マルチバイ･マスターへの〜道〜 Vol.6

Monday, January 21st 2008

不定期更新のマルチバイ･マスターへの〜道〜第6弾！

hmv.co.jp.の人気セール「輸入盤CDマルチバイセール」を駆使して輸入盤CDを買いまくるというマニアックな無謀企画、 遂に復活！輸入盤CDをまとめて安く購入できるのは嬉しいものの、当方の財布は既に悲鳴を上げています（一週間 ブランクが空いたのも、年始のお年玉攻撃に合い撃沈していたため）。担当者ギブアップ寸前のこの企画、果たしていつまで続くか･･･？！
購入商品は完全に個人的趣味ですので、ブラック･ファンはお買い物のご参考に、それ以外の方はヒマつぶしにどうぞ〜。

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○月×日

久々に復活したマルチバイ（今回は「輸入盤CDどれでも3点買うと25％オフ」）を使って一発目のお買い物。 ところが、ヒップホップ/R&Bファンならご存知のことと思いますが、年末の鬼のようなリリースラッシュが過ぎ去り、現在USシーンは閑古鳥状態。 思い悩んだ末、昨年買いそびれたアルバムやら知り合いのオススメ盤などをチョイスしたら、いつも以上に ディープなラインナップに。いいのか、これで･･･オレ。


さて、本日入手のブツはCD4枚。 左上→右上→左下→右下
Brown Boy『So Radio』
JT The Bigga Figga 『Mr Vice President』
Gangsta Pat『Story Of My Life』
Charlie Manhattan 『Manhattan Project』




お買い物合計金額は、税込7533円。マルチバイ割引きは1502円でした。

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　Brown Boy『So Radio』
毎度良い作品を提供してくれるBrown Boyのニュー・アルバムを入手！今回も一車に一枚な、ドライブ時のBGMに最適な、タイトル通りのラジオ・ライクな1枚。いきなりオープニングの「I'll Be There」からがっちりリスナーの心を掴み、 BEPか？！と突っ込みが入りそうな「Party All The Time」、とろけるようなスロウ・ジャム「Mr Right」、 「ウラララ〜」とあのフレーズも飛び出すサウス・トラック「Stunna」、MC MagicとNino Brownをフィーチャーした爽快R&Bソング「I Like The Way」・・・ともう、これでもかってなくらいのメロディ・ラインの良さと身を委ねたくなるようなビートに膝も腰もガクガクにされます。この際どっかで聴いたことあるぞ〜というのは抜きにして（「ラジオ」だしね）、楽しんじゃいましょう！プロデューサーはBrown Boy本人とお馴染みのFingazz中心。メロウ・ラップを期待している人にはうってつけ。デジパック仕様でした♪ 買ってよかった度★★★★★



　JT The Bigga Figga 『Mr Vice President』
ウィッシュ・リストにずっと入れたまま忘れてしまっていたブツ。 メインストリームの西代表がSnoopならJTは10代の頃から自分でレーベルを興し、誰に媚びることなくメイクマネーを続けてきたストリートを牛耳る西代表といったところでしょうか（インナースリーヴの写真は一切笑顔なし）。そんなキレ者JTをSnoopがエグゼクティブ･プロデューサーとしてバックアップしたのがこのアルバムです。最初、Snoop（Niggarachi）とBattlecatプロデューサーとして参加という話でしたが、クレジットには発見できず。全体的な印象はJTのイメージそのままなクールで哀愁漂うG盤で、Gファンクやハイフィーを取り入れた楽曲から、女性ヴォーカルやボコーダ−使いの西海岸らしい爽快なメロウ系まで、「西海岸」サウンドを絶妙なさじ加減でブレンド。 買ってよかった度★★★★★



　Gangsta Pat 『Story Of My Life』
メンフィスシーンのパイオニアの一人、Gangsta Patの97年リリースのアルバムを今さらながら購入。Gangsta Patはベースもギターもキーボードもスクラッチ（！）もプロデュースもエンジニアも全部自分でやってしまう天才肌のマルチ・アーティストで、多くのクラシックを残しています。本作はそんな中でもかの『Gangsta Luv』誌にも掲載されていた名盤。冒頭の曲「No Sympathy」からして暗い。続く「Sittin On Tha Porch」も暗くて不穏。何が君の身の上に起こったのかと思うほど暗い。しかし「Mind On My Money」辺りからグイグイっと引きこまれます。男女ヴォーカルが絡んだGファンク系のしっとりタイトル・チューン、Tony Toni Tone「(Lay Your Head On My)Pillow」ネタのメロウな「Keep It Real」、ファンカ名曲「One Nation Under A Groove」のフレーズをフックに使った「Untouchable」、彼の敬愛する2 Pacにも通じる哀愁Gトラック「G's Aint Suppose to Cry」など、暗さの中にもそこはかとなく流れるメロウ感がとてもやるせないです。他の旧譜も買わねば･･･。 買ってよかった度★★★★★



　Charlie Manhattan 『Manhattan Project』
サンフランシスコのラッパーのデビューアルバム。プロデュースは全曲Mr Laid & Chillblack（1曲だけ共同プロデュース）ということで統一感は抜群。 ミニマムなトラックの「Right Here」やDeele「Two Occasions」使い「Two Occasions」のチープなシンセ・フレーズ、エコー使いなどスカスカ感が妙に新鮮。殿下直系ファンクトラック「Now/Later」、Calita Talley嬢のセクシーなフックとボンサグを彷佛とさせる甲高くスムースなCharlie Manhattanの高速ラップの組み合わせが最高な「Taxi」、チルタイムにばっちりハマるメロウな「Thinking Of You」、王道ウェッサイ・ファンク「Bump」も聴き逃せません。ローカルシーンはまだまだ奥深い。 買ってよかった度★★★★

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その他最近入手した/気になるブツ

　『ロンゲスト ヤード』
Nelly出演のこの映画、ようやく見ることが出来ました。ホントはアダム･サンドラー目的ですが。ボブ・サップの役どころが微笑ましかったです。

　『魁!!男塾』
宮下あきら先生リスペクトをこめてモバイル限定ニュース『魁!!ヒップホップ塾』を毎週月曜日に更新しておりますが、なんと実写映画化(1/26全国公開）！当方の周辺でも話題沸騰中である！！ ⇒　映画オフィシャルサイト

　髭男爵『ルネッサンス: 逆に聞こう!!何が面白い!?』
先日「ガキの使い」に出ていた彼ら。買ってしまいそうな妙な価格設定も気になる。

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