HipHopコダワリアイテム！

Tuesday, July 1st 2008

オーガニックとエレクトロニックが共存したハイブリッド・グルーヴ

　Ave.to『Three Way Intersection』

Ave.to

ワシントンDCの注目クルーLow Budgetの一員でJazzy JeffのATOJ門下生であるプロデューサー/MCのOddisee、同じくプロデューサー/MCのThe Unknown、そして新世代ディープ･ハウス･ユニットT-Kolaiで活躍するプロデューサー/フルート、サックス奏者のKolaiの3人を中心としたスーパーグループ、Ave.To。

美しいビートながらも、いわゆる典型的なヒップホップ･ファンの趣向とは異なる一風変わったビートを大量にストックしていたOddiseeとThe Unknownの「ヒップホップのエレクトリクなビートとミュージシャンによる生演奏を一緒にする」という当初のアイデアをKolaiの持つミュージシャンとしての経験・豊富な人脈を利用することでAve.Toにしか出せない独自のサウンドを形成。

トランペットの響きとグルーヴィーなビートが重なり合う「Mama's Koolaid」、生音と浮遊感漂うシンセサウンドが絶妙な奥行きを創りだすジャジー･チューン「Sand To The Beach」、スリリングで前衛的な展開を聴かせる「Mass Transit」と頭の3曲だけでもグイグイと引き込まれ、気づけばAve.Toの世界にドップリ。そして確かな技術を持つ腕利きミュージシャン達の生演奏と、ヒップホップのアートフォームであるサンプリングと打ち込みによるハイブリッドなサウンドに思わずウットリ･･･。

* ボーナストラック2曲収録。
* ドキュメンタリー、PVを収録したボーナスエンハンストCD付の2枚組仕様。

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【関連作品】

　Oddisee『101 (One O One)』
Low BudgetクルーのメンバーでワシントンDCシーンを牽引するプロデューサー/MCのOddiseeの新作はPhonte、J-Live、Jean Grae、Roddy Rod（Maspyke）といったMC陣と録り貯めていた楽曲を集めたもので、本人のブログサイトのみで期間限定で配信していたもの。これらをJazzy Sport盛岡のDJ Chokuがさらに厳選し、日本独自企画盤としてリリース。ATOJ直系の洗練された独特のビートとソウルファンのツボを突くようなサンプリング術が堪能できます。

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　Pat D『Take A Little Time』
Pat D & Lady Paradoxでデビューを果たしたイギリスの若きトラックメイカーPat Dの待望のファースト・ソロ・アルバム。UKのThink Twiceとも呼ぶべきソウルフルで美麗ピアノ・ヒップホップ満載です。

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　Five Quartz『Cosmic Underground』
日本人トラックメイカーFive Quartzのフル・アルバムを一言で言えば、HipHop×エレクトロニカ×ブレイクビーツ。宇宙をキーワードに自らベースやギターを演奏した天才肌！

　G Frequency『Let's Begin』
長年、ジャズ･ファンク･バンドで活動していた経験を活かした独特の感性によるサンプリング技術とドープなビート作りが特徴のアイルランドはダブリンの新鋭の 1stアルバム！

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　Jonesz『Season One』
SpecificsのThink Twiceが同じカナダの優れたアングラ・アクトを紹介する「プリゼンツ」シリーズ第一弾。マルチ・インスト奏者でもあるプロデューサー+MCというトロントの新鋭、Joneszのデビューアルバムが登場。 MySpace

　Hanif Jamiyl『Krushed Grapes』
MaspykeのMC、Hanifがソロアルバムをドロップ。ソウルフルで温かみのあるネタ使いのビートはソロでも健在。むせ返るほどセクシー＆ムーディーな逸品。あまり人に教えたくない漆黒グルーヴ。 MySpace

　Tanya Morgan『Bridge』
ソウルフルでブラックネス溢れるネタ使いとグルーヴィーなトラックで人気を博した Tanya MorganのニューEP。オールドスクーリーな「How Low」、自然体でよどみなく流れるマイクリレーが心地よい「Threemcees」など収録。 MySpace