押忍!パンク道場

Thursday, January 24th 2008

音楽 ロック&ポップス 押忍!パンク道場トップ 押忍!パンク道場 第14回

押忍!今回のマスト・ハヴ!
Rancid 『B Sides And C Sides』
インターネット税込価格: ¥2,100 カートに入れる

「PUNK SPRING 08」での来日も決定しているパンク界のカリスマ、RANCIDのレア音源集が電撃リリース!!! 2003年リリースのアルバム『Indestructible』以来、そして2004年に活動休止状態となって以降、初の音源発表となる本作は、デビュー以来彼らがリリースしてきたシングルEPのB面曲や、コンピレーション参加曲などを網羅した入魂の全21曲!!

<輸入盤 2008年02月15日>

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Rancid 特集!!

『Rancid』 4月に開催されるパンクスの祭典、“PUNKSPRING 08”のヘッドライナーとしての出演が決定しているRancid!!

2007年の1月にはジャパン・ツアーとして来日したことも記憶に新しいところですが、バンド自体は2004年に活動休止状態となっており、今回リリースされる『B Sides And C Sides』はバンド音源でいうと2003年リリースの『Indestructible』から約4年半ぶり!!

その間に、結成から15年間不動のメンバーだったドラムのBrett Reedが脱退し、 後任にはUsedの元ドラマーBranden Steineckertに決まるなどのニュースもありました。。。が、しかしバンドが休止していても、Rancidの影響力は様々なメディアや作品で盛り上がっていました!


そこで、今回はRancid来日までの復習も含め、過去の作品から関連作品までタップリご紹介します!!



 ■Rancid ディスコグラフィー■

Hype 『Rancid』
今となっては伝説の早過ぎたスカパンク・バンド、Operation Ivy(以下OPIV)での活動を終え、ホームレス同然の生活をしていたTim Armstrong。余りにも酷い生活を送っているから、とOPIV時代からの盟友Mattがそれを見かねて、もう一度バンド・マンとしてティムを社会復帰させた...という美談からスタートしたRancidの記念すべき1stアルバム。

Hype 『Let's Go』
一時期UK Subsに在籍した事もあるLars Frederiksenをギター/ヴォーカルとして加入させての2ndアルバム。突き進む事しか知らないカリフォルニア・スラッシュ・パンクの趣は前作同様だが、ポップで耳に残りやすい楽曲が目立つようになる。とはいえ軟弱になったなんて印象は微塵もなく、モヒカン、鋲ジャンの時代錯誤(失礼!でも格好イイ!)なルックスも相俟ってさらにコワモテに! 

Hype 『And Out Come The Wolves』
歴史的名盤となった3rdアルバム。前身のOperation Ivyから一貫して、時代錯誤ぶりを隠そうとしなかったRancidは、皮肉にもWスカコアWの重鎮という評価をものにした。Clashの正統的後継者とも言え、日本でも中毒者続出。90年代後半にはスカも流行ったけど、この腹の括り方はやはり稀有。

Hype 『Life Wont Wait』
98年、4thアルバム。前作からさらに音楽性の幅を広げた意欲作。ジャマイカで録音したせいもあるだろうが、スカ、レゲエの比率が増している。特に驚くのはダンスホール・スタイルのレゲエをやっているということだ。やはり様々な音楽を吸収していったパンク・バンド、Clashの面影もチラリと見えるところがおもしろい。

Hype 『Rancid (5th) 』
1作目同様、セルフタイトルでくるところなど気合漲るRancidの5th。原点を彷彿とさせながらRancidの現在形を示したともいうべきハードコアなもの!Dischargeら80''s UKハードコアの感触を思わせる怒涛の曲群。ほぼ1分代のファストな曲を矢継ぎ早に連発、でもってそんな荒っぽい中にも哀愁、ヨレた情感などが交錯するサウンド。

Hype 『Indestructible』
アルバム全部を聴き終えた時点での印象はこれまでのRancidの集大成でありつつ、楽曲のクオリティは過去最高。名盤の誉れ高い『And Out Come the Wolves...』ばりにポップでキャチーなメロも復活しているし、前作でのUKハードコア路線もさらにビシっとキマっている。スカやレゲエ、果てにはマカロニ・ウェスタン調の楽曲まであるヴァラエティの豊かながら散漫な印象を受けないのがRancidの巧さだろう。

Hype Nofx / Rancid『Byo Records Split Series Vol.3 』
Fat Mike談によると、企画者BYO側から「Lag WagonあるいはPennywiseとのスプリットやってくれない?」と当初は打診があったみたいだけど「それは勘弁してくれ、奴らとは音がカブりすぎてる(笑)」と断ったらしい。そんでMikeがご指名したバンドがOperation Ivy時代からの盟友、Rancid!そりゃあ、たがいに心が通った同士、痒いところに手が行き届いた熱いカヴァー大会になりました!



■■■ Rancid 関連作品!!■■■


Punk's Not Dead > DVD 『Punk's Not Dead』
生涯を通じてパンク・シーンと深く関わってきたSusan Dynner氏が監督&制作している、要するに『パンクは死んだ』… かどうかを歴史とバンドを追いながら検証していくドキュメンタリー作品。パンクの過去を振り返るドキュメンタリー作品は数あれど、現在進行形で追ってゆく作品はめずらしく、パンク界から総勢100バンド、使用楽曲全85曲をフィーチャーしているというまさにパンクスのための映画!! 特典モリモリの完全限定ボックスがオススメ!!




リブ フリーキー! > DVD 『リブ フリーキー! ダイ フリーキー!』
世紀の殺人鬼チャールズ・マンソンとそのファミリー(信者)による狂気の殺人事件を、パペット・アニメーションで映画化!?プロデューサーはRancidのティム・アームストロング!!声優にはGreen Dayのビリー・ジョー・アームストロング(マンソン役)はじめ、Go-Go‘sのジェーン・ウィードリン、Blink182のトラヴィス・バーカー、Good Charlotteのベンジー・マデン、Lunachicksのテオ・コーガン、錚々たるミュージシャンが声の出演!さらアーシア・アルジェント、ケリー・オズボーンも重要な役で出演!!





Give 'em The Boot > Various 『Give 'em The Boot』
故joe Strummerによる熱いコメントで幕を開ける映像作品!Timが監督を務めた作品で、もちろんレーベル所属バンドのヴィデオを集めただけのようなおざなりなものではない。Joeの隣で嬉しそうな表情をしてはにかむTim、Don Letts撮影によるMescalerosの映像、Rancidをバックに“No Fun”を熱唱するIggy Popなどなど...ハンパない映像が1枚のDVDというメディアにパツンパツンに詰め込まれている。




Operation Ivy > Operation Ivy 『Energy』
Rancidの前身バンドとして有名な(TIM’LINT’ARMSTRONG vo.g.、MATT FREEMAN b.が在籍)伝説のスカ/パンク・バンドがLOOK OUTレーベルから1989年に発表したアルバム。昨今USでのスカ・ブームはメジャーを巻き込んでスゴイことになってますが、そのスタイルに必然性を感じないような便乗組が居ることも事実。10年以上も前にこのサウンド、初期パンク〜ツー・トーンの精神をUSで継承してた彼らのサウンドは当時カルト人気に留まったが、今こそ聴かれるべきだろう。




Tim Armstrong > Tim Armstrong『Poet's Life』
気合いの初ソロ・アルバムはRancidの基盤であるスカ/レゲエといったサウンドに重点を置き、更にリアル感を増すために、何とすべてイッパツ録りで録音!Timnoシャガレ声にユルユルノサウンドがもうドンピシャ!初回仕様限定盤にはアルバムに収録された楽曲、全曲のヴィデオ・クリップを収録したDVD付き!しかも未発表映像が20分も収録!!Rancid ファンは何が何でもマスト!!




Skye Sweetnam > Skye Sweetnam 『Sound Soldier』
16歳でデビューし大ブレイクした新世紀ガール・ロック、ちょっと大人になったSkye Sweetnamの待望のセカンド!新作はAvril Lavigneを手掛けたヒット・メーカーThe Matrix!!さらに先日リリースされたRancidのTim Armstrongのソロ・アルバムにSkye SweetnamがコーラスやPVで参加していたということもあり、今回はTimがSkye Sweetnamをがっつりサポート!!また、キュートな18歳のフィメール・ラッパーAk'sentもフィーチャリング参加!!これはかなりの注目盤!




Aggrolites > Aggrolites『Reggae Hit La』
Timが今一番影響を受けていると公言しており、ソロ作でも参加しているAggrolites!!古きよき60年代レゲエをバック・ボーンにアメリカン・ソウル&ファンク・テイストを絶妙にブレンドした"ダーティー・レゲエ"バンドの通算3枚目!Timのソロ作が気に入ったファンならこちらもマストです!!



Rancidがヘッドライナーに決定しているPUNKSPRINGのニュースはコチラ…
> パンク道場 PINKSPRING特集!


   新作情報!!

 
 
  Attitude Adjustment/American...  
 
Attitude Adjustment/American...
80’S クロスオーバー・HCの名盤!サンフランシスコ産伝説のクロスオーバー・スケートスラッシュバンドA.Aの2007年10月に復活ライブを行った彼らを祝して、暫く廃盤だった名作が待望の限定再プレス!ボートラ10曲追加!
 
 
 

 
 
 
  Dirty Money/No Escaping This  
 
Dirty Money/No Escaping This
話題沸騰中のオニヤバ・ハードヒッターDirty Money!Cro Mags、Leeway、MadballからBiohazardまで偉大なる先人達のオイシイところを濃厚に凝縮して搾り出した"NEW meets OLD"なNO SCHOOLなHCスタイル!シャ・レ・オ・ツ!
 
 
 

 
 
  Hot Water Music/Till The Wheels  
 
Hot Water Music/Till The Wheels
ジャケもお馴染みScott SinclairによるHot Water MusicのBサイド+レア・トラックを含収録した編集盤!メンバーの3人は現在モロにHot Water直系のDraftでも活躍中ですが、彼らが後のパンク・シーンに及ぼした影響は計り知れません!
 
 
 

 
 
 
  Loved Ones/Build & Burn  
 
Loved Ones/Build & Burn
パンク、オールドスクールメンツによるバンドの2作目!今作もキャッチーなフックとコーラスに乗ったダークでエモーショナルな歌詞がたまらない哀惑感!GreenDay,Hot Water Music,Elvis Costelloが好きな人にはオススメ!!
 
 
 

 
 
  Drop Dead Gorgeous/In Vogue  
 
Drop Dead Gorgeous/In Vogue
わめき散らすスクリーム、そしてハイトーンな歌唱がギリギリのバランスで成り立っていかのようなスクリーモ・サウンド…今後確実にメインストリームで革命を起こすであろうバンド!こちらの国内盤には、デビューEP『Be mine Valentine』収録曲をすべて収録!
 
 
 

 
 
 
  Secret Lives Of.../Weeken..  
 
Secret Lives Of.../Weeken...
Thursdayののフロントマンが運営するレーベルAstro Magneticsを離れ、新たにVictoryと契約したSecret Lives Of The Freemasonsのニュー・アルバム!総勢6人が織り成す、スクリーモでダンサンブルが楽曲は非常にカッコイイ!!
 
 
 

 
 
  Forus/Aarron's Revolution  
 
Forus/Aarron's Revolution
新たな高速メロディック・バンドの新星が登場!Bevedereに影響を受けていると公言しているが故、そのサウンドはBeleveサウンドを継承し、非常にテクニカルで重く速い! メタリックなギターのフレージングはそれをも上回る勢い!実力は折り紙付き!!
 
 
 

 
 
 
  Four Letter Lie /What A Terrible  
 
Four Letter Lie /What A Terrible
Victory所属の5人組エモ・ロックバンド、Four Letter Lie新作!セカンドとなる今作はUnderoathやcopelandを手がけるMatt Goldmenwをプロデューサーとして迎え入れ、前作よりも力強く、随所にセンスが光るタイトなサウンドに仕上がっています!
 
 
 



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パンク/ハードコア新作