輝け！2007年 HMVオンライン大賞 -パンク/ハードコア編-

CD Seeds Of Rainbows
dustbox

数あるメロディック・バンドの中でも、ひときわ美しいメロディと、安定したサウンド、そして澄み映えるボーカルで、文句なしに人気、実力のあるdustbox。

そんな彼らの4枚目となるフルアルバム。前作の延長という形ではなく、あくまでも前進を意識したまっさらな作品。もちろんメロディックなパンクサウンドという枠は外すことなく、しかし確実に彼らにしか出せない音というものを追求しています。彼ららしい究極の綺麗なメロディは今回も健在。丁寧にこだわりをもって作り出された音たちは、まるで感情を持っているかのように、そこに美しい世界を描写します。今作に限ったことではないですが、音源としての完成度の高さには驚かされます。

CD Rings
Hawaiian6

Hawaiian6待望の新作登場！いつだって待望です！振り返ることなく走り続けた3人、気が付けば10年という月日が流れていた。Rings＝年輪、結束、輪廻、このタイトルに込められた気持ちが何であろうと、その内容に触れれば理解できた錯覚に陥る。10年を振り返ると、誰もが生きてきた歴史というものがそこにあるのだ。リスナー1人に対して直接訴えるサウンド、歌詞、アートワーク、1人の共感がまた1人を繋ぎ、やがてその輪は無意識の中で広がっていく。まさにRings。

彼らの叫びは、歌詞の枠に収まらない。英詩であるがゆえ、対訳でその内容を知ったうえで聴く人もいれば、もちろん、英詩でそのまま理解できる人もいるだろう。しかし、その一言一句の意味が分からなくとも、そのサウンド、メロディ、歌から放たれる魂の波動が直に心に伝わる。(続きを読む)

CD ぶっ生き返す
マキシマム ザ ホルモン

前作『ロッキンポ殺し』から2年ぶりとなるアルバム。このところすさまじいスピードで進化しているマキシマム　ザ　ホルモン。システムオブアダウンも真っ青のへヴィロックをお茶の間に届けちゃう外道っぷりにおもわず脱帽です。ひたすらヘヴィなのに、とことんポップ、グルーブ感を増した演奏。まさに油のりまくり、いや脂のりまくりのホルモン、間違いなく傑作です！太っ腹の“ぶっ殺し”(2564)価格！

CD Abyssal
Envy

世界中で絶賛の声を持って迎えられた前作『insoniac doze』初期の頃から作品は徐々に変化し、よりシンプルとなり、感情を凝縮したようなサウンドはある種の到達地点まで上り詰めている。そんな中で発売される全4曲収録のこの新音源、特に圧巻なのは約10分にも及ぶ「A road of wings the water builds」、壮大で激しく美しい現在のenvyの全てが詰め込まれたような作品です。

CD Third Time's A Charm
Ken Yokoyama

待ってました！横山健3rdアルバム！！作品を出すたび、かなり高い期待を抱いて待っている分、もしやの不安もあったりする。しかし、いつだって、期待通りの作品で答えてくれる。以上でも以下でもない。まさに欲しかった音楽で私たちの前に現れてくれる。そして、もちろん今回も期待通り！！ 毎回同じような事を言ってしまいますが、今回も、どれをとっても名曲ばかり。彼が作り出すのは、「2分半のパンクソング」であるが、「2分半のポップソング」と言ってもいいぐらい、強力なフックがある曲が勢ぞろいした。そして、詩も含めて、より聴かせる仕上がりになっている。 　(続きを読む)

CD Scafull King
Scafull King

2007年活動10周年を迎えるScafull Kingのなんと初となるベスト。これまでにオリジナルアルバムを3枚リリースするが、2001年突如として活動を休止。その後はメンバーが各々のプロジェクトを展開。メンバーはそれぞれFRONTIER BACKYARD、BRAZILLIANSIZE、ERSKIN、SHOULDER HOPPER、そしてソロと活躍中ではあるが本隊はいまだ活動休止中。ついにケムリまでもが解散決定となってしまった2007年、このベストは復活の狼煙なのか！？

彼らのソロプロジェクトは知っていても、Scafulll Kingは知らん"という世代もいることでしょう。そんなキッズ達のために！またはオンタイムだったアナタの為にも、今一度Scafull Kingの全てが詰まったまさにBestな1枚です。

CD What It Makes
Package Bomb!!

ものすごく楽しい!!すごくイイbandが出ました!!!これは表に出していかなければいけないBandです。気持いい心地よいメロディ、軽快なリズム、熱い音･･･。才能を強く強く感じます。曲のタイプも色々あり、おもしろい作り方をしてます、流れとか。溢れんばかりの情熱は爆発寸前!!間違いなくメロディックパンク界今一番の有望株でしょう。ここでやっと紹介。Lastrumからメロディックパンク系専門レーベル「CARBURETOR records」第一弾アーチスト。水戸、宇都宮を中心に活動中。　

CD Oath And Night War
Over Arm Throw

「遂にです！お待ちいただいただけの十分なエネルギーに満ち溢れた、メンバー自身、心からの1st Full Albumが完成です！
日本という国の四季折々な面持ち、人の強さ弱さ、同士、仲間･･･、そんな身近にある“心”を歌い奏でた待望の作品です。1stシングルからの再録、カバー2曲を含む全13曲収録。前3作から脈々と流れるOver arm Throwならではの感覚を最大限に生かし、枠にとらわれない、フリーダムな楽曲達。幅広い音楽性と情景を描き出すような楽曲、そこに映える歌、そのすべてを詰め込んだ、期待通りのアルバムです。
いやー、ホント、伸びがあって、生き生きしてて、いいアルバムです。しみじみ。

CD Bed And Board
Wrong Scale

心地よい疾走感はそのままに、絡み合う楽器の全てが彩りを加え、新たなるWRONG SCALEという音を確立する内容になっています。極上のメロディーが絡み合う、まさに最高傑作と言える大作の登場です！

USロック/パワーポップ/エモ/UKロック/パンクなど、色々な側面を持ちながら、独自のサウンドに集結しているWRONG SCALE。元REMINDの大西（Gu/Vo）を加えツインギターの4人編成となってからは、さらに“音”に「深み」と「厚み」を増している。うっとりする美しいメロディワークには“さすが”の一言！

CD Lost Generation
Glory Hill

6月に発売された1万枚限定のEP｢Everything e.p.｣がオリコン初登場トップ20にランクインし、一躍シーンに名を轟かせる事となったGlory Hill。ポスト・エルレと、世間を騒がすGlory Hillがついに本格臨戦態勢の恐るべきミニ・アルバムをドロップ!! EP収録の「Everything」から たたみかけるように疾走する「Cried Out 」、まさにエルレ・チルドレンな日本語詞による「Stardust」はエルレ“Missing”的な泣きのエモ・チューン。FALL OUT BOY辺りを彷彿させるメタリックな「Dying Place 」など、どれもが舌を巻くほどの完成度。フォロアーと一蹴してしまっては損します！