BBCが選ぶブレイク候補No.1新人！

2008年1月8日 (火)

毎年恒例となっている英BBCがその年にブレイクするしそうな新人アーティストをランキング形式で発表する「Sound Of～」の2008年度版「Sound Of 2008」が発表となりました！

この「Sound Of～」とは、批評家、エディターなど150人の音楽関係者の投票によって“有望な新人アーティスト”を選出するもの。過去にはMika（2007年）、Corinne Bailey Rae（2006年）、Bravery（2005年）、Keane（2004年）などが1位に選出。1位にならなくともFranz Ferdinand、Klaxons、Razorlight、Bloc Party、KT Tunstall、Clap Your Hands Say Yeahなどトップ10に選出されたアーティストはほぼブレイクすると言われていて信頼性が高いランキングです。

そして、今回発表されたのが以下のアーティスト！

1. Adele
2. Duffy
3. The Ting Tings
4. Glasvegas
5. Foals
6. Vampire Weekend
7. Joe Lean and the Jing Jang Jong
8. Black Kids
9. MGMT
10. Santogold

やはりトップ10とはいえ、まだまだ日本では聞いたことのないアーティストばかり。そんな中から注目のアーティストピック・アップ！

Adele

1位に選出されたAdeleは昨年末あたりから徐々に話題となっている女性シンガー。サウス・ロンドン出身の19歳で、アコースティックなサウンドと包容力のあるスモーキー・ヴォイスが辛口評論家達の間でも高評価！1月28日に＜XL Recordings＞からリリースされるデビュー・アルバム『19』を前になんと、BRIT AWARDの「Critics' Choice」を受賞しています！さらに噂に名高い彼女のパフォーマンスを目にするチャンス！2月に行われるレーベル・メイトJack Penateの来日公演のオープニング・アクトとして来日することも決定しています！
（※Critics' Choiceは今年から新設されたものでその年にデビュー・アルバムをリリースするアーティストから最も売れそうな人を選出するというもの）

Duffy

2位のDuffyもウェールズ出身の23歳の女性シンガー。シングル"Rockferry"はあのBernard Butlerがプロデュース＆ソングライティングを手掛けていて耳の早い音楽ファンの間では注目されています！新世代のDusty Springfieldとの声もありパワフルな歌声が特徴的。

Foals

5位のFoalsは昨年末に『Foals Ep』で日本デビューを果たしたオックスフォード出身の5人組バンド。NMEでも早くからプッシュされていたので意外と知っている人は多いかもしれません。虫の音と表現するライト且つ今迄聴いたことがないギターと跳ねるビートが織り成すディスコ・パンク・サウンドが話題！

6位のVampire WeekendはNYブルックリン出身の4人組バンド。変則的なアフロ・ビート、サンプルっぽいキャッチーなギター、ハイトーンなボーカル、ポップなシンセを混ぜまくる、今まで全く無かったようなマッシュ・アップ・サウンドを披露！インディー・ポップからアフロまで、そしてパンクをも飲み込んだその雑食スタイルがスゴすぎる！

7位のJoe Lean And The Jing Jang Jongは元PipettetsのドラマーだったJoe Leanを中心に結成されたロンドン出身の5人組バンド。いかにもイギリスらしいといったギターサウンドとメロディが注目度高し！なんとこちらは3月のBritish Anthemsでの来日が決定！

8位のBlack Kidsはフロリダ出身の5人組で2位のDuffyと同様にBernard Butlerがプロデユース！ちなみに15位にランクインしたCajun Dance Party（まだ高校生で今年卒業予定だとか！）もバーナードがプロデュース！

今年は女性アーティストが3組もランクインと大健闘を見せたかわりに正統派のUKバンドが影を潜めた感じになっています。果たして2008年この中からブレイクするのはどのアーティスト！？