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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - May 18th, 2008 -

Sunday, May 18th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  May 18th, 2008
 
 

Slim Gaillard and his Flat Foot Floogie Boys“Matzoh Balls” 2.36
Van Morrison CD The best of Bob Dylan’s Theme Time Radio Hour/Chrome Dreams CDCD5019 所収

  今回の番組はたまたま異文化交流的な作品が集まったのです。まずはボブ・ディランのラジオ番組から選曲された’非公式’な2枚組CDから、ノヴェルティ・ジャズ歌手とでもいえるスリム・ゲイラードです。アフリカン・アメリカンの彼はここでユダヤ人しか食べないモツァ・ボ−ルという食べ物を褒め称えています。
 
 
 

Miles Alumni & Indian Musicians “Great Expectations” 8.37
Miles From India CD Miles From India/BMG BVCJ35111-2 所収

  Miles from Indiaというと、インドから遠く離れて、という意味と、インド出身のマイルズさんという意味が考えられます。この2枚組のCDに収められているのは、様々な時代のマイルズ・デイヴィスのバンドの卒業生たちとインドのミュージシャンの共演によるマイルズの音楽の解釈です。マイルズ自信は70年代のエレクトリック時代にはインドのミュージシャンを起用したこともありましたし、その時代の曲が多いですが、「カインド・オヴ・ブルー」空も3曲が選ばれているし、卒業生たちもあの時代のジミー・コブもいれば80年代バンドの要だったマーカス・ミラーもいます。この企画は予想以上に面白いです。
 
 
 

Cyro Baptista “Bird Boy” 6.42
Sekou Bembeya Diabate CD Banquet of the Spirits/Tzadik 7624 所収

  ニューヨークを拠点とするブラジルの打楽器奏者シロ・バプティスタがこのアルバムのテーマとしているのは’文化人食い主義’です。説明するのはかなり難しいですが、音は面白いです。ぜひお試しを。
 
 
 

John Zorn “Mystic Circles” 6.05
Warren Zevon CD The Dreamers/Tzadik 7366 所収

  こちらもシロ・バプティスタが参加しています。ジョン・ゾーンというと過激な印象があるかも知れませんが、ときにはこの人はびっくりするほど聴きやすいレコードを作ることもあります。このアルバムはジャケットだけ見たらタイトルも演奏者名も書いてなくて、日本風のかわいいアニメのキャラクターの絵がちりばめられています。音楽は全てインストゥルメンタルで分かりやすいですが、演奏しているのはゾーンの仲間、マーク・リーボー、ジェイミー・サフト、ジョウィ・バロンなどです。
 
 
 

Ned Sublette & Lawrence Weiner “Flatlands” 3.59
Lalah Hathaway CD Monsters From The Deep/Excellent EX8902 所収

  Cowboy Rumbaという知られざる傑作を作ったネッド・サブレットは最近作家活動が目立ち、キューバの歴史と音楽に関する本に続いてニュー・オーリンズの歴史に関する本も出版しましたが、その本のことを検索しているついでにこのCDを発見しました。Cowboy Rumbaより更に前に制作したもののようで、やはりラテンと他のジャンルを独自の感覚で合わせた作品ですが、ぼくと同じような変な趣味の方なら意外に好きかも…。
 
 
 

Stian Carstensen “New Smeseno” 5.43
Bob Marley & The WailersCD Farmers Market/W&W 910 056-2 所収

  ノルウェイのスティアン・カルステンセン率いるファーマーズ・マーケットはブルガリアの変拍子の多いダンス・ミュージックをジャズ感覚で演奏するユニークなグループです。5月25日、午後2時半から新宿のピット・インでコンサートをやります。この曲を聴いて好きな方は是非観てください。
 
 
 

Minga “Sama Doom” 9.27
Warren Zevon CD Palpitante!/Nbagi N-008 所収

  サックス奏者早坂紗知のミンガというバンドは5月30日に渋谷のクロコダイルでライヴを行います。メンバーにはセネガルのパーカショニストが3人入っているので、この曲で聴けるようなノリが期待されます。
 
 
 

Malouma “Rafi” 3.37
Warren Zevon CD Dunya/Rice MLR434 所収

  最後にモーレタニアの歌姫マルーマです。先週に続いての紹介ですが、彼女の活動を描いたドキュメンタリーがアフリカ映画祭で上映されます。詳細はwww.cinemaafrica.comでどうぞ。
 
 
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