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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - Jan 6th, 2008 -

Tuesday, January 8th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 
 
 
  Jan 6th, 2008
 
 

John Doe “Pressing On” 5.56
John Doe CD I’m Not There/Sony SICP1651-2 所収

  若い頃のボブ・ディランを描いた映画I’m Not Thereのサウンドトラックから、ディランが一時的にキリスト教徒になってゴスペル的な内容のアルバムを出していた80年前後の曲。歌っているのはXというグループのリード・ヴォーカル、ジョン・ドーです。
 
 
 

Sharon Jones & The Dap-Kings “Nobody’s Baby” 2.21
Sharon Jones & The Dap-Kings CD 100 Days, 100 Nights/P-Vine PCD93008 所収

  エイミー・ワインハウスのバックを付けていることで注目を浴びているブルックリンのダップ・キングズと、数年前から彼らと共に活動している現在51歳のシャロン・ジョーンズ。このコンビによるファンキー・ソウルは本物です。
 
 
 


Queen Esther “Think” 4.11
Queen Esther CD The Harlem Experiment/P-Vine PCD93039 所収

  ハーレムを拠点とする様々なミュージシャンが集まった面白い企画アルバムから、個人的に初めて知った女性歌手クイーン・エスターが歌うジェイムズ・ブラウンの往年のヒット曲。
 
 
 

Queen Esther “Help Me” 3.20
XXXXX CD Talkin’ Fishbowl Blues/El Recordings EL2318-2 所収

  クイーン・エスターに興味を持って調べてみたら、彼女のソロ・アルバムもありました。割とロックよりのサウンドですが、この内省的な感じの曲がとても気に入ったのです。
 
 
 


Shirley Scott “I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free” 6.22
Shirley Scott CD Shirley Scott & The Soul Saxes/Atlantic (Bomba) BOM24073 所収

  女性オルガン奏者として60年代に人気があったシャーリー・スコット。このアルバムをプロデュースしたのが、先日65歳で心臓発作のためなくなったジョエル・ドーン氏でした。彼はアトランティック・レコードのスタッフ・プロデューサーとしてローランド・カーク、ユセフ・ラティーフ、エディ・ハリスなどをはじめ、個性的な作品の数々を世に送り出した偉人でした。
 
 
 

Leon Redbone “Lazybones” 3.06
Leon Redbone CD On The Track/Warner Bros 2888-2 所収

  ぼくがジョエル・ドーンという名前を知ったのは多分この作品だったと思います。レコード店の店員に薦められて、ジャケットが面白そうなので買ったのですが、リオン・レッドボーンという男がどんなミュージシャンか全く知りませんでした。すぐに大ファンになりましたが、同時に「覆面アナウンサー」と称するプロデューサーにも興味を持ちました。
 
 
 

Roberta Flack “The First Time Rver I Saw Your Face” 5.19
Roberta Flack CD The Very Best of Roberta Flack/Atlantic WPCR12327 所収

  1969年に出た時点でロバータ・フラックのデビュー・アルバムは多くの音楽関係者にも普通の音楽ファンにもほとんど注目されなかったようですが、72年にクリント・イーストウッドが自分の監督作品Play Misty For Meの中で、もともとイギリスのフォーク・ソングだったこの曲を使った結果、ロバータが大ヒットを記録し、その後スターへの道を進むことになったのです。ソウルやリズム&ブルーズとは違った個性を持つ彼女のような黒人女性に録音のチャンスを与えたのもジョエル・ドーンでした。
 
 
 

Allman Brothers Band “Please Call Home” 3.59
Marc Cohn CD Idlewild South//Capricorn PHCR94002 所収

  もう一曲だけジョエル・ドーン関係で行きましょう。死亡記事では彼がオールマン・ブラザーズを発掘云々と書いてあったものもありましたが、それは多分間違いだと思います。でも、一曲だけ、彼らの2作目のアルバムの中で彼がプロデューサーとクレジットされているものがあります。これです。
 
 
 

Charlie Christian “Rose Room” 2.46
Charlie Christian CD from Crossroads fest DVD 所収

  オールマン・ブラザーズの今のギタリストはもちろんウォレン・ヘインズとデレク・トラックスです。そのデレクがエリック・クラプトンのツアー・バンドにも参加していた去年、クラプトン主催のギター・フェスティヴァルに出ましたが、彼のバンドでデレク&ザ・ドミノーズのこの名曲を演奏しました。歌はデレク・トラックス・バンドのマイク・マティソンとデレクの奥さんでもあるスーザン・テデスキです。
 
 
 

Yonrico Scott Band “Elegant People” 6.48
XXXXX CD Turning The Corner/ (www.hittinthenote.com) 03117017 所収

  ヨンリーコ・スコット・バンドは結局デレク・トラックス・バンドの半分です。ドラマーのヨンリーコ、ベースのトッド・スモーリー、そしてキーボードのコーフィ・バーブリッジが中心で、曲によってゲストが参加する形です。このCDは多分オールマン・ブラザーズのサイトでしか入手できないかも知れません。曲はウェイン・ショーターがウェザー・リポート時代に作ったものです。
 
 
 

Angelique Kidjo “Lonlon (Ravel’s Bolero)” 5.09
David T. Walker CD Djin Djin/EMI TOCP66709 所収

  最後に先日来日もした西アフリカのベナン出身のアンジェリーク・キジョーの新作から。お馴染のこのメロディは彼女のヴォーカルで聴くと不思議と彼女のために書かれたような気になってしまうのです。
 
 
 
 
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