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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - Jan 27th, 2008 -

Tuesday, January 29th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
 
  Jan 27th, 2008
 
 

Andy Palacio “Aguyuha Niduheñu” 5.12
Andy Palacio CD Watina/Rice CBR337 所収

  中米の小国ベリーズ出身の歌手、アンディ・パラシオは1月19日、脳卒中のため47歳で亡くなりました。去年発表された彼の新作「ワティナ」はワールド・ミュージックの世界では大きく注目され、この番組でも紹介していましたが、本当に残念でした。アフリカの文化をずっと維持してきたガリフナ民族のアイドルとしても意義深い活動を続けていた彼の音楽をぜひ多くの方に聞いて欲しいです。
 
 
 

Elvis Costello & Nick Lowe “Baby It’s You” 3.09
Ojos de Brujo CD Out Of Our Idiot/Demon FIEND CD67 所収

  これはリクエストに答えてかけましたが、懐かしい曲です。ビートルズがデビュー・アルバムでカヴァーしたシレルズのヒット曲で、作曲したバート・バカラックは2月に来日します。
 
 
 


Nat King Cole “That's All There Is to That” 2.27
Nat King Cole CD The Classic Singles/Capitol 92055 所収

  Clyde Otis obit
ここから番組の最後まで、先日83歳で亡くなったソングライター/プロデューサーとして50年代後半から60年代半ばにかけて華々しい活動をしたクライド・オーティスの追悼特集として構成しました。そのキャリアの幕開けとなったのは1956年にナット・キング・コールに彼が提供したこの曲でした。
 
 
 

Elvis Presley “Ain't That Loving You Baby” 2.22
Derek Trucks Band CD Elvis' Gold Records, Vol. 4/RCA BVCP7510 所収

  エルヴィス・プレスリーもクライドの曲を録音しました。これは58年エルヴィスが入隊する少し前、彼の初期のお黄金時代のものです。
 
 
 


The Diamonds “The Stroll” 2.26
Joni Mitchell CD Original Hits from the Soundtrack of American Graffiti/MCA WMC5 87-88 所収

  58年からクライド・オーティスはマーキュリー・レコードのプロデューサーとして雇われましたが、当時のアフリカン・アメリカンとしてこれは非常に珍しいケースです。彼がマーキュリーにもたらした数々のヒット曲のうちこれはごく初期のものです。
 
 
 

Priscilla Bowman & The Spaniels “A Rockin' Good Way” 2.11
 CD The Vee-Jay Story: Celebrating 40 Years of Classic Hits 1953-1993/Vee Jay NVS2-3-400 所収

  ソングライターとしてクライドが作ったこれはこのヴァージョンではなぜかヒットしていませんが、ゴキゲンなR&Bです。2年後にはダイナ・ワシントンとブルック・ベントンのヴァージョンで大ヒットすることになりますが…
 
 
 

Dinah Washington & Brook Benton “Baby (You've Got What It Takes)” 2.43
CD The Two Of Us/Mercury-Verve POCJ1579 所収
ダウンロードは Mad About The Boy, The Best Of Dinah Washington 所収

  これは60年、ダイナ・ワシントンとブルック・ベントンのデュエットでヒット。ソングライターとしてクライドの友人だったブルック・ベントンをマーキュリーに誘い、ダイナと組み合わせたことは、もしかしたらクライドの最大の仕事だったかも知れません。
 
 
 

Brook Benton “It's Just a Matter of Time” 2.19
Jose James CD 20th Century Masters - The Millennium Collection: The Best of Brook Benton/Mercury 541363 所収

  ソロ歌手としてもブルック・ベントンは多くのヒット曲を飛ばしましたが、これはその最初でした。
 
 
 

Dinah Washington “A Bad Case of the Blues” 2.37
XXXXX CD The Complete Dinah Washington on Mercury Vol 6 (1958-1960)/Mercury EJD2012-14 所収

  ダイナ・ワシントンは以前からマーキュリーに所属していましたが、クライドはプロデューサーとして彼女の多くのレコードも手がけました。
 
 
 

Aretha Franklin “This Bitter Earth” 4.31
Aretha Franklin “Can't You Just See Me” 2.00
Aretha Franklin CD Jazz To Soul/Columbia C2K 48515 所収

  60年代半ばのアリーサ・フランクリンはヒットには恵まれなかったのですが、後の彼女を知った上で改めて聞くと実にいいレコードが意外なほどあります。この2曲はクライド・オーティスがソングライター、そしてプロデューサーとしてとして提供した作品ですが、その後のアリーサを示唆するものが濃く出ています。
 
 
 

Aretha Franklin “A Change” 2.22
Aretha Franklin CD Aretha Now/Atlantic WPCR 25205 所収

  これはアトランティックに移籍した後のアリーサですが、クライドの曲をまた取り上げています。
 
 
 

Irma Thomas “Looking Back” 2.50
Irma Thomas CD A Woman's Viewpoint: The Essential 1970 Recordings/Kent CDKEND 260 所収

  時代は変わります。70年代にニュー・オーリンズの歌姫アーマ・トマスが録音したこの曲はブルック・ベントンとクライドが50年代に共作し、ナット・キング・コールが歌ったものです。
 
 
 

Irma Thomas “Till I Can't Take It Anymore” 3.24
Irma Thomas CD After the Rain/Rounder 11661-2186-2 所収

  60年代半ばのアリーサ・フランクリンはヒットには恵まれなかったのですが、後の彼女を知った上で改めて聞くと実にいいレコードが意外なほどあります。この2曲はクライド・オーティスがソングライター、そしてプロデューサーとしてとして提供した作品ですが、その後のアリーサを示唆するものが濃く出ています。
 
 
 

The Isley Brothers “Pop That Thang” 2.51
Steve Khan CD Brother, Brother, Brother/T-Neck ZK65221 所収

  そして最後にアイズリー・ブラザーズ、72年のアルバムからクライドと共作したファンキーなR&Bです。
 
 
 
 
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