ひぐらしのなく頃に

Tuesday, March 18th 2008

昭和58年初夏。
ここは都会から遠く離れた山奥にある寒村、雛見沢村。
人口2千に満たないこの村で、それは毎年起こる。

――雛見沢村連続怪死事件――

毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇。
巨大ダム計画を巡る闘争から紡がれる死の連鎖。
隠蔽された怪事件、繰り返される惨劇。
陰謀か。偶然か。それとも――祟りか。

いるはずの人間が、いない。いないはずの人間が、いる。
昨夜出会った人間が、生きていない。そして今いる人間が、生きていない。
惨劇は不可避か。屈する他ないのか。
でも屈するな。
運命は、その手で切り開け。

『ひぐらしのなく頃に』
5/10（土）より、池袋シネマサンシャイン・渋谷Q-AXシネマほか全国公開!!
http://www.higurashi-movie.com/

ストーリー

昭和58年5月20日。主人公「前原圭一」は、雛見沢村へ引越してきたばかり。かつてのダム闘争で寂れたこの村は、新しい村人が増えることを快く歓迎してくれた。
明るく社交的な圭一は、学校でもすぐにクラスメートと仲良くなってゆく。世話好きなレナ、リーダー格の魅音、下級生の沙都子や梨花。
都会からやってきた圭一にとって、この村での生活は驚きの連続であり、かけがえのない仲間との他愛のない日常は永遠に続くかに思えた。
雛見沢村にまつわる、ひとつの謎を知るまでは……。

「5年前、ダム工事の現場監督がバラバラにされて殺された。」

ある人物の一言、ひとつの行動を境に、世界は歪み始める。
豹変する仲間たち。追い詰められる圭一。
誰を信じて、誰を疑えばいいのか。
圭一の運命は予測不可能な事態へと突き進んでいく…。

作品紹介

怪物サウンドノベルゲームが、スクリーンで妖しく甦る
PC用同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』。2002年夏に序章である「鬼隠し編」が発表されるや、ブログ、BBSなどを中心に熱狂的な支持を集める。その後、足掛け4年に渡り全8編が発表され、「祭囃し編」にて完結を迎えた。
4本の出題編と4本の解答編からなるシリーズは、ゲーム発売当初、正解率1％という数字をたたき出し、視聴者の挑戦意欲を掻き立てた。また、のどかな村での毎日が一転、今まで身近な存在だったクラスメイト達が恐怖の対象に変貌する物語は、驚きが各所に張り巡らされ、抜け出る隙を与えない。

監督・脚本は、『富江』『吉祥天女』の及川中。身の回りで起こる事件に翻弄され、疑心暗鬼に陥っていく前原圭一を前田公輝がリアルに演じる。彼を取り囲むクラスメイトには、飛鳥凛、松山愛里、あいか、小野恵令菜（AKB48）など、フレッシュなキャストたちが抜擢、各キャラクターの個性と、後半で一変して狂気を見せる恐ろしさを見事に演じ分けるている。さらに、杉本哲太、川原亜矢子らベテランが秘密めいた大人たちを演じて脇を固め、物語に凄みを与る。