にボーカルをのっけるなどやわらかいトップノートから始まりつつハウスというのはこういう風に流れていくんだよというのを見せ付けてくださっている気がします。期待を裏切らないトラックに完成されていますね。



06. You ♪

この曲は皆さんに対する曲です。クラジクワイを愛してくれているファンのみんな、そして他のすべての音楽を愛してくれている人たち…事実ファンに対するメッセージですね。近づきたくてもそう簡単には近づけない、ファンたちの気持ちってどんなものだろう?という考えから、ファンの立場に立って僕たちを見つめてみた、とでも言いましょうか。正確にファンの気持ちを代弁できているかどうかはわかりませんが…アレックスとホランが歌っていますが、特にアレックスの声の持つ音色が上手く溶け込んで、アレックスらしい甘く心地よいニュアンスがよく現れているそんなやさしいトラックになってます。



07. Why ♪

「Why」はwhaleがボーカルで参加してくれている曲です。whaleはまだすごく若いアーティストなんですが、ボーカルがすごくしっかりしていて。僕は割りと個性を持ったユニークな声を好む傾向があるんですけど、Whaleの声もそうですね。結構一歩間違えると平凡になりもする曲なんですが、そこはうまくwhaleのボーカルに助けられています。whaleとは初めてのコラボレーションだったんですが、レコーディングの過程もすごく楽しい時間となりました。「Why」は言葉の通り、僕ったら、私ってばなんでこうなんだろう…という自分自身に対する問い掛けというか。すごく単純繰り返し的な曲です。他のボーカルとは違う感覚で作業も楽しく進められた曲といえます。



08. Fiesta - DAISHI DANCE remix (english ver.) ♪

DAISHI DANCEとは前回韓国アクトの際に初めてお会いしました。来韓すると聞いて駆けつけたのですが、実は僕たちの札幌でのライブを観にいらっしゃってたそうなんです。クラジの音楽を気に入ってくださってて… DAISHI DANCEの旋律は僕たちの音楽ともよく似合う、とでもいいましょうか。「Fiesta」が以前の軽快さも持ってきながらプラス叙情的な「Fiesta」が出来上がったと思います。本当に彼のカラーをうまく生かしながらリミックスをしてくださいました。



09. Beat in Love – Yasutaka Nakata(capsule) remix ♪

ひと“耳”で“中田ヤスタカ!”と感じられる曲。 原曲のいいところをうまく引き出しつつも、違う中田印の素敵な新トラックにしてくれてます。ずばりフロア仕様ですよね。僕もぜひDJするときにはプレイしたいと思っています。



10. Prayers - Shinichi Osawa remix ♪

大沢伸一氏が引き受けてくださいました。どんな方たちがこのアルバムのリミックスに参加してくださる事になるのかすごく興味津々でしたが、大沢氏だけは絶対に参加して欲しいと思っていました。事実、ライブで見たりアルバムを聴いたりすることはありましたが、大沢氏と個人的な縁はなかったので(引き受けてもらえるかどうか)僕自身少し心配だったんですけど、大沢氏も“韓国でエレクトロニックをしているクラジクワイというユニットからリミックスの依頼を受けた”後、実は僕と☆Taku氏(m-flo)が友人だということをどこかから聞いたみたいで、☆Taku氏に“こんな感じでどうかな”という相談もしてくれてたみたいで。☆Taku氏もすごくベストな回答をしてくださったんだと思います。最初に出来上がったリミックスを聴いた感想は、、、衝撃?めちゃくちゃ気持ちのいい衝撃でした。大沢氏に対して心の中で期待していた感じが、そのままズバ出ていました。今回のリミックス、すごく力を入れてくださったんだな、というのが感じられました。これが本当に‘Prayers’なの?というくらい、むしろ新曲です。大沢氏のキャラクターが心行くまで感じられる、そんなトラックです。皆さんもこの心地よい衝撃、ぜひ感じてみてください。



11. Next Love - DJ Kayip remix ♪

DJ Kayipというアーティストがリミックスを担当してくれました。3rdから何曲かを聴いてもらった上で、この「Next Love」ならリミックスのイメージが上手く表現できそうだと言ってくれ即決。DJ Kayipは彼だけのカラーが明確なアーティストです。強すぎず軽すぎず刺激的な彼っぽいサウンドがしっくりはまっていると思います。



12. Robotica ♪

「Robotica」はこの3.5集のタイトル曲です。曲自体のメロディー構成は、それほど難しほうではなく、クラジクワイの曲、というイメージからそれほどかけ離れないようになっていると思います。アレックスとホランがボーカルで、二人の息がぴったりのハーモニーとソロパートをキャッチボールしながら歌っています。ヴォコーダーを通したロボットのような声色が上手く生きていて曲自体は非常にシンプルですが、それが逆にメロディーラインが耳に残りやすい要素になっていると思います。 よく見えない蜃気楼を追うような、そんな内容を込めました。最初に出来上がったとき、仮タイトルは“Mirage”だったんです。蜃気楼というよりは虚像を追っているような、そんな人たちというか。この世の中なんて、本物ではないんだよ、とかマトリックスみたいな世界を描いている、そんな感じです。



13. Fill this night - paradox remix (english ver.) ♪

これはいつもライブの時、お客さんが最高に盛り上がってくれるナンバーですね。 歌詞を英語で今回このアルバムのために書き下ろし、セルフリミックスしたバージョンになっています。 また原曲とはちがった一面で、二度も三度も楽しめる、そんな仕上がりです。 僕がへそまがりなのか、、“逆説”とかすごく好きな単語のひとつであります・・・



14. Beautiful Stranger ♪

クリスティーナが歌った曲です。全く同じタイトルでマドンナの曲がありますが、このクラジの曲は映画“Closer”の主人公ナタリー・ポートマンが映画の中で、交差点を渡っているのを向こう側にいるジュード・ロウが見つめている、という場面からインスピレーションを受けました。生まれて初めて見た異邦人、でもなぜか他人とは思えない、運命が感じられる、そんなニュアンスを表現してみました。





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